ドイツ生活 徒然記

ドイツでの生活も6年目がスタート。日々体験したことや感じたことを書いていきます。

ケルン大聖堂 #4 ホーエンツォレルン橋と対岸からの眺め

ケルン大聖堂に来たらやっぱりホーエンツォレルン橋を渡りたい!ということで橋を渡ってきた私の所感を書いておきたいと思います。

 

<目次>

 

間近で見たケルン大聖堂

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本当に大きい…巨大な大聖堂は橋の向こうから見るとどんな感じに見えるか、確かめに行ってきます!

 

ホーエンツォレルン橋

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人混みがすごい。。。

 

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人の量もさることながら、錠前の数も夥しい。。。

 

橋を渡ってみる

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かもめが整列してました。先頭にいるのは鵜かな!?

 

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対岸はこんな感じ。たくさんの人が休憩していました。

 

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離れて見ても圧倒的な存在感。

 

対岸からの眺め

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ちょうど逆光でシルエットのような感じになってしまいましたが、ケルン大聖堂と聖マルティン教会の塔がくっきりと浮かび上がって美しい眺めに。

 

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橋とケルン大聖堂。結果、なかなかうまいこと撮れませんでしたね。。。

 

まとめ

・ホーエンツォレルン橋のフェンスにはびっしりと錠前が付けられている

・ホーエンツォレルン橋を渡るには片道7分ほどかかる

・対岸からケルン大聖堂を撮影するのは難しい

 

正直期待していたような写真は撮影できませんでした。対岸の高い建物から撮影するのがよいようですね。私は疲労により(苦笑)撮影探求を断念しましたが、ケルン大聖堂へ行ったらぜひベストショットを追求してみてください。

 

 

ケルン大聖堂 #2 大聖堂の見学

ケルン大聖堂へ行った日は日曜日だったので、先に塔へ登ることにした私。ミサ進行中の裏側で塔へ登るのは、なんだか子どもがいたずらに忍びこんでいるような感じがしてなかなか面白い体験でした。塔から降りてへとへとになった後、大聖堂の中を少し見学したので写真を紹介したいと思います。

 

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大聖堂の入口。こてこての装飾が施されているゴシック様式です。

 

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重厚な扉もこの角度から見たら天使がライオンに寄り添っているみたい♡

 

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見てください、この祭壇までの距離。この大聖堂の巨大さが少し伝わるでしょうか。

 

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柱も極太です。

 

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これらの古典的なものとは対象的なステンドグラスがあります。戦争で消失したステンドグラスの代わりとして2007年にはめ込まれたのがドレスデン出身の画家、ゲルハルト・リヒターの作品です。

それがこちら。

 

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ケルン大聖堂現代アート。私にはいわゆる「モザイク」が神々しいものとの隔たりを作っているように見えます。私達人間には畏れ多くて直視できないものを隠しているような、そんな風に感じました。(あくまでも私見です)

 

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私は教会などに行くといつも、こういった床のモザイクタイルをよく眺めています。小さいころは光が差し込んでキラキラするステンドグラスの方が好きだったのですが、大人になった今はこういう地味な所に惹かれるようになりました。

 

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赤子のイエスを拝みにやってきた東方の三博士の聖遺物が納められているという棺。

何が納められているか気になる方はこちらの動画(ドイツ語)を見てみてください。

 

 

”Märtyrer"という単語がさっぱりわからなかったので調べたら「殉教者」のようでした。ということで、中身は3人の男性の骨と2人の殉教者の骨が入っているようですね。

 

今回は私の興味の趣くまま撮影した写真を紹介しましたが、もっとじっくり見学したらさらに興味深いものが見つかるかもしれません。ぜひ、現地に行って気になるもの、惹かれるものを探してみてください。

 

次回は宝物館の見学についてです!それではまた〜

 

駅近の観光名所 ケルン大聖堂#1 塔を登る

ドイツで人気の観光地と言えばケルン大聖堂デュッセルドルフからケルンへは電車で20分強で行くことができるので、先月デュッセルドルフ滞在中に日帰りで行ってきました。今回は塔についてご紹介したいと思います。

 

<目次>

 

駅近!ケルン大聖堂

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ケルン駅から降りると駅の目の前にこの大聖堂が建っています。

位置関係はこんな感じ↓

 

駅に降り立ち、巨大なこの大聖堂が目の前に広がる瞬間は忘れられません!

 

ケルン大聖堂の塔入口

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塔へのアクセスは大聖堂の中ではなく、こちらの階段を降りた先から入ります。ちょっとわかりにくくて始めうろうろしてしまいました。

 

塔の営業時間

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<営業時間>

12月〜2月:9時〜16時

3月・4月・10月:9時〜17時

5月〜9月:9時〜18時

※最終入場は閉館の30分前まで

 

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閉館日はホームページでは確認できなかったのですが、張り紙で告知されるようです。(11月11日のカーニバルの日は閉館するという張り紙が貼ってありました。)

チケットカウンター&料金

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<料金(現金のみ)>

塔のみ:

・大人 6€

・生徒/学生 3€

・ファミリーチケット(大人2名&18歳以下の子どもたち)12€

 

塔&宝物館:

・大人 8€

・生徒/学生 4€

・ファミリーチケット 16€

 

※写真のカウンター上にある料金表は2019年11月時点のもので、Webサイト掲載の金額を記載しています。Webサイトはこちら↓

Opening hours

 

私が朝10時頃に行った際、財布を開けたら100€札しか入っておらず、チケットが買えませんでした(涙)その後カフェでクロワッサンを買ってなんとかお金を崩すことに成功。クレジットカードも使えず出直す羽目になりましたのでご注意ください。

 

ここでチケットを購入したら左手に進むと階段があります。それが塔の階段の始まりです。

 

登り進めて塔の上層部へ

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この大聖堂の塔は今まで登ったものの中でも特に体力を必要とする塔でした。階段は全部で533段あり、最終的にはおよそ地上100メートルからの景色を見ることができます。写真は塔の上層部へ行く一歩手前のところ。ここにはこの階段を取り囲むように壁にベンチがあるので少し休憩することができます。


ふと思ったのですが、日本の寺社仏閣と比べると、日本の方が階段がたくさんありますが、石段の場合オープンな空間でいつでも休憩できるところが強みですよね。登るにつれて移り変わる景色を休みながら楽しむことができるため、1000段以上ある階段も登れるんだと思います。一方、ヨーロッパの塔は狭い。すれ違うのも大変。前後に人がいると自分のペースで登れない。途中の景色も小さな小窓から見える程度。まさしく苦行です(真顔)…と文句を言いたくなるくらいケルン大聖堂の塔は登るのが辛いので覚悟して登ってください。。。

 

塔の頂上

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やっと着いたー!…え、落書きだらけ!?

 

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想像以上に落書きだらけでちょっとびっくり。。。

 

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隙きあらば鍵もついています。

気を取り直して眺めを見てみましょう!

 

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朝10時半頃だったのでちょっと靄がかかっていますがそれはそれできれいな眺めでした!

 

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目の前が駅なのでホーエンツォレルン橋を電車が通るところを眺めることができます。列車の赤色が目立ってきれいでした。

 

まとめ

ケルン大聖堂は駅前にある

・塔の入口は大聖堂内ではなく外の階段を降りたところ

・塔のみチケット 大人6€

・チケットカウンターは現金のみ

・写真撮影・録画は個人使用のみOK

・塔の階段533段はかなりキツイ

 

やはりケルン大聖堂の巨大さは圧巻でした。当時体調が万全でなかったせいもありますが、塔の階段は本当にへとへとになります。。塔は狭くて休憩もしにくいのでぜひ覚悟して登ってみてください。

 

デュッセルドルフからケルンまで3€!FLIXトレインで移動

デュッセルドルフに行ったならケルン大聖堂を見にケルンへ行こう!ということでケルンに日帰りで行ってきました。今回はそのときFLIXBusの電車版、FLIXTrainを使ってみたのでご紹介したいと思います。片道3€という破格のお値段の乗り心地はいかに!?

 

<目次>

 

FLIXBusはアプリがおすすめ

以前ブログでドレスデンからプラハまでFLIXBusを使って行く方法について紹介したのですが、今回はFLIXTrainです。

ドレスデンプラハの過去記事はこちら↓

www.et-chandon.com

 

Bus travel through Europe | FlixBus

こちらのWebサイトからも予約できますが、アプリを使うとチケット管理はもちろん、FLIXBusの位置情報などをチェックできるのでアプリがおすすめです。

 

FLIXTrain の予約方法はバスと同じ

電車だからといって予約の仕方はバスと全く変わりません。

 

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行き先(もしくは出発先)を「Köln」と入力しても出てこないので英語名の「Cologne」と入れてください。

 

デュッセルドルフ→ケルンのFLIXTrainは朝が薄い

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デュッセルドルフからケルンへの便は…朝早く出る便がない!

 

Sバーンで行く人はDB navigatorアプリをチェック

ということで時間帯が合わない方は普通に電車で行きましょう(FLIXTrainも電車ですが)。チケットは券売機で購入すると11.9€(約1430円)で乗る時間帯によりますが、30分〜50分くらいかかります。

 

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私は後から知ったのですが、「DB navigator」というアプリ経由だと、乗車したい時間の6時間前から10.71€(約1285円)で(券売機で購入するよりも1割引の金額)買うことができます。アプリで購入してから即座に360分の有効期間カウントダウンが始まるチケットなので、事前にその金額で購入しておくことはできません。

興味がある方はこちらのページからアプリをダウンロードしてみてください↓

www.bahn.com

 

ケルン→デュッセルドルフ

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日によるのかもしれませんが、ケルンからは朝早い便がありますね。私はデュッセルドルフからSバーンでケルンまで行き、帰りをこのFLIXTrainの16:01の電車に乗りました。

 

乗車当日の掲示板表示

FLIXTrainは電車なのでFLIXBusのバス停には行かずに、駅のホームへ。

 

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当日の掲示板です。赤い枠で囲ったところがFLIXTrainなのですが、よく見ると、時間の下に「FLX30」と書いてあります。自分の乗る時間と「FLX」の文字を確認してください。Gleis (Platform)が2とあるので2番線へ行きます。

 

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ここでもFLXが確認できます。激安なので不安に感じるかもしれませんが、本当に普通の電車と同じように走っているんです。

 

実際のFLIXTrain

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き、汚い!というのも古い列車を使っているらしいんですよね。

 

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いたって普通の列車で、コンパートメントもあれば、オープンな席もあります。基本自由席なのですが、たまに座席を指定している人もいて、私は座って速攻どかされました。

 

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トイレもありますね。

 

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座席はこんな感じ。ただ、ケルン〜デュッセルドルフは20分強なのであっという間です。

 

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頭の少し上?くらいにコンセントがあったのですが、全く充電できませんでした。。。

 

まとめ
  • デュッセルドルフ〜ケルン 片道所要時間20分強 
  • お値段は片道3€
  • デュッセルドルフからケルンへ行く早朝FLIXTrain便なし
  • Sバーンで行く場合は11.9€(ICEはもう少し高め)
  • SバーンのチケットはDB navigationアプリで乗車6時間前から1割引で購入可能
  • FLIXTrainはちょっと古い普通の電車を黃緑色のFLIXBusカラーでラッピング
  • 座席にコンセントはあるが充電できない

 

一言で言うととても快適でした。20分強で着いてしまうし、これで3€なら充電ができなくても問題ありません。乗り場が見つけづらいかなと思っていましたが、こちらも問題なし。そして今回時間通りに到着したのでトータルで大満足です。

機会があればぜひ利用してみてください。

 

デュッセルドルフ 絶品!ハイネマンのシャンパントリュフ

先月デュッセルドルフへ行った際に、絶対買おうと思っていたチョコレートがあります。それがハイネマンのシャンパントリュフです!ドイツのお土産として非常に人気の高いチョコレートなので、いつか食べてみたい〜と思っていました。

今日は買った場所と実際に食べてみた感想などを書いておきたいと思います。

 

<目次>

 

Heinemann ガレリア カウフホフの店舗

本当はショーウィンドウも可愛いオーバーカッセルにあるお店に行こうと思っていたのですが、閉店時間が17時と早かったため、20時まで開いているショッピングモールのお店に行きました。

 

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最寄り駅は「Heinrich-Heine-Allee」です。

 

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ハイネマンはバウムクーヘンも有名なのですが、小さいものでもなかなかお値段が張るので(15€とか)、コーナーにあった手前の4.8€のものを買ってみました。

 

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ドイツ人はマジパンが本当に好き!ということでここにももちろん置いてありました。1体鼻たれ小僧みたいになってますが…にしても高いなぁ。

 

シャンパントリュフ Champagne Trüffel 

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ということで買ってきました♪ たくさん入っているギフト用ボックスや半分くらいの量のプチギフトみたいなパッケージもありましたが、ベーシックなタイプを選びました。

 

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10個入で8.12€(約975円)なので1粒100円弱くらいします。シャンパンが入っているからかお高いです。。

 

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ちょっと1粒出して切ってみました。中央にガナッシュがあり、周りをシャンパンのジュレのようなものが囲っています。気になるお味ですが、決して甘すぎず、またシャンパンのアルコールが強すぎることもなく、絶妙なお酒と甘みのバランスで上品な美味しさ!ぜひ、1粒をじっくり味わって食べてください。

 

ヴァイヒプリンテン Weichprinten

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バウムクーヘンコーナーに置いてあったので、似たようなお菓子なのかなと思ったら全然違いました。。もともとベルギーからアーヘンに伝わって、アーヘンのプリンテンが有名になったという説も見かけましたが、ドイツではアーヘンで有名な焼き菓子です。スパイスとはちみつを使った焼き菓子でプリンテンは非常に硬いのですが、ヴァイヒプリンテンは柔らかくしてあるものなので、もしお土産に買うのであれば後者を選びましょう。

ハイネマンのこのヴァイヒプリンテンはシナモン類のスパイスというよりはオレンジピールの風味がかなり強かったです。個人的にはオレンジピールが苦手だったのですが、日をまたいで徐々に食べ続けているうちに、最後の2つくらいになって(ちなみに2個ずつ2段になって入っています)「…これ意外とおいしいかも」と目覚めました!しかも封を開けて1ヶ月くらい風味が変わらず、しっかりとチョコレートでコートしてあるからか、柔らかさもキープされていました。

 

まとめ

シャンパントリュフは1粒あたりで換算すると約100円と高価

シャンパントリュフの味はお酒の風味と優しい甘さが合わさって上品な美味しさ

・ヴァイヒプリンテンはドイツではアーヘンが有名

・ヴァイヒプリンテンはスパイスやオレンジピールなどの風味により好みが分かれる

 

シャンパントリュフに関しては普段ドイツのお菓子を食べない夫がとても気に入り、気がついたら10個中8個も消えていました…。本人は近所のスーパーで買ったチョコレートにしては美味しすぎると思っていたようで、デュッセルドルフで買ってきたと言うと申し訳なさそうにしていました(笑)ハイネマンはデュッセルドルフの他にミュンヘンにもお店があるので、当分ないと思いますが、また機会があれば買いたいと思います!

 

デュッセルドルフ K21 ”in orbit” 以外の展示&カフェ

前回はK21最上階にある"in orbit"というインスタレーションについてまとめたのですが、今回はそれ以外の展示とK21にあるカフェについて書いておきたいと思います。

 

<目次>

 

K21のカフェ PARDO's

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お店の壁はまるで絨毯生地のように見えて重厚感があり、壁紙と反対色の緑色のライトがキラキラしてとてもきれいでした。

実は入ってすぐカウンターが見えたので、先に注文する簡易的なカフェだと思って注文しに行ったのですが、着席したままウェイターが来るのを待つスタイルだったよう。

 

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その割にはメニューは結構質素な感じ。内容が季節などで頻繁に変わるのかもしれません。

ちなみにトイレのすぐ横の席に座ったのですが、コンセントがベンチ下にあり、ちょっと充電させてもらいました。

 

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カプチーノ2.9€(約350円)でした。お会計も席で呼ぶ必要があったみたいで、支払いにカウンターへ行ったのですがせっかちな人と思われたかも知れません(笑)

 

企画展示

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企画展示室は地下にありました。

 

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光や煙の軌道、振動などをテーマにした作品群でした。ちなみに、写真にはないですが、映像作品がポ◯モンのアニメで起きた光過敏症発作を引き起こしそうな光の点滅が多く、自己判断ですぐ見るのをやめました。

 

常設展

特に作者などに触れるわけではないですが…一部ご紹介したいと思います。

 

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私は彼をちょいグロモンスターと名付けました。かなり高身長で迫力ありますが丸みを帯びていてそんなに怖くない。思わずこちらも背中を反りたくなる衝動に見舞われました。

 

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回転する台に盛り付けられた人形やおもちゃなどの影が重なり合って影を作る作品。光に照らされたオブジェクトを見るとなんとなく不気味でしたが、影だけ見ると色々な形の登場人物が集まって話をしているようにも見え、メルヘンチックでした。

 

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これは映像作品です。人形の身体、手足、顔など細かく糸で釣って動かす操り人形のアニメーションでした。全てを観ることはできませんでしたが、戦をテーマにしていて首を切り落とすシーンなどもありなかなか怖かったです。。

 

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きわどい描写を含む展示品が置かれた部屋の注意書き。ドイツ語と英語で若干ニュアンスが違うところがあって興味深い。英語にいたっては制限年齢が設定されていないという。。

 

ドイツ語:

この部屋のいくつかの作品は戸惑わせるものもあるかもしれません。また、16歳以下の子供や若者には適していません。

 

英語:

訪問者はこの展示のいくつかの作品が挑戦的だと感じるであろう露骨な性質であるために注意が必要です。それらの作品は子供には適していません。

 

…実際この展示作品を見ましたが、私だったらR指定18にします。というのも、ある事件をテーマにしていて写真のコラージュを一部に用いているのですが、写真が露骨であったり、表現が執拗であったり、確かに気分が悪くなりそうでした。。

 

まとめ

・K21のカフェは着席式

・K21の常設展はかなり挑戦的なものもある

・映像、彫刻、写真、絵画、陶製置物などなど、作品は多種多様

・見学時間はK21全体で1時間半〜2時間ほど

 

現代アートが難しいと感じるのは私も例外ではありません。なので、作品の意図を考えるよりも、なるべく見て自分がどう感じるかということに集中しようと努めています。まぁ、「何が言いたいんだろ?」ってつい考えてしまいますけどね。。ということで見学時間は見る人によって大分幅があるだろうなと思う展示でした。前回ご紹介した"in orbit"については混雑時に待ち時間が発生する可能性もあるので(私は10分待ちでした)先に最上階へ行って"in orbit"のインスタレーションを体験し、その後降りて行くのがいいんじゃないかなと思います。

以上、K21についてでした!

デュッセルドルフ K21で空中散歩!?高い所好きな人向け

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デュッセルドルフの州立美術館K20は近代的な建物でしたが、今回ご紹介するK21はもともと州議会議事堂であった建物を再利用しているのでヨーロッパの雰囲気がありますね。

<目次>

 

K21の場所

 

州立美術館K20からK21へは歩いて15分ほどです。シャトルバスも出ていますが、今回は徒歩で移動しました。

 

入場について

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私はK20とK21のコンビチケットを購入(18€)したので、カウンターで紙のチケットを提示し、黄色いバンドを受け取りました。始め気が付かずに青色バンドのみつけたままで(K20でもらったもの)そのまま見学していたら、監視員さんに黄色いバンドをもらうように注意されました。。

 

K21営業時間はK20と同じ

K21の営業時間及び入場料金はK20と同じなのでこちらを確認ください↓

www.et-chandon.com

 なお、これからご紹介する最上階のインスタレーションに関しては2020年の下記日程変則的ですのでご注意ください。

・2020年1月8日(水)10時〜13時

・2020年1月18日(土)終日クローズ

 

Tomás Saraceno – in orbit

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建物に入って上を見上げると何やらネットの上を歩いている人たちが…。そう、これが体感するインスタレーションなんです。

 

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最上階にやってきました。

 

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これは保険とかではなくて、注意事項を了解しました、というサインをする紙です。

以下簡単に内容を載せておきます。

 

・最低年齢12歳以上

・12歳〜17歳は保護者の同伴のもとインスタレーションに参加すること、もしくは保護者の同意書を持ってくること

・運動に適した服装をすること

・一度に体験する人数は10人まで

・混雑時には10分まで

・ポケットの中は空にし、ロッカーに荷物を入れること

・専用の服(オーバーオール)の着用

・メガネはグラスチェーンを貸出する

・カメラや携帯電話はロッカーに入れること。写真は外からのみ。

 

私はピアスも落ちる危険があるのでしまうようにと言われました。

 

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これが専用のオーバーオール。サイズもいろいろ揃っています。162センチの私はSサイズを着用。その場で服の上から着るため、ワンピースやスカートだととても着にくいです。。

 

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貴重品を入れるロッカーと貸出用の靴です。サイズが合うものを履きましょう。

準備が整ったら10人全員で注意事項を聞きます。英語のフリップも用意されているのでドイツ語がわからなくても大丈夫です。

 

いざ、空中散歩へ!

 

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高い所が好きな人には絶対おすすめです。一瞬このネットは信用できるのか、とか考えてしまいますが、頑丈に造られていることを信じて楽しみましょう。

ところどころに枕?のようなものも散らばっていて、寝そべったりすることもできます。10人がそれぞれ好きなように過ごして10分間はあっという間に過ぎていきました。

 

まとめ

・K21の営業時間及び入場料はK20と同じ

・両館見学できるコンビチケットは大人18€

・K21の最上階のインスタレーション”in orbit”は高い所好きな人におすすめ!

・”in orbit”の対象年齢は12歳以上

・”in orbit”を体験する場合、12歳〜17歳は保護者の同伴が必要

 

行く前にWebサイトのイメージ図を見たものの、実際どんな展示なんだろう?とあまりピンとこなかったのですが、イメージ図そのままでした(笑)その場で参加している人たちそれぞれの動きが蜘蛛の巣のようなネットを通して影響し合う、興味深いインスタレーションなのですが、正直私は何も考えず1人でとても楽しんでいました!笑

長くなってしまったので、その他の展示とK21のカフェについてはまた次回に書きたいと思います。それではまた!

デュッセルドルフ 水晶の夜 シナゴーグ追悼碑

先月11月9日にデュッセルドルフの州立美術館へ行ってきました。偶然にもその日は歴史的な日。恥ずかしながら全く知らなかったのですが、市内で追悼碑に遭遇し、後でその歴史について調べましたので少し書いておこうと思います。

 

<目次>

 

K20からK21へ

K20を見終わった私は歩いて15分ほどのK21へ向かいました。無料のシャトルバスもあるということでしたが、どこかでお昼を食べようと思ったので徒歩で移動することに。

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両館の位置関係はこんな感じです。

 

Kasernenstrasseにお花

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歩いていると、1つの碑の前にたくさんの花が手向けられていました。11月の曇り空の下で一際目立って見えます。

ちょうど一人の青年がろうそくに火を灯そうとしており、私はその後ろで静かに見ていました。

 

ドイツ人青年との会話

その青年と少し話したところ、11月9日にここに昔建っていたシナゴーグが襲撃されて、そのことを忘れないために自分たちはこうして追悼をしているのだと言っていました。

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”Rassenwahn”という単語の意味がわからなかったので、彼に聞くと、なかなか英語では説明しづらそうでした。「民族浄化」のことかなと思って、それをスマホでドイツ語に変換して見せると(Rassenwahnは出てきませんでしたが)、彼はその通りだと言っていました。

私がドレスデン在住だと言うと少し驚いたようでしたが、ドレスデンの右傾化の動きについて少し言及すると、またこのようなことが再び起こらないようにしなくては、と静かに答えてくれました。その短い会話の後で私達はお互いに挨拶をして別れました。

 

水晶の夜について

11月9日はベルリンの壁が崩壊した記念すべき日ですが、遡ること51年、1938年の11月9日はユダヤ人に対する暴動・迫害が行われた日でした。

少し石碑の碑文と内容が異なるところもありますが、Kasernenstrasseにあったシナゴーグについての歴史が見つかりました↓

Archive - north-rhine-westphalia - Duesseldorf

 

水晶の夜は英語でPogrom night、ドイツ語でKristallnachtと言います。暴動で壊されたガラスがキラキラと瞬いて見えたことからそう呼ばれるようになったそう。Pogromとはユダヤ人大虐殺のことを指す言葉です。

暴動の引き金となったのは、ユダヤ人青年がユダヤ人の境遇の悲惨さを訴えるためにドイツ大使館員を暗殺したことでした。それに対する報復としてすぐさま各地で反ユダヤ主義の暴動が起き、ナチス政権はそれを事前に察知できていたにも関わらず傍観したと言われています。

水晶の夜 - Wikipedia

 

まとめ

・1938年11月9日、10日にかけて各地で反ユダヤ主義の暴動が起きた

・Kasernenstrasseにはその暴動で襲撃されたシナゴーグと被害者を追悼する碑が存在する

・ドイツ人の若者は今もその悲惨な出来事を忘れないために11月9日に追悼を捧げている

 

K20からK21へ移動する間にこの追悼碑は建っています。もし時間に余裕があったら15分歩いてみてください。ユダヤ人の悲惨な歴史を少しだけ知ることができます。なお、Mühlenstraße にメモリアルセンターがあるそうなので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。

Gedenkstättenübersicht - Europe

デュッセルドルフ K20 常設展

今日はイケアカフェで中国人と間違われた愛知県出身の私です。私達からして欧米の方々の区別がつかないのと一緒でドイツの人もアジア系を見るとだいたい中国人だと思っているようですね。

そういう人種や民族を超えていくのが美術や音楽ということで、本日も美術館のお話です。

<目次>

 

州立美術館のはじまり

デュッセルドルフの州立美術館はパウル・クレーの作品を多く所蔵していることで広く知られています。ナチス政権によって貶められた前衛美術に対する文化的政策として、優れた現代美術作品が1961年に州によって買い上げられたのがこの美術館の歴史の始まりでした。その際にコレクションの基礎となったのが、アメリカの個人収集家から買い取った88枚の絵画や素描、そしてパウル・クレーの作品だったそうです。

 

所蔵作品

…クレーの作品で有名なのに写真を見返したら一枚も撮っていない!ということで残念ながらここでパウル・クレーの作品は紹介できないのですが、それ以外で私の好みで撮ってきた写真を載せておきたいと思います。

所蔵作品:カンディンスキー

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カンディンスキーは友人の好きな画家だったので名前を覚えました。ロシア出身の画家さんです。

 

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友人は音楽をやる人だったので、この散りばめられた彩りに音を見ていたのかもしれません。

 

所蔵作品:ピカソ 

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すごくどっしりしていて見ているだけで重みを感じます。。。張り飛ばされたら痛いだろうなぁ。

 

所蔵作品:シャガール

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ユダヤ教の聖職者とレモンが描かれています。

 

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シャガール肖像画。どちらの作品も色味がモノトーンに近く、正直ぱっと見ただけではシャガールだとわからず。企画展のムンク同様、シャガールについてもイメージが少し変わりました。

 

所蔵作品:河原温

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コンセプチュアルアーティスト河原温は作品を作成した日を丁寧にアクリル絵の具で描き、「Today」シリーズとして残しました。

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全然知らない作家さんだったのですが、愛知県出身ということで思わず凝視してしまいました。刈谷出身なのですが、「Karya」とスペルミスされてしまっていたので、監視員の方に指摘したら「おもしろいね。美術館にメールを書いてみたらいいよ」とのことでした。はい、監視員のお仕事ではないということですね。

 

所蔵作品:その他

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展示作品はかなり大きいものや空間を使うものなどもあって、美術館の天井は高めに設定されていました。

 

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高さを変えて展示するだけでだいぶ動きが出ますね。

 

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顔面にハチドリが寄生したかのような…と書くと結構グロテスクですが、この石像の表情がかわいくて撮影した一枚。

 

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準備室かな〜?と思わせるような作品。それにしてはすごくきれいに整えられて置いてある。。

 

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映像作品もありました。上下逆さまになった男性の顎と口が映され、何かしら音を発していました。子供の頃弟とお互いの顎と口を逆さまで見合ってゲラゲラ笑って遊んだことを思い出しました。顔みたいに見えるよね!と、コンセプトはわからずとも頷きたくなる作品でした。

 

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美しさの象徴であるヴィーナス像に引き出しをつけて取っ手にポンポンをつけてしまうなんて、どんな人が作ったの!?と思ったらサルバドール・ダリでした。『引き出しのあるミロのヴィーナス』という作品。1936年の作品とは思えないですね。

 

まとめ

・K20常設展はパウル・クレーカンディンスキーピカソシャガールなどの作品が見られる

・所要時間は常設展&企画展で大体2時間ほど

・絵画はもちろん、彫刻作品・映像作品もあり

 

これだけ様々な種類の作品を見られると思っていなかったので個人的には大満足の美術館でした。デュッセルドルフに滞在するときはぜひまた訪れたいなと思います。K20のカフェ・レストランには立ち寄れなかったので今度はぜひそちらも行ってみたいです。

 

 

デュッセルドルフ K20 企画展 エドヴァルド・ムンク

先月デュッセルドルフのK20州立美術館を見に行ってきました。そのときの企画展はエドヴァルド・ムンク。そして会期ギリギリでしたが、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル振り付けのコンテンポラリーダンスも少し見ることができました。

 

<目次>

 

2つの展覧会

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ムンク展の方は2020年3月1日(日)まで開催中です。

アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルという振付師は1960年生まれのベルギー出身。彼女が1983年に主宰した「Rosas」という国際的に活躍するダンスカンパニーは最近では2019年5月に来日しています。

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コンテンポラリーダンス

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タイミングよく踊りを見ることができました。ただ、写真撮影禁止だったので、ポスターの写真のみ。彼女の名前は覚えていませんが、ひたむきに踊る姿は清々しく美しかったです。ダンスはほとんど観たことがありませんでしたし、コンテンポラリーダンスは初めてで何を表現しようとしているのかはわかりませんでした。でも、とにかくきれいだなという印象が残りました。

 

ムンク

ムンク=叫び というイメージの方は多いと思います。もちろん私もそうでした。今回の展示はムンクと同じノルウェー出身の作家、カール・オーヴェ・クナウスゴールがキュレーションを務めたということで、ムンクの版画作品や彫刻作品も展示されていました。恥ずかしながら、彼の作品『わが闘争』については今回初めて知ったのですが、もしかしたら自分自身の小説と重ね合わせながら今回の作品を選んでいったのかもしれません。

 

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展示の出だしは牧歌的な風景や仕事をする人たちの様子が描かれた絵が多く、明るい雰囲気でした。

 

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のどかであたたかい雰囲気に青色が映えて鮮やかです。

 

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冬景色はいかにも寒そうです。。北欧だもんな。。

 

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叫びに出てくるような人の顔も背景の優しい色遣いによって怖くはありません。

 

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このあたりの展示は血色の悪い表情の人物が多く登場し、不穏な雰囲気を醸し出しています。

 

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ムンクの版画作品は今回初めて見ましたが、いずれも暗い雰囲気のものでした。

 

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暗い絵の印象が強いムンクでしたが、今回の展覧会では明るい風景画や肖像画が多く展示されており今までのイメージが変わりました。この3人の子どもたちはぼやけた背景の前で少し不安げではありますがとても愛らしい印象です。

 

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まっすぐこちらを見据えた黒いドレスの婦人はその眼差しのせいか、生き生きとリアルに見えます。

 

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ムンク肖像画の人物たちはみなとてもおしゃれでした。こちらのご婦人のドレスも素敵だなと思って写真を撮りました。

 

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この人物たちは無表情か、どこかうつろで生気を失っているかのようです。

 

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右側の少女はなんだかのっぺりした顔をしていますね。左の少女は逆に顔に筆を多く入れています。当日見たときも2人の描き分けになんだか違和感を感じました。

 

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ダンディなおじいちゃんだな〜と思ったらムンクの自画像でした。渋いですね。

 

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こちらは若いときの自画像。見開かれた左目とは対象的に、顔面の右側は塗りつぶされています。絵の状態も引っかき傷のようなものがあちこちに見られ、ちょっと不穏な雰囲気を感じますね。

 

ムンクについては叫びのイメージが強すぎて=暗い絵を描く人だとばかり思っていましたが、今回の展示を見て、あたたかい農園風景などを描く違った一面を知ることができました。キュレーションを担当した作家カール・オーヴェ・クナウスゴールとの関係がもっとわかればより深く楽しめた展覧会だったのかもしれません。いずれにせよとても興味深い展示でした。

 

以上がK20の企画展です。次回は常設展示について紹介したいと思います。