前回はK21最上階にある"in orbit"というインスタレーションについてまとめたのですが、今回はそれ以外の展示とK21にあるカフェについて書いておきたいと思います。
<目次>
K21のカフェ PARDO's
お店の壁はまるで絨毯生地のように見えて重厚感があり、壁紙と反対色の緑色のライトがキラキラしてとてもきれいでした。
実は入ってすぐカウンターが見えたので、先に注文する簡易的なカフェだと思って注文しに行ったのですが、着席したままウェイターが来るのを待つスタイルだったよう。
その割にはメニューは結構質素な感じ。内容が季節などで頻繁に変わるのかもしれません。
ちなみにトイレのすぐ横の席に座ったのですが、コンセントがベンチ下にあり、ちょっと充電させてもらいました。
カプチーノ2.9€(約350円)でした。お会計も席で呼ぶ必要があったみたいで、支払いにカウンターへ行ったのですがせっかちな人と思われたかも知れません(笑)
企画展示
企画展示室は地下にありました。
光や煙の軌道、振動などをテーマにした作品群でした。ちなみに、写真にはないですが、映像作品がポ◯モンのアニメで起きた光過敏症発作を引き起こしそうな光の点滅が多く、自己判断ですぐ見るのをやめました。
常設展
特に作者などに触れるわけではないですが…一部ご紹介したいと思います。
私は彼をちょいグロモンスターと名付けました。かなり高身長で迫力ありますが丸みを帯びていてそんなに怖くない。思わずこちらも背中を反りたくなる衝動に見舞われました。
回転する台に盛り付けられた人形やおもちゃなどの影が重なり合って影を作る作品。光に照らされたオブジェクトを見るとなんとなく不気味でしたが、影だけ見ると色々な形の登場人物が集まって話をしているようにも見え、メルヘンチックでした。
これは映像作品です。人形の身体、手足、顔など細かく糸で釣って動かす操り人形のアニメーションでした。全てを観ることはできませんでしたが、戦をテーマにしていて首を切り落とすシーンなどもありなかなか怖かったです。。
きわどい描写を含む展示品が置かれた部屋の注意書き。ドイツ語と英語で若干ニュアンスが違うところがあって興味深い。英語にいたっては制限年齢が設定されていないという。。
ドイツ語:
この部屋のいくつかの作品は戸惑わせるものもあるかもしれません。また、16歳以下の子供や若者には適していません。
英語:
訪問者はこの展示のいくつかの作品が挑戦的だと感じるであろう露骨な性質であるために注意が必要です。それらの作品は子供には適していません。
…実際この展示作品を見ましたが、私だったらR指定18にします。というのも、ある事件をテーマにしていて写真のコラージュを一部に用いているのですが、写真が露骨であったり、表現が執拗であったり、確かに気分が悪くなりそうでした。。
まとめ
・K21のカフェは着席式
・K21の常設展はかなり挑戦的なものもある
・映像、彫刻、写真、絵画、陶製置物などなど、作品は多種多様
・見学時間はK21全体で1時間半〜2時間ほど
現代アートが難しいと感じるのは私も例外ではありません。なので、作品の意図を考えるよりも、なるべく見て自分がどう感じるかということに集中しようと努めています。まぁ、「何が言いたいんだろ?」ってつい考えてしまいますけどね。。ということで見学時間は見る人によって大分幅があるだろうなと思う展示でした。前回ご紹介した"in orbit"については混雑時に待ち時間が発生する可能性もあるので(私は10分待ちでした)先に最上階へ行って"in orbit"のインスタレーションを体験し、その後降りて行くのがいいんじゃないかなと思います。
以上、K21についてでした!