4月も半ばとなり、時の経つ早さに驚かされるばかりですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。私は今までなかった花粉症に覚醒したらしく、ティッシュが手放せない鼻になってしまいました。。。
さて、今日は2月にストックホルムへ行った際に見つけた美味しいレストランとパン屋さんについて書いておこうと思います。
<目次>
ストックホルムおすすめレストラン
Stockholms Gästabud
1軒目はStockholms Gästabudというお店です。ネットでたくさんの口コミが寄せられているのを見て行ってみました。本当はこのお店の近所にあるFem Sma Husというレストランが本命だった私たち。閉まっているようだったのでこちらに来ましたが、アットホームなGästabudさんに入ってよかったです!
Gästabudのメニュー
Gästabudのお料理
ここからは私たちが実際に注文したものを写真で紹介したいと思います。まずは飲み物です。
甘い桃のフレイバーのシードルと辛口すっきりめのシードルを選びました。
ムースは予想に反してジャーキーのような感じでしたが、臭みがまったくなく前菜としてとても食べやすかったです。ポテトグラタンはしっかり濃い目の味付けで、アペタイザーとして申し分なし!
どちらもとてもボリューミーでした!スモークサーモンはしょっぱすぎずちょうどよい味付けで、ポテトとクリームソースがベストマッチ!ステーキはいわずもがな、お肉好きにはたまらないワイルドな味わい。お店の方のおすすめでミディアムでいただきました。
全体的な印象として、定番のメニューにソースに工夫を加えることでお店の独自の美味しさを追求している感じでした。素材の味を活かしながらさらにソースでより美味しさを引き出す、というイメージです。
予約ができないので、早めの17時くらいに行きましたが、10分くらい店内で待って案内してもらえました。食後19時頃には外に行列ができていましたよ。ちなみに、基本的には毎日営業でお昼は12時から、夜22時までが営業時間のようです。
Restaurang Nationalmuseum
2軒目は美術館の中にあるカフェ・レストランです。カウンターで注文と清算を済ませ、席に着いて注文した料理を待つスタイルです。
Restaurang Nationalmuseumの営業時間
美術館のオープン時間に準ずるため、木曜日は夜も20時まで営業しています!ホームページで日替わりメニューをチェックすることができるので、行く前に確認してみてください。
- 月曜日:クローズ
- 火・水・金:11時~17時(キッチンクローズ15時)
- 木曜日:11時~20時(キッチンクローズ19時)
- 土・日:11時~17時(キッチンクローズ16時)
Restaurang Nationalmuseumで注文したお料理
今回はランチで訪れました。ちなみに、このカフェレストランは美術館鑑賞に訪れた人以外も利用できるため、お昼の時間はかなり混み合います。席を探すのが大変なので、開館同時くらいに行くとゆったり過ごせるのではないかと思います。
写真では見えにくいですが、1枚目のニジマスのお皿、付け合わせのお野菜の下に大量のイクラが隠れているんです!味付けも上品で、バランスがよく、非常に美味しかったです。2枚目のクラシックプレートは一見シンプルそうですが、それぞれのお料理がちゃんと一つ一つ美味しくて、特にエビマヨサラダなんかまさしく日本人好みのお味!美術館に興味がない人でもぜひこのカフェレストランは行ってみてほしいです。
Ardbeg Embassy
3軒目はお肉好きにはたまらないジビエが食べられるお店です。
Restaurang i Gamla Stan i Stockholm - Ardbeg Embassy
鹿のはく製がインパクト大な店構えのこちらのお店はシングルモルト500種類、スウェーデンの地ビール16種類を取りそろえており、Ardbegにおいては樽で置いてあります。
Ardbeg Embassyのランチメニュー
左がスウェーデン語、右が英語になっています。今回私たちはミートボールと鹿肉のプレートをそれぞれ注文しました。
Ardbeg Embassyのランチ
飲み物はスウェーデンのシードルを注文。この洋ナシのシードルが甘くてめちゃくちゃ私好みですっかり気に入ってしまい、他のお店でもシードルばかり飲んでいました。
ミートボールはスウェーデンのお料理として定番なので頼んだのですが、ソースとお肉の下味にこだわりを感じる一品でした。そしてこの鹿肉がめちゃくちゃ美味しかったんです!Ardbeg Tenを振りかけた鹿肉に、付け合わせのベビーオニオンとポテトはビールで調味され、さらにマスタードクリームにもArdbeg Tenが使われていて実はお酒たっぷり(笑)お肉自体はとっても柔らかくてまた食べたいと思わせる至高の一皿でした。ということでこのお店が気に入った私たちは翌日ディナーでも訪れました。
Ardbeg Embassyのディナー
翌日予約なしでダメ元でお店に行きましたが、早めの入店だったからか、テーブルにつくことができました!ちょっとお手洗いが近すぎて臭いが気になったので、できれば早めに予約されることをおすすめします。(ネットから予約もできます!)
まずは飲み物から紹介します。私は洋ナシのシードルを一つ覚えのように注文(苦笑)そして夫はお酒あまり飲めないのですが、日本の珍しいお酒、イチローズモルトを見つけて最低量の20ミリリットルをオーダーしました。
実は私はウィスキーが苦手だったのですが、イチローズモルトはとっても美味しく感じました!お水をスポイトで垂らすと芳醇な香りがさらに鼻に広がって楽しい発見でした。この翌日にArdbeg Tenも別のお店でいただいたのですが、Ardbeg Tenはものすごくスモーキーでそれはそれで面白かったです。ただ、個人的にはイチローズモルトの方が飲みやすくて好きでした。
スウェーデン産牛フィレ、鹿サーロイン、ヘラジカのフィレ肉を一度にいただけるお肉好きにはたまらないプレート。2人前から注文できます。付け合わせはポテトグラタン、芽キャベツの燻製、根菜の揚げ物(?)で全て美味しかったです~!お肉はヘラジカが一番クセが強いかと思い、牛→鹿→ヘラジカの順で食べたのですが、意外にもヘラジカが一番あっさりとした淡泊な味わいでとても興味深い体験でした。少々お値段張りますが、一食の価値ありなプレートです。
Lillebrors bageri
最後に紹介するのはストックホルムに来たらぜひとも行ってほしいパン屋さんです。
Lillebrors bageri店内の様子と買ったパンの紹介
土曜日の朝9時過ぎにお店に着きましたが、地元の人が並んでいて店内から3人くらいはみ出ていました。
ハードパンがたくさん並んでいて、ラスクも売っていましたよ。
ムーミン谷のおうちのような可愛らしいひさしが造作されていて世界観に引き込まれます。
しっかり焼き色が付いたクロワッサンが美しいです。
レジで会計をしていると隣の常連さんらしき若者が、「君たちはストックホルムで一番美味しいパン屋を選んで来ているよ!」と教えてくれました。店員さんたちもみんなフレンドリーで、とっても気持ちよく買い物ができました。買ったパンはホテルの部屋でゆっくりいただきました。
セムラは春限定のお菓子なのでとっても楽しみにしていました。実はVete-Kattenというチェーンのカフェで既にセムラをいただいていたのですが、そのカフェのセムラとは全くといっていいほど別物!前者はパン生地の主張が結構あったのですが、こちらのセムラは全ての構成物がバランスよく、パン生地もまるで日本のアンパンのようなふんわりした生地。ナッツクリーム、ナッツ、生クリームのその全てが合わさって、こんなに美味しい菓子パンをスウェーデンで食べられるのかといい意味で裏切られた感じでした。クロワッサンも外パリパリ中ふわもちの絶品。カルダモンパンはもうイケアの冷凍シナモンロールが食べられなくなる美味しさ(笑)地元民も絶賛のこちらのパン屋さん、ストックホルムに来たら絶対行ってみてください!
まとめ&ノート
今回は3泊4日だったのでそんなにたくさん回れませんでしたが、紹介したお店の他にMatbaren Mathias Dahlgrenというグランドホテルの中にあるレストランにもディナーでお邪魔しました。値段は結構高め(1人15000円くらい)でしたが、カジュアルな雰囲気でお食事内容もおしゃれで美味しかったです。正直なところ、スウェーデンの食事にあまり期待していなかったのですが、美味しいものとたくさん出会えて嬉しい発見でした。ストックホルムを訪れる機会があったら是非参考にしてみてください♪
それではまた~!