こんにちは!みなさんいかがお過ごしでしょうか。最近公共交通機関のストライキが頻発していて、昨日もトラムが運航中止に。友人の食事会に招ばれていた私たち夫婦は久しぶりに自転車を引っ張り出して、帰りは深夜のエルベ川沿いを40分くらい爆走しました。非日常感があってよい経験になったものの、またいつストが起こるかわからない状況はちょっと不安な今日この頃。
さて、今日は先月再びベルリンの日本大使館へ行く用事があったので、そのときに滞在したJWマリオットホテルについて記録しておきたいと思います。
<目次>
- 日本大使館近くのホテル JWマリオット
- JWマリオットで滞在した部屋
- ラウンジ
- 朝食会場 The Market
- JWマリオットベルリンのバー BAR26
- プール&サウナ
- JWマリオットホテルベルリンの良かった点、残念だった点
日本大使館近くのホテル JWマリオット
今回も大使館へ用事があったので、1月に宿泊したポツダマープラッツ近くのホテルを探し、JWマリオットホテルを予約しました。
JWマリオットホテルの立地
JWマリオットホテルはポツダマープラッツから歩いて20分ほどと、前回泊まったマリオットホテルに比べると電車や地下鉄の駅からは少し離れています。ただ、大使館へは歩いて10分ほどで行けますし、(ドレスデンにはない)高級ブランドが入るデパートのKaDeWeに冷やかしに行きましたが、ホテル近くのバス停からM29番に乗って15分ほどで行くことができて非常に便利でした。さらに、ポツダマープラッツに昨年開業したモダンなフードコートManifestoには徒歩15分ほどで到着します。
JWマリオットホテル住所:Stauffenbergstraße 26, 10785 Berlin
JWマリオットで滞在した部屋
宿泊費用とお部屋の広さ
お値段は75平米のプレミアムスイートという部屋に2泊し、652€(精算時のレートで10万4千円、1泊あたり5万2千円)でした。マリオットホテルと比べると、そんなに変わらない金額で広いお部屋に泊まることができました。
ベルリンマリオットホテルについてはこちらをご参照ください。
それでは部屋の様子をご紹介します。
JWマリオットホテル プレミアムスイート
専用エレベーター
JWマリオットホテルには505室ものお部屋があり、かなり大きなホテルです。その中でも、プレミアムスイートはタワー棟9階に位置していて、部屋に行くためには専用の金色のエレベーターに乗る必要があります。このエレベーターで1階に降りると左手が朝食会場、右手に行くとラウンジ入口があり、他のエレベーターに比べると便利な場所に作られていました。
部屋紹介
部屋の入口の扉を開けると写真の廊下が現れ、左手に見えている寝室の手前に1つ目のトイレがあります。
大理石風のタイルがゴージャスな雰囲気です。
リビングルーム
ガラス天板のテーブルとベルベットのソファ、チェアが重厚感たっぷりの部屋を演出しています。また、天井のふちのいたるところに照明がつけられ、とても明るいお部屋でした。
このテレビリモコンは電池が劣化していて使えませんでしたが、ベッドルームのテレビ用にあったもう1つのリモコンがこちらで使えました。フロントに伝えたところ、新しいリモコンをすぐ届けてくれました。そして、写真左手にあるデスクランプは接触不良でたまに灯りが点かないことがありました。設備はちょっと古めですね。
廊下を隔てる扉は壁と同様に黒い木枠の装飾が施され、まるでお偉いさんの執務室のような雰囲気です。
テーブルの横には茶器とコーヒーマシンが設えられていました。イギリスの高級紅茶、ジンティーのティーバッグが4種類×2セットあり、このグリーンティーがすごく美味しかったです。なお、コンプリメンタリーのお水は炭酸なしの小さめ(300ミリリットルくらい?)ボトルがベッドルームの枕元に1つずつ置かれていました。こちらは毎日補充されますが、必要であればフロントに言ってさらに追加でいただくことができます。
ベッドルーム
ベッドルームの壁もリビングと同様に黒い木枠の装飾が施され、色調も統一されています。キングサイズベッドの向かい側窓際にはテレビと収納棚があります。
寝室入って左手にはドレッサーが備わっていて、鏡の前で座って身支度を整えることができます。
ドレッサーの対面にはまた収納棚があり、アイロン台、貴重品金庫、スリッパ、バスローブ、ドライヤー、ラウンドリーサービス案内が格納されていました。
バスルーム
寝室からドレッサーの前を通ってバスルームへ移動しました。フロアは大理石風タイルが敷き詰められていて華やかな雰囲気です。洗面台の引き出し1段目にはもう1つドライヤーが入っていましたよ。
バスタブの対面には左手にシャワー、右にトイレが設置されています。
アメニティ
洗面台にはコンディショナーとボディローション、マウスウォッシュ、洗顔用固形石鹸が置いてありました。写真を撮り損ねましたが、シャンプー、ボディソープも英国ブランドのアロマセラピーアソシエイツのものでした。
浴槽には石鹸とバスソルトが添えられていました。
他の棟との距離感
タワー棟の最上階は10階ですが、その1つ下の9階ということで、写真のように他の棟が窓から見えました。私たちの部屋から一番奥にある部屋まで行こうとしたらおそらく10分弱かかるのではないでしょうか。タワー棟からは朝食会場もすぐ近くて便利だったので、ホテル内でたくさん歩くのが辛いという方にはタワー棟に宿泊するのをおすすめします。
ラウンジ
JWマリオットベルリンにはエグゼクティブラウンジがあり、今回のプレミアムスイートのお部屋にもアクセス権が付与されていました。
写真は朝の様子です。コーヒー・紅茶、ジュースや水などセルフサービスでいただくことができます。
飲み物の隣にはドライフルーツや果物、ナッツ類などが置いてありました。朝のビュッフェは提供されていないようです。お昼のブッフェがあると思って昼頃行っても特に変わりなかったので、もしかしたらランチは特にないのかも?
夜ブッフェ
夜は確か17時半から20時半までブッフェが提供されており、遅がけに行ったところ、もうたくさんの人で席はほとんどいっぱい、食事も残り少ない状態でした。なお、夜ビュッフェの時間帯はラウンジの入口で部屋番号を伝えて、お酒を頼むことができます。スパークリングワイン、赤・白ワイン、生ビール、瓶ビール(ヴァイスビア)がありました。外で食事をしたので、味見程度(!?)しか食べていませんが、ドイツあるあるのしょっぱすぎる感じはなく、まぁまぁのお味でした。
ラウンジを利用した感想と客層について
広大な施設であるJWマリオットベルリンですが、ラウンジははっきり言って狭いです。ラウンジの外にラウンジ利用者向けのテーブルがたくさん置いてありますが、あまり使われておらず、みなさんラウンジの中に席を取って食事したり休憩したりしていました。そんななか、夕刻前にスピーカーオンにしてビデオ通話したり動画を視聴したりしている宿泊客がおり、見かねた別の宿泊客が声のトーンを落としてほしいと頼んだほど。しかし、注意されてもあまり気に留めていない様子でした。ブッフェ提供の時間以外はスタッフが手薄になるようで、こうしたちょっと迷惑な人がいるとラウンジ利用を存分に楽しむことができません。翌日も、同じ人がラウンジにバスローブ姿で現れ、さすがに中に入るのは止められたらしく、外からラウンジ内にいる仲間に呼びかけてラウンジの入口に留まって話始め、顰蹙を買っていました。シーズンにもよると思いますが、1泊200€くらいの部屋からラウンジを利用できるので、この小さな部屋にキャパを超える利用客が訪れることは容易に想像できます。JWマリオットベルリンには会議室がいくつもあるので、稼働していない部屋をラウンジとして開放してもいいんじゃないかなと個人的には思いました。
朝食会場 The Market
朝食会場はとても広く、ブッフェの品数もたくさんありました!混雑していたのでブッフェブース自体は写真に収めることができませんでしたが、ハチミツが巣蜜の状態で取り放題になっていてちょっと驚きました。席数が多いので、完全セルフサービスです。ブースの真ん中のキッチンにいるシェフにお願いすると、そこでオムレツもしくは目玉焼きを作ってもらうことができます。
オムレツは好きな具材を伝えてその場で作ってもらえます。
JWマリオットベルリンのバー BAR26
地上階にはムーディーなバーがあって、月曜から土曜まで夜6時~深夜1時、お酒を楽しむことができます。カクテルメニューはそんなに種類がありませんが、店員さんはとても感じが良くて、頼んだお酒も美味しかったです。カクテルは1杯12€(1€162円換算で約2000円)くらいからありました。
プール&サウナ
滞在中、ホテル内のインドアプールとサウナにも行ってみました。プールは全長10メートルくらい、幅は5メートルくらいでしょうか。そんなに広くはありませんが、10歳くらいの男の子が2人、40代くらいの男性が1人で泳いでいて、そこに私たち2人が加わってまあまあ快適に過ごせるようなサイズ感でした。サウナは6人くらい入ったら満員と感じるくらい(実際はもっと座れます)の規模。ホテルの大きさが505室なので、その室数に対してかなり小さいのではないかと思いました。朝は前述した通り人が少なく、サウナは貸し切り状態だったので、十分温まることができました。
JWマリオットホテルベルリンの良かった点、残念だった点
前回滞在したときはマリオットホテルベルリンでかなり快適に過ごせたので、JWマリオットに対する期待値は結構高めでした。それを踏まえてまずは良かった点を紹介したいと思います。
良かった点
- スタッフがみんなフレンドリーで感じが良く素晴らしい
- コンシェルジュが話しやすい
- 立地が良く、バス停からは数分、地下鉄・電車駅からは適度に散歩ができる距離
- プレミアムスイートの部屋からホテル内を歩き回らずに朝食会場やラウンジへアクセスできた
- ロビーが明るくきれい
- サウナが機能している
- タクシーがホテル前に常に待機している
JWマリオットホテルで驚かされたのはスタッフのホスピタリティの高さでした。対応してくれたほぼ全てのスタッフが気さくに話しかけてくれ、部屋でのトラブルも全く気にならないくらい、気配りを感じるサービスでした。フロントに行ってテレビのリモコンの電池が悪くなっていることをフロントスタッフに伝えると、彼女はその場ですぐ担当者に電話をかけてくれました。そのスタッフ間の電話のやり取りも、聞いていて相手への思いやりを感じる気持ちの良いもので、そこには前回のマリオットホテルで感じた高圧的な雰囲気は微塵もありませんでした。
残念だった点
続いて、残念だった点を記しておきたいと思います。
- ラウンジが狭い
- ラウンジの利用客がうるさくて寛げなかった
- 設備の古さを感じる部分あり
- 朝食が普通
- 施設が広すぎて朝食会場から一番近いトイレが結構離れている
マリオットホテルとJWマリオットホテルのラウンジを比較した際、ビジネス利用で静かに仕事をする必要があったり、子どもとの宿泊でゆっくりしたい場合はJWではなくマリオットホテルのラウンジがおすすめです。ただ、JWマリオットホテルは本当にホテル館内が広くていたるところにソファがあり、人もまばらなので、ラウンジ以外のそういったスペースでは集中して仕事ができたりするかもしれません。朝食に関しては圧倒的にマリオットホテルの方が美味しいです。
JWマリオットホテルはイベントホールや結婚式会場としての強みがありますが、その広さゆえに部屋の場所によっては館内をかなり歩き回らなくてはならなくなります。予約する際にはエレベーター近くの部屋を希望、など一言リクエストを添えたほうがよいかと思います。
いかがだったでしょうか。ベルリンのマリオットホテル、そしてJWマリオットホテルはどちらもポツダマープラッツから近いので、どちらがよいか迷ったときの参考になれば幸いです。みなさんはどちらがタイプですか?個人的には部屋の雰囲気はマリオットホテルのモダンな感じが好きですが、夫はJWマリオットホテルのプレミアムスイートのクラシカルな内装が気に入ったみたいでした。ホスピタリティは断然JWマリオットが高いので、JWマリオットに宿泊されることがあればぜひ、スタッフの方との会話を楽しんでください。
それではまたよかったら遊びにきてください♪みなさま、よい1週間の始まりを!