ケルン大聖堂へ行った日は日曜日だったので、先に塔へ登ることにした私。ミサ進行中の裏側で塔へ登るのは、なんだか子どもがいたずらに忍びこんでいるような感じがしてなかなか面白い体験でした。塔から降りてへとへとになった後、大聖堂の中を少し見学したので写真を紹介したいと思います。
大聖堂の入口。こてこての装飾が施されているゴシック様式です。
重厚な扉もこの角度から見たら天使がライオンに寄り添っているみたい♡
見てください、この祭壇までの距離。この大聖堂の巨大さが少し伝わるでしょうか。
柱も極太です。
これらの古典的なものとは対象的なステンドグラスがあります。戦争で消失したステンドグラスの代わりとして2007年にはめ込まれたのがドレスデン出身の画家、ゲルハルト・リヒターの作品です。
それがこちら。
ケルン大聖堂✕現代アート。私にはいわゆる「モザイク」が神々しいものとの隔たりを作っているように見えます。私達人間には畏れ多くて直視できないものを隠しているような、そんな風に感じました。(あくまでも私見です)
私は教会などに行くといつも、こういった床のモザイクタイルをよく眺めています。小さいころは光が差し込んでキラキラするステンドグラスの方が好きだったのですが、大人になった今はこういう地味な所に惹かれるようになりました。
赤子のイエスを拝みにやってきた東方の三博士の聖遺物が納められているという棺。
何が納められているか気になる方はこちらの動画(ドイツ語)を見てみてください。
”Märtyrer"という単語がさっぱりわからなかったので調べたら「殉教者」のようでした。ということで、中身は3人の男性の骨と2人の殉教者の骨が入っているようですね。
今回は私の興味の趣くまま撮影した写真を紹介しましたが、もっとじっくり見学したらさらに興味深いものが見つかるかもしれません。ぜひ、現地に行って気になるもの、惹かれるものを探してみてください。
次回は宝物館の見学についてです!それではまた〜