ドイツ生活 徒然記

ドイツでの生活も6年目がスタート。日々体験したことや感じたことを書いていきます。

ドレスデンからアンタルヤへ行くときに注意したいこと

こんにちは!先月末にボーナスが入ってまた旅行に行きたい気持ちがうずうずとしているのですが、オフレコでプロモーションがあると聞き内心穏やかでありません!そんなに期待しないようにしていようと努めていますがオフィシャルの連絡を心待ちにしている今日この頃です。

さて、今日は前回の記事、アンタルヤのおすすめホテルとレストランに続いて、ドレスデンからトルコ=EU圏外へ出るということに関して感じたことなど記録しておきたいと思います。

 

<目次>

ドレスデン空港から乗る初めての国際便

ドレスデン空港から旅行へ行く場合には大抵フランクフルトもしくはミュンヘンで乗り換える必要があるのが常。しかしながら、トルコのアンタルヤは直行便3時間強でドレスデン空港から1本で行くことができます。

搭乗前の呼び出しと出国審査

ドレスデン空港は小規模なので、「どこで出国/入国審査をするんだろう?」と気になっていました。当日は搭乗便の予定時間より1時間半前くらいに空港に到着し、保安検査を済ませてから朝ごはんを食べ、搭乗時間の30分前くらいになったくらいで呼び出しのアナウンスがかかりました。急いでゲートの方へ移動すると、ゲートの入口のいつもは誰もいない窓口に出国審査官が居て、パスポートチェックと窓口の上部にあるカメラからおそらく顔写真が撮影されたのだと思います。出国審査自体は特に何も聞かれませんでしたが、ゲートに行くと「何日滞在しますか」「目的は仕事ですか」と質問をされ、パスポートの確認がありましたが、3泊だけの観光目的だったので問題なく終了。その後は通常の搭乗と変わりありませんでした。

EU圏内の移動の場合は搭乗時にパスポートチェックもされないことが経験上ほとんどですが、EU圏外へ移動する際には保安検査の後、搭乗ゲートの前に出国審査が設けられていました。

 

トルコ国内で困ったこと

ターミナル1バス停そばのカフェで昼食。結構高い。

アンタルヤは治安もよい印象で、客引きがあるのも旧市街くらいで全体的にのんびりしているのどかな都市でした。治安がよいなら何に困るんだ、という話なんですが、私たちが困ったのはインターネットでした。ドイツでは普段VodafoneSIMカードで毎月10€ほどの2GBのプランを使うために15€のトップアップをすることで維持しています。たまに使い切ってしまって速度が遅くなることはあるのですが、EU圏内はローミングで問題なく使えます。トルコもローミングでいけるだろうと高をくくっていました。実際はまったく使えず、空港に着いてから急いでWi-Fiをつなげようとしたところ、KIOSK(コンビニみたいな売店)でインターネット用のコードを受け取るように、という文言が。KIOSKが見当たらなかったので、ひとまずトラム停留所があるターミナル1に移動するシャトルバスに乗り、ターミナル1のシャトルバス停留所目の前にあったWi-Fiが使えるカフェで昼食がてら数時間滞在するはめになりました。そのカフェでホテルまでの道のりと下車バス停、バス停からの徒歩経路を調べて何枚かスマホのスクショを撮影して備えました。ちなみにiPhoneのMapアプリではアンタルヤの市内交通案内が出てこなかったので、Google Mapsを使いました。バスに乗った後もGPSでマップ上に現在地が表示されるので、目的地に向かっていることを確認しながら、降りる2,3個前のバス停あたりから停車ボタンを押す準備をし、ちょっとドキドキしながらも無事にホテルへ辿り着くことができたときはちょっとした達成感を覚えました(笑)

滞在中、間違ったバスに乗ってしまったときなんかはちょっとしたパニックで、そのときは路線上にあったショッピングモールまで行き、Wi-Fiが使えないかと模索したのですが、モールのWi-Fiは電話番号でコードをSNSで受信し、サイトに入力しないと使えないという仕様でダメでした。インフォメーションで道を尋ねると、別のショッピングモールの前から目的地まで一本で行ける公共交通機関がある、ということで教えてもらい、難を逃れることができましたが結構焦りました(笑)

ということで、3泊4日の滞在に関してはWi-Fiのみでなんとかなりましたが、もう少し長い滞在の場合は現地でSIMカードを調達することも検討したほうがよいかもしれません。

 

鯖サンドはアンタルヤにはない

考古博物館のすぐそばにあったレストランは絶景&リーズナブルにケバブが食べられました

トルコに旅行へ行った人から「鯖サンドは必ず食べて!」と言われていたので、今回初めてトルコに行った私たちは「ケバブと鯖サンドは絶対食べる!」と意気込んでいました。アンタルヤは海に面しているので魚料理は至る所にありました。ところが、旧市街で鯖サンドを探しましたが、行けども行けどもそれらしきものが見当たらず。後で知りましたが、鯖サンドはイスタンブールの名物のようですね(苦笑)前回の記事で書きましたが、ホテルの近くのレストランが非常に美味しいお店だったので食に関しては大満足だったのですが、アンタルヤで鯖サンドを探した時間は無駄でした(笑)

鯖サンドはないけれど、海を見ながらのビール

絶景に臨むレストランでした

まとめ

初めてのトルコはドキドキでしたが、美味しい魚料理を目的にまた行きたいと思います。今回の記事が在住の方の参考になれば幸いです!

アンタルヤで行った観光名所についてまた書ければと思っているのでまたぜひ遊びに来てください。それでは~!

アンタルヤのおすすめホテルとレストラン

みなさんこんにちは!お久しぶりです。ドレスデンは暑い日と涼しい日とが交互に来たりして割とカオスな天候です。先日初めてドレスデン空港からEU圏外へ旅行をしたのでそのときに利用したホテルとレストランについて記録しておきたいと思います。

<目次>

ドレスデンから直行便があるアンタルヤ

今回の行先はアンタルヤです。トルコを選んだのはドレスデン空港から直行便3時間ほどで行けるから、というのが大きな理由でした。アンタルヤを足掛かりにしてカッパドキアなども行こうか、という話が出たものの、3泊4日という短い旅行だったので今回はアンタルヤのみに絞りました。結果、のんびりした雰囲気のアンタルヤは私たちの好みに合い、快適に過ごすことができて大満足でした。3泊のうち、帰る前日は飛行機の時間が早朝だったので空港至近のホテルに宿泊しましたが、残り2泊はFour Hills Hotelというところに泊まりました。そのホテルがとても快適だったのでご紹介したいと思います。

アンタルヤのホテル Four Hills Hotel

私はBooking.comで探し、写真が新しそうで綺麗だった点と、バスタブが部屋に備え付けてあるという2点でここに決めました。アンタルヤはオールインクルーシブのホテルもたくさんありますが、地元のレストランに興味があったので今回はこのFour Hills Hotelを選択。

Four Hills Hotelの場所

Four Hills Hotel 外観

 

住所:Gürsu, 306. Sk. No :12, 07070 Konyaaltı/Antalya, トルコ

ホームページはこちら↓

Homepage - Four Hills Hotel | Luxury and address for a comfortable holiday

コンヤ(ア)ルティビーチが徒歩圏内にあり、観光客も見かけますがとても静かな場所でした。治安もよく、全体的にのんびりとした雰囲気。夜は近隣のホテルからタクシーで出かける人たちで大渋滞していたので、タクシー移動する人は余裕を持ってお出かけを計画する必要があるかもしれません。通りを挟んだ向かいに24時間営業の小さなカルフール(スーパー)、別の向かいにはおしゃれなカフェ、最寄りのバス停まで徒歩7分ほどと非常に便利でした。空港からはDバス400番で最寄りバス停まで1時間ほど。ちなみにバスはクレジットカード決済もしくはアンタルヤカードの2択ですが、機器が故障して使えない場合は無料で乗せてもらえました。

Four Hills Hotel ビーチへ通ずる道

私たちは今回ビーチへは行きませんでしたが、ホテルからでも対岸の荘厳な山並を伺うことができます。

Four Hills Hotelの部屋

今回は48平米のハネムーンスイートというお部屋に泊まりました。

Four Hills Hotel室内

居室空間にバスタブ!

 

ベッドとソファ

単なる鏡かと思いきや実はテレビ

コーヒーマシンと湯沸かしポット

無料のお水4本が冷蔵庫に。嬉しい!

バスローブが入ったキャビネット

洗面台2台設置。鏡の後ろはベッド

アメニティ類

シャンプー類はトルコの歴史あるブランド Atelier Rebul

洗面台の向かいにトイレ

レインシャワー

アンタルヤのホテルはほとんどシャワーのみのお部屋ばかりなので、バスタブ付きを見つけるのはなかなか大変でした。この部屋はシャワールームとバスタブが離れているのでバスマットとタオルを持って浴槽のあるリビングへ移動しなくてはなりませんが、普段お風呂がない生活をしている私たちにとってはそんなことくらいどうってことありません!ありがたかったのは、着いたときに冷蔵庫にお水が4本冷えていたこと。6月の上旬に訪れましたが、アンタルヤは既に蒸し暑く、飲み水の確保は大事です。お部屋自体は多少工事が荒いように見受けられる部分もありましたが全体的にとてもきれいでした。2日目に部屋に帰ってきた際に浴槽の清掃が行われていなかったのは残念でしたが、アメニティ類も毎日補充されるようで、お水は2本補充がありました。

Four Hills Hotelの朝食

ここからは朝食を写真でご紹介します。

朝ごはん1日目

朝ごはん2日目

コールドブッフェ

ヨーグルトはハチミツ入りの味がしました

チーズがとても弾力がある

ホットスナック

1日目の卵はスクランブルエッグ、2日目はプレーンオムレツ(写真)でした

ホットケーキがもちもちで美味しかった!

プレッツェルみたいなパン

バゲット

パンの横にはケーキ

朝食は日によって内容が変わっており、飽きさせない工夫がされていました。トルコの総菜パンみたいなものもあって面白かったです。フルーツや野菜もしっかり食べることができました。そしてなにより2日目のホットケーキがしっとりもちもちで非常に美味でした。飲み物はコーヒーのセルフマシンがあるのみで、席に着くと係の方がお水を注いでくれます。オレンジジュースがあるかどうか聞くと、メニューを持ってきてくれて、宿泊客は10%引きで頼むことができるということでした。別料金にはなりますが、フレッシュオレンジジュース (160トルコリラ、2025年6月29日のレートで約580円)がとても美味しかったのでおすすめです!

フレッシュオレンジジュース 宿泊客は144トルコリラ(約521円)で飲めます
Four Hills Hotelのお値段

今回6月初旬ということで観光シーズンが始まるより若干前に行った私たち。ホテルの予約を宿泊日の1週間前くらいにbooking.comで行って2泊朝食付き410.92EUR(2025年6月29日現在のレートで約7万円)でした。非常に快適に過ごせたので個人的にはコスパがいいホテルだと感じました。私たちは利用しませんでしたが、地下階にフィットネスジム、サウナ、スパがあり、マッサージ以外は宿泊者は無料で利用できます。中庭におしゃれなプールもあって、宿泊客がリラックスしている様子がうかがえました。

近所のレストラン SALAŞ BALIK & RESTORANT

Four Hills Hotelはホテル自体にも素敵なレストランが備わっていますが、周りにいくつも食事処があり、食べるところには困らないロケーションでした。中でも、私たちが気に入って滞在中2回も食事をした魚料理のお店を紹介したいと思います。お値段は感覚的には安くもなく高くもないちょうどいい塩梅で、2人でビールを1杯ずつ飲んで前菜3つとメイン2人分を注文し、3725トルコリラ(約13500円、約84€)でした。ご参考まで。

 

 

おすすめレストラン

SALAŞ BALIK & RESTORANT

ホテルからはたった1ブロック(徒歩1分)歩くだけでこの魅惑的なお店にたどり着けます。

SALAŞ BALIK & RESTORANTで注文したもの

ここからは2日間で注文したものを全て写真で紹介したいと思います。

ローカルビー

カラマリフライ レモンを絞っていただくのが最高

野菜と魚の前菜

ナスのマリネ

えびのチーズ焼き

牛のレバー

グリル焼き

バター蒸し焼き

 

絶品でした!!

どれを食べても非常に美味しくて、もうなにも言うことありませんでした。お料理自体はにんにくが効いていてしっかりとした味付けがされており、暑い日に汗をかいて奪われたミネラルをチャージするにはぴったりです。2晩とも予約なしで行ったのですが、快くテーブルを用意してくれて、スタッフの方々も素晴らしかったです。1日目はスイカ、2日目はフルーツの盛り合わせをお店からのサービスとしていただきました。

サービスのフルーツ

メニューは写真付きでトルコ語、英語、ロシア語が置いてあったと思います。

メニューは写真付きでわかりやすい

お店の看板猫?よだれかけを付けている

まとめ

  • アンタルヤのホテルはバスタブ付きの部屋が少ない
  • Four Hills Hotelにはバスタブが居室スペースにあるハネムーンスイートという部屋がある
  • 空港からFour Hills Hotelへは400番バスで1時間ほど
  • Four Hills HotelがあるのはKonyaaltı コンヤアルティビーチの近く
  • Four Hills Hotelの近隣レストランSALAŞ BALIK & RESTORANTはなにを食べても美味しいので超おすすめ

いや~、今この記事を書いていてまたアンタルヤに行きたくなるほど素敵なレストランでした。ドレスデンから直行便で行けるアンタルヤ、在住の方におすすめです!トルコ旅行の思い出をまた別記事で書こうと思うので、またぜひ遊びにきてください~!

 

 

Eatalyがドレスデンに出店!さっそく行ってきました!

 みなさんこんにちは!日本はもう日付変わってしまいましたが、3月30日の今日からドイツはサマータイムで1時間時計を早めています。とは言えまだまだ寒い日もあるのでなかなか衣替えが進みません。さて、今日はドレスデン中央駅にできた新しい食料品店について書いておきたいと思います。

<目次>

Eatalyとは

イタリアが美食の国であることはきっと誰もが認める事実だと思いますが、そのイタリアの食を人々に広めることをミッションとして構想され、オスカー・ファリネッティさんが2007年に1号店をトリノでオープンさせたのがEatalyです。イタリアン専門の多機能マーケットプレイス、とホームページにはありますが、カフェ、レストラン併設のイタリアの食料品の高級スーパーと言うとわかりやすいと思います。さらに、ドイツミュンヘンの店舗ではイタリア料理を学ぶコースが提供されているみたいです。

EatとItalyを掛け合わせたこの名前は一度聞いたら忘れられません。「EAT BETTER, LIVE BETTER」(よい食事は人生をより豊かにする)を掲げてイギリス、フランス、ドイツ、スウェーデンアメリカ、カナダ、トルコ、ブラジル、アラブ首長国連邦、韓国に店舗を展開。日本にも銀座、日本橋、湘南、原宿、丸の内にお店があります。

Eataly ドレスデン

Eataly ドレスデンは3月25日にオープンしましたが、ホームページはまだ用意されていないようです。ドレスデン中央駅に位置していて、1階部分は物販販売及びカフェ、2階部分はワインバー(3月29日朝は入れませんでした)だそうです。

ホームからの入口

 

コンコースからの入口

モットーが掲げられてます
Eataly ドレスデンの住所と営業時間

まだウェブサイトができていないようなので、ネットで調べてみました。

住所:Dresden Hauptbahnhof, Wiener Platz 4

営業時間:6時~22時 

いずれもSachs.Weiterというインスタグラムの投稿からの引用です。また公式の情報が明らかになり次第こちらを更新したいと思います。

Eataly ドレスデンの店舗内部

それでは早速中の様子を見てみたいと思います。まずコンコース側の入口から入る人の目を奪うのがこの吹き抜けです。

吹き抜け空間

1898年に建てられた赤煉瓦の壁に囲まれたこの吹き抜け空間は光が差し込むガラス天井によって開放的な雰囲気となっています。

モットーがイタリア語で壁にも

壁の装飾はけっこうシンプル

2階部分にはまだアクセスできないようになっていましたが、ホーム側に張り出しテラスがあって、電車の発着を眺めながらワインを楽しめるようになっているみたいです。

Eataly ドレスデンの物販

駅の店舗ということもあって、持ち帰り用サンドイッチがたくさん冷蔵ショーケースに並べられていました。1つ160gで5.9€(2025年3月30日のレートで約960円)と強気のお値段。

テイクアウト用のサンドイッチや飲み物

イタリアのお菓子

ピスタチオペースト、スイーツ

パッケージが素敵なオリジナルお菓子

パスタ、ワイン、オリーブオイル、バルサミコ酢、オリジナルバッグ、雑貨など

物販スペースはかなり小規模です。ただ、洗練された可愛らしいパッケージと高級なお値段に、「ドレスデン(に受け入れられるの)にはまだ早いのでは…?」と戸惑いを覚えるほど都会感に溢れていました!小さめの保冷バッグ(上の写真、右から2列目上段の青いやつです)を購入しましたが、お値段9.9€(約1600円)!日本だったら300円均一ショップで可愛いやつ買えそう、と頭によぎったものの、ドレスデンにEatalyが来た記念にお買い上げしました(笑)

Eataly ドレスデンのカフェ

カフェカウンターがあって、ピザやサンドイッチを注文すると温めるか聞いてくれます。

ピッツァはローマ風のアッラ・パーラ 5€~

11時頃にピザは全種類出そろった感じでした

ハムとモッツアレラチーズ 7.5€

クロワッサンサンドとバゲットサンド

サンドイッチ8€
スイーツ系

クリーム入りドーナツ(3€)とコルネ(4€)

ティラミス(5€)とマリトッツォ(5€)もありました

Eataly ドレスデンで食べてみました

私たちは3月29日の朝10時過ぎ頃に入店しましたが、オープンして初めての土曜日なのにも関わらず店内は非常に落ち着いた雰囲気。

コーヒーカウンター

カプチーノ(4.8€/約780円)とサンドイッチ(8€/約1300円)

マルゲリータ(6€/約970円)

ディアブロ(辛いソーセージの載ったピザ)(7.5€/約1215円)とカプチーノ

 

まずは食事です!ピザはフォカッチャを思わせる外側かりっと、内側もっちり。軽やかに口の中へ入っていく、とっても美味しい生地でした!そしてこのカプチーノがミルク感たっぷりでまろやかですごく美味しかったです♪ディアブロはスパイシーのはずですが、ドイツ人が辛いの苦手な人が多いからか、辛さ控えめでした。サンドイッチもこのピザ生地が使われているような印象で、重たく見えてけっこうあっさりサクッと食べてしまいました!おすすめです♪ さて、続いては甘いものをいただきましょう。

スイーツも食べます!

バニラクリーム入り(3€/約490円)

ドーナツにバニラクリーム入り、ということですが、カスタードクリームは卵を感じられて美味しく、カスタードクリームがほぼないドイツでカスタード好きには嬉しい商品かも。でも生地が結構油を吸って重ためなのでアラフォー世代にはちょっときつい(苦笑)

コルネ・ジャンドゥーヤ (4€/約650円)中身はクリームなし!?

開いてみてびっくり、ジャンドゥーヤクリーム入りかと思いきや、中はからっぽでした。外側にはジャンドゥーヤクリームがちょん、と乗っているので中身を示しているのかしらん、と思って買ったのですが(汗)。中身の入れ忘れであってほしい…。これが4€は残念過ぎる(涙)。クロワッサンは普通に美味しかったですが、コルネって基本的にはクリームが詰まっているパンだと思っていました。

単体の写真はないですが、マリトッツォはクリームチーズ系の甘いこっくりしたクリームで美味しかったです。ただ、パンがちょっとぱさついていたのが残念です。

まとめ

  • 全体的に高級路線。イメージとしては空港の価格。ウィンドウショッピングとしてはパッケージも可愛いので楽しめるが店が小さい
  • コーヒー:ミルクの甘味が好きな方はぜひカプチーノがおすすめ!
  • 軽食:ピザもサンドイッチも生地が上質で美味しい!
  • ペイストリー:ちょっと残念。今後に期待。

Eatalyはローマでインターンをしていた学生時代に何度かローマのお店に行ったことがあります。イタリアでの素晴らしい思い出と結びついているので個人的に思い入れがあり、今回ドレスデンにできると聞いたときは信じられませんでした!ドイツには今までミュンヘン店があったのみだったので2店舗目がドレスデンとはびっくりです。ちゃんとマーケティング調査したんだろうか…。

今回はまだ2階のワインバーに足を踏み入れることができなかったので、そちらがオープンしたらぜひまたここで紹介したいと思います。

強気のお値段だし、すぐに閉店・撤退となってしまわないか心配ですが、中央駅を利用するときはみなさんもぜひ、カプチーノとピザを食べてみてください。

最後まで見てくださりありがとうございます☆それではまた~!

 

<参考にしたサイト>

イータリー公式サイト | EATALY OFFICIAL SITE

Expansion in Deutschland: Eataly eröffnet am Hauptbahnhof Dresden

Essen, einkaufen & lernen bei Eataly München. | Eataly

Instagram: sachs.weiterの投稿(2025年3月28日)

sachs‘ weiter, dresden! | Ganz neu in Dresden: Eataly - auf zwei Etagen im Hauptbahnhof mit frischen Pizzen, Baguettes und Gebäck sowie allerlei italienischen... | Instagram

 

リンツのドバイ風チョコレートは美味しいのか

昨日はドイツは選挙の日でした。私たち夫婦は投票権は持っていないので見守ることしかできませんでしたが、ドイツ人の同僚は現状にだいぶ危機感を抱いているみたいでした。人々が人目を気にせず右寄りの政党支持を表明するようになっていく様子を見ていると、ドイツの変容を感じざるを得ません。

さて、気を取り直して。今日は珍しいものをスーパーで目にしたので記録しておこうと思います。

<目次>

ドバイチョコレートとはなんなのか

大きなチョコレートブロックが割られると、緑色のドロッとしたフィリングがあふれ出す、そんな映像を見たことがある人は少なくないのではないでしょうか。元祖ドバイチョコレートはFix Dessert Schocolatierという2021年にアラブ首長国連邦で誕生したチョコレートのお店で売られています。2023年12月にインフルエンサーが食べているところをSNSで投稿し、そこからブームに火が付きました。ドバイで販売されているということでドバイチョコレートと呼ばれるようになったとか。ピスタチオと白ごまペースト、そしてカダイフと呼ばれる極細麺生地を揚げたパリパリ食感の食材をたっぷりと使用したリッチなチョコレートを目的に観光客がドバイへ殺到したそうです。

リンツのドバイ風チョコレート

私自身はドバイチョコレートを食べたことがないので比較はできないのですが、今回いつも行くスーパーでリンツ(Lindt)のドバイ風チョコレートが売られており、興味本位で買ってみました!

リンツのドバイ風チョコレート

リンツのドバイ風チョコレート パッケージ裏面
リンツのドバイ風チョコレートのお値段

こちらのチョコレート、1枚なんと145gで9.99€(約1560円)!リンツのピスタチオの板チョコ(Creationシリーズ)は148gで4.99€(約780円)なので約2倍のお値段です。

 

リンツのドバイ風チョコレートの見た目

早速割ってみました!ドバイ風とはうたっていますが、だいぶチョコレートの厚みは薄いので本家に比べると迫力はまったくありません。

リンツドバイ風チョコレート
リンツのドバイ風チョコレートのお味は?

カダイフのパリパリ感、フィリングのどろっとしたテクスチャー、そして周りを囲うミルクチョコレートのくちどけを感じられる食感はまさしく高級チョコレート。ただ、味のバランスは外側のミルクチョコレートの存在感がやや強すぎる印象を受けました。本家のドバイ風チョコレートだってもちろん外側にもベルギーの上質なチョコレートを使っているといいますが、主役はやっぱり中身だと思うんです。

リンツのドバイ風チョコレートは美味しいのか

結論:確かに美味しいが、自分では買わない

リンツのミルクチョコレートの味が強いため、リンツの「普通のチョコレート」感が出てきてしまい、また厚みが他のフィリング入りチョコレートと変わらないため、145gで9.99€はかなりの割高感が否めません。ただし、話題性はありますし、まぁまぁの味ではあるので、バレンタインのお返しとかちょっとしたお礼とかのプレゼントにはいいかもしれません。

個人的にはリッタースポーツで最近新しく発売されたNussklasseシリーズのピスタチオ(100g 2.19€) のほうが値段も手ごろで美味しくておすすめです!

本日も最後までお付き合いくださりありがとうございました!それではまた~!

<参考URL>

https://www.lindt.de/lindt-dubai-style-chocolade-145g

ドバイチョコレート 本家 FIX とは|ドバイのニュース

HOME - Fix Desserts

ベルリン リッツカールトンで年越しステイ

明けましておめでとうございます。2025年が楽しい1年となりますように!さて、新年1記事目は年末ベルリンで宿泊したリッツカールトンがとても居心地よかったので、ホテルについて書いておきたいと思います。

<目次>

リッツカールトン ベルリン

リッツカールトン ベルリン
リッツカールトン ベルリンの場所

住所:Potsdamer Platz 3, 10785 Berlin

リッツカールトン ベルリンはポツダマープラッツ駅から徒歩1分と非常に便利な場所に位置しています。同じホテル系列のマリオットホテルもすぐ隣にあります。今回はベルリンフィルハーモニーで年末コンサートを聴くために宿泊したのですが、会場まで歩いて15分ほどで到着。グランドハイアットホテルに比べるとカラヤンサーカスまで少し歩きますが、問題なく歩ける距離でした。

リッツカールトン ベルリンの料金

マリオットボンヴォイの会員サイトから2024年12月31日から2025年1月1日の素泊まり1泊を事前決済で宿泊2か月前の10月末に予約しました。クラブラウンジアクセス付きのお部屋は確か1000EUR越えだったのでちょっと手が出せず(苦笑)ラウンジ潜入はいつかまた別の機会に…(できたらいいな)!

  • お部屋のタイプ:1キングベッド、デラックスゲストルーム
  • 1泊2名(朝食なし)会員価格事前決済:625.8EUR(2024年10月末レートで約10万2900円)
リッツカールトン ベルリン年越しステイサプライズ

リッツカールトンのエントランスツリー

ベルリンのリッツカールトンは初めての宿泊で、予約してからずっと楽しみにしていました♪ そして大晦日当日、お高いホテルはチェックインのときに場違いな気がして緊張するのですが、フロントの担当クリストフさんにとっても気さくに対応していただき和みました。ウェルカムドリンクにシャンパンを勧められてフロントでいただきながら、初めての滞在だという話をしていたら、なんと朝食をプレゼントしますとのこと。お正月に開いているお店を探すのは大変なので、もともと朝食は追加するつもりだったのですが、にわかには信じられない申し出。ドイツの事務は信用ならないので、チェックアウト時に払うことになってもがっかりしないよう、内心喜びすぎないように自分に言い聞かせつつ、何度もお礼を言ってお部屋へ。

ゆっくり荷ほどきをして身支度をしていると、インターホンが。なんと年越しグッズのプレゼント!コーヒーマシンの調子が悪く、電話して人を呼んでもらっていたのでてっきりエンジニアの方かと思いきや、サプライズでした。いただいたシャンパンは家に持ち帰って大事に味わいました。

サプライズプレゼント

帽子・シャンパン・ミニ鉢・チョコレート・笛・紙テープ

いただいたシャンパン、ルイ・ロデレールのコレクション243

いろいろな年のブドウをブレンドしているらしい

ルイ・ロデールのシャンパンは初めて飲んだのですが、味わい深くとても美味しかったです!

リッツカールトン ベルリンのお部屋

では今回滞在したキングサイズベッドのデラックスゲストルームというお部屋を紹介したいと思います。

玄関

写真を撮り忘れてしまったのですが、今回831号室で、玄関ドアの設えが表から見てとてもシックで素敵でした。

お部屋の玄関

写真は内側から見たドア。ホテルのドアって非常口の情報とかが貼ってあったりして結構事務的な簡素な感じが多い印象ですが、リッツカールトンのエントランスは家のようにしっかりした扉!全身姿見の横には心憎い小物置があって、ハンドバッグや手袋などの小物を置くのに便利。床はヘリンボーン貼りになっていてさり気なくオシャレ。

スリッパ・ラウンドリーバッグ・シューケアグッズ・ソーイングセット

写真に写っていませんが、クローゼットの中にはアイロン、アイロン台も完備されていました。スリッパは使い捨てですが、質が高くてあたたかい履き心地。

ニューイヤーの柄がかわいい

バスローブはクローゼットに1着、バスルームに1着

写真ではわかりづらいですが、濃い青色のパイピングが高級感漂うバスローブはゆったりとして着心地もよかったです。

小さな金庫と収納棚

収納は小さいながらも充実しており、(写真撮り忘れましたが)ピンチ付ハンガー、普通のハンガー、そしてドレス用のクッション付きハンガーが準備されていました。続いてバスルームとアメニティを写真でご紹介します。

バスルーム

シャワーとトイレ

シックな色調のお手洗いは扉あり

ディプティックのアメニティ

洗面ボウルは2か所

マウスウォッシュ

歯ブラシ・ボディクリーム・シャワーキャップ

ドライヤー

洗面台の下には体重計

バスタブ

ボディ用スクラブ

バスソルトとディプティックの石鹸

金ぴか過ぎず、落ち着いたバスルームは私たちのお気に入りになりました。洗面台は持ってきた歯ブラシや洗面用具を置くスペースも十分にありましたし、トイレが個室になっているのも使い勝手がよかったです。難点はシャワーの出が少し弱いかなと思ったくらいでした。

寝室・リビングスペース

キングサイズベッド

部屋の調度品はあたたかみのある落ち着いた色調でまとめられています。この寝具がとてもあたたかくて夫も私も非常に気に入りました。2024年の締めくくりをこのベッドで寝られて幸せでした!

サイドボードには聖書

 

ソファとデスク

お部屋の広さは40平米とゆったりしています。一見電源がどこにも見当たりませんが、実はソファの右端に電源ステーションが備えられていて、とても機能的。テーブルの上にはコンプリメンタリーのお水が用意されています。コンサートへ行く前に1本開けて少し飲んだところ、帰ってから見たら1本補充されていました。ターンダウンサービスのときに追加してくださったみたいです。ベッドサイドに別のチョコレートも置いてありました。

無料のお水ボトルとカード、プチギフト

プチギフトはチョコレートトリュフでした!

カードは切り離してポストカードとして使えるようになっており、ホテルに頼むと郵送代を負担してくれるみたいです。チョコレートの1つ(白い方)は梱包が半分解けてましたが、味はナッツ系のガナッシュのトリュフでとっても美味しかったです。

アダルト向けコーナー

ベッドの向かいにはテレビが設えてあり、その下には冷蔵庫や食器類が収納された棚が置いてあります。写真はアルコール類が置いてある大人のコーナー。

有料お水コーナー

常温のお酒が置かれた反対側の端には有料の炭酸水などお水が。ルームサービスのメニューが見られるQRコードも置いてありました。

 

ぎっしり詰まった冷蔵庫(有料ミニバー)

冷蔵庫の中にはお酒とソフトドリンクがぎっしり冷やされていました。いずれも有料です。

スナックバー(有料)

引き出しにはお菓子類が!こんなにたくさん種類があるヨーロッパのホテルはあまり見たことがありません。こちらも有料です。

コーヒーマシンとロンネフェルトの紅茶

棚の真ん中にはコーヒーマシンが収納された引き出せる台がありました。紅茶類はロンネフェルト、コーヒーはネスプレッソです。ここには紙パック入りのお水が2本置いてありました。

コーヒーマシントラブル

ネスプレッソがずっと点滅したままで一向に抽出してくれないため、電話でヘルプを要請。エンジニアの方が見てくれた結果、電気系統のトラブルで、機械自体は壊れていないようでした。ただ、別の電源につなげないとマシンが動いてくれないということで、10分ほどして代わりのコーヒーが運ばれてきました。

ルームサービスコーヒー

トラブル対応に時間を割かれましたが、ポットにたっぷり入った熱々のコーヒーを楽しめたので結果ちょっとお得だった気がします。

ジム・スパ

エントランス

地下1階にフィットネス(24時間)とサウナ、プール(午前6時から午後10時)がありますが、エリア内撮影禁止だったのでエントランスのみ写真に収めてきました。サウナは今回入りませんでしたが、ホットストーンの部屋とサウナがあるそう。プールは小さいながらプール端にジャグジー機能がついているなど工夫がされていて、あまり見たことがないタイプでした。

男性用は確認していませんが、女性用チェンジルームにはシャワー室の前にシャワーキャップやボディクリームなどお部屋にあるものと同様のアメニティ類が置いてありました。(化粧水や乳液等の基礎化粧品はありませんので、持参が必要です)ドライヤーも2,3台置いてあったと思います。

朝食会場 レストランPOTS

晦日はコンサートの帰りに食事をしてグランドハイアットのバーで年越しをし、さんざん夜更かしをして朝起きてから湯舟にゆっくり浸かりました。1月1日の朝食は新年の朝のため、14時までOKとフロントで案内されていたのですが、こちらのホテルはチェックアウトが12時。チェックアウトしてから朝食を食べても大丈夫かどうか念のため電話で問い合わせ、問題ないこと(&朝食が無料でいただけること)が確認できたので、フロントでチェックアウトを済ませて荷物を預けて12時20分くらいに朝食会場のレストランPOTSへ入店。私たちは食事をゆっくり楽しもうと思って先にチェックアウトしましたが、レイトチェックアウトもお願いしたらできたと思います。

着席して少し待つと、飲み物の注文を取りにきていただけたので、カプチーノと一緒にチーズ、玉ねぎ、マッシュルーム入りのオムレツをオーダー。予想はしていましたが、ビュッフェコーナーは嵐の後のようにほとんど食事が残っておらず、オレンジジュースもグラスが全然残っていなかったのでレストランの一角から持ってきてセルフミモザシャンパン×オレンジジュース)作成コーナーのジュース瓶から拝借。

リッツカールトンでの朝食

ピークは過ぎていたようで、オムレツや飲み物は想定よりも早く提供され、スピードはちょうど良かったです。オムレツのお味は普通だったものの、ケチャップが自家製のようでとても美味しかったです。コーヒーはカプチーノとラテマキアートを注文し、いずれも非常に美味でした。

はちみつが巣ごと置いてあったり、フルーツが豊富だったりと高級ホテルらしいメニューだったんですが、荒れ果てたビュッフェコーナーを載せるのは忍びないのでほんの少しだけ撮影してきたものを載せますね。

紅茶用大きなお湯ポット

 

パンコーナー

 

チーズコーナー

生ハム類(ここは補充されたばっかり!)

朝は8時から開いていたみたいなので、4時間も経ってから行ったら量も質もピークに比べて見劣りするのは当たり前ですよね。でも14時までオープンという太っ腹なサービスに驚かされ、そしてなにより今回無料でいただけたということに感謝感激でした。

まとめ(2024年年末宿泊時)

  • 晦日のリッツカールトン ベルリンはウェルカムドリンクのシャンパンなど特別感を演出するプチギフトがある
  • 1月1日は午前8時から午後14時まで朝食が食べられる(ただし、12時頃にはお皿やグラス、食べ物の補充が十分に追い付いていなかった)
  • フロント、ルームサービス、エンジニアまで、全てのスタッフがフレンドリーでホスピタリティを感じる
  • 羽毛布団が至福の暖かさ
  • ポツダマープラッツという立地が観光にもコンサート鑑賞にもうってつけ

ベルリンのリッツカールトンは1年頑張ったご褒美として奮発して予約したのですが、結果そのホスピタリティと居心地の良さに非常に満足。ちょっと背伸びしてみてよかったと思えるステイでした。2025年もまたお仕事頑張ろう、と思えた素敵な滞在になりました。今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。またぜひ遊びにきてください~!今年もよろしくお願いいたします。

イケアアドベントカレンダー 2024年

すっかりまた間が空いてしまいました。今日は毎年記録しているイケアのアドベントカレンダーについて書いておきたいと思います。

<目次>

イケアアドベントカレンダー2024年表面

Ikeaアドベントカレンダー

映り込みで見づらいかもしれませんが、今年はダークブルーにもみの木が全面的に配置され、クリスマスオーナメントが飾られている様子がデザインされています。もみの木のデザインがデフォルメされていてテキスタイルのデザインのようですね。去年、一昨年と赤色ベースが続いていたので、今年は比較的シックな印象です。

昔のデザインをご覧になりたい方は過去記事を見てみてください。

 

www.et-chandon.com

 

www.et-chandon.com

 

www.et-chandon.com

 

www.et-chandon.com

 

www.et-chandon.com

 

www.et-chandon.com

 

イケアアドベントカレンダー2024年裏面

ikeaアドベントカレンダー

今年も毎年恒例のお楽しみ金券が入っています。100個には1000EUR(約15万8千円)分が入っているというのですから夢が膨らみますよね。

ちなみに、チョコレートに関してですが、もともとHachez(ハシェ)はドイツ、ブレーメンで設立され、チョコレートを製造販売していた会社です。2012年にデンマークの菓子会社に買収されたようですね。

なお、お値段は12.99EURです。最低5EUR×2枚が入っていると考えると、かなりお得なのではないでしょうか。いつか高額の金券が当たることを夢見てこれからも買い続けようと思います。

 

2024年、残り少ないですが、体調に気を付けてよい年末年始をお過ごしください。それではまた!

 

☆2024年12月28日追記☆

昨日イケアのカフェにアドベントカレンダーについていた金券を持っていきました。大抵5€なので、金額を確かめずにレジで1枚出したらなんと今回50€分が当たっていました!やったー!!カレンダーの金券もう一枚はイケアにある専用のカードリーダーにかざして金額を確かめたところ5€でした。今まで毎年1つ買っていましたが、50€(1€150円換算で7500円相当)が入っていたのは初めてです。イケアカフェで思いがけず夫とはしゃいだ年末になりました(笑)

金券を使ってイケアcafeで食事

みなさまどうぞよいお年を!

リスボン観光 ジェロニモス修道院とベレンの塔、発見のモニュメント!エッグタルトのパステイス・デ・ベレンで休憩

先月ポルトガルリスボンへ小旅行へ出かけました。リスボン観光で外せないジェロニモ修道院ベレンの塔、発見のモニュメントは同じエリアにあるので、回りやすかったです。私のお気に入りとなったパステイス・デ・ベレンについても今日は写真を交えて記録しておきたいと思います。

<目次>

まずはPASTÉIS DE BELÉMで朝ごはんから

ベレン

観光を始める前にまずは腹ごしらえ!ジェロニモ修道院の最寄りベレン駅から歩いて5分ほどで老舗のエッグタルトのお店にたどり着きます。1837年から修道院で作られていたレシピを守り伝えてきたお店、パステイス・デ・ベレンPASTÉIS DE BELÉMです。

PASTÉIS DE BELÉM

住所:R. de Belém 84 92, 1300-085 Lisboa, Portugal

Home | Pastéis de Belém

 

開店30分後の朝8時半頃到着しました。イートインの入口を入るとまるでアトラクションのような行列の待機スペースが設けられていました。さすがに8時半だと誰も並んでおらず、店員さんが立っているところまで難なくたどり着いた私たち。そこで人数を伝えたところ、一番奥まで進むように案内されました。2間ほど朝一の人たちが食事を楽しんでいる様子を横目で見ながら歩いていくと目の前に開けた光景が。

団体客でも余裕で座れる広いスペース

お店の奥がこんなに広いとは!店員さんもかなりの人数が働いていて、注文もお会計も待たされることがありませんでした。卓上のQRコードを読み取ってメニューを確認します。

クロワッサンサンドハムチーズ(2.4€ 約377円)エッグタルト(1.4€ 約220円/1個)イベリアンハムとモッツアレラ、トマトのサンドイッチ(4.3€ 約675円)ラテ(1.5€ 約235円/1杯)

メニューはかなり種類が豊富でさんざん悩んでサンドイッチを頼みました。キッシュもお願いしたら、まだ店頭に出ていなかったらしく断られたのですが、午後に再訪したらちゃんと食べられました。それにしてもサンドイッチは大きいし、全てが安いのに美味しいとはどういうことなのでしょう。ちなみにここのエッグタルトは皮がパリッパリの食感でカスタード甘さ強め♡

午後に休憩しにきたときに注文したものも載せておきます。明らかに食べすぎですが、ひかないでください、美味しくて安くて注文が止まりませんでした(笑)

(左上から時計回りに)Delicia(1.7€ 約270円)、Bola de Berlimカスタードクリーム(1.6€ 約250円)ほうれんそうのキッシュ(2.5€ 約390円)

Bola de Berlimの断面図。カスタードクリームたっぷり!

Lemonade(3€ 約470円)ビール(2€ 約315円)Croquetes(1.6€ 約250円/1個)

さらに調子に乗ってビールもいただいちゃいました。夫はレモネードを頼んだのですが、これが不思議な飲み物で、自分で砂糖を入れて甘さを調節します。想像していたレモネードではなかったのでちょっとびっくり。気に入らなかったのか、彼はこの後生絞りオレンジジュース(3.5€ 約550円)を追加していました(笑)コロッケなどお酒のお供になるようなものもあって、一日中いられます。休憩でお昼頃来た時には先ほどの大広間もいっぱいになるくらい人が押し寄せていました。ジェロニモ修道院に行くときはぜひ立ち寄ってみてください。もちろんテイクアウトのみも大丈夫ですよ~。

ジェロニモ修道院

かなり大きいジェロニモ修道院

朝食を終えて歩き出すともうすぐそこにジェロニモ修道院がそびえています。朝9時半オープンちょうどに着いたにも関わらず、遠目からでもわかるこの行列!オーバーツーリズムの話は聞いてはいたものの、観光客の多さにびっくりしました。私たちはリスボアカードという1日乗車券とたくさんの観光名所の入場パスがセットになっているツーリストカードを空港で購入したので、それを握りしめて修道院向かって左側の入場列に並びます。右側はサンタ・マリア・デ・ベレン教会への入場列なのでご注意ください。

壮大なファサードの南口(入れません)

外観で一際目を引くのはサンタ・マリア・デ・ベレン教会の南口です。もともとは15世紀に建てられた教会をベースとして、16世紀に修道院の回廊が隣接して作られたそう。西翼には海洋博物館と考古学博物館があり、ジェロニモ修道院として見学できるのは55メートル四方の回廊の1階と2階、修道院の食堂、参事会館(chapter house)となっています。ちなみにchapter houseを調べたら参事会会議場、と出てきて聞き覚えのない言葉!と思い参事会を調べました。簡単にまとめると修道士たちの集会のことみたいです。アラフォーになっても知らないことの多さに驚かされます(笑)

さぁ、いよいよ中に入ります~。

ベンチはお座り禁止

装飾がびっしりの柱が立ち並ぶ回廊。柱ごとに異なる装飾が施されているので見ていて飽きません。

ジェロニモ修道院といえば回廊

行けども行けども座って休めるベンチがないこの回廊。入るまで立ちっぱなしで並んでいた私たちの足は既にガクガクです(笑)細かい装飾はさることながら、この巨大さも当時のポルトガルの威信と財力を表しています。

アレシャンドレ・エルクラーノの棺

参事会館には棺が置いてあり、19世紀に活躍した歴史家エルクラーノが眠っています。この墓はウィキペディアによると一般からの寄付で賄われたとか。

修道士の食堂

太いロープを模した装飾とタイルに彩られたこの部屋は食堂として使われていたみたいです。


当時9月中旬ということで非常にお天気がよく、炎天下の中1時間待ちは堪えましたが、人数制限があるために、中に入ったら混雑なく快適に見学ができました。

サンタ・マリア・デ・ベレン教会

隣接する教会は入場無料です。ジェロニモ修道院に向かって右側の列にならんで入場します。

サンタ・マリア・デ・ベレン教会

サンタ・マリア・デ・ベレン教会天井を見上げる人々

サンタ・マリア・デ・ベレン教会内部

この教会には詩人のカモンイスと彼の有名なヴァスコ・ダ・ガマの棺があるのですが、私たちが訪れたときは絶賛改修中で、工事の音が鳴る中でうるさそうに寝ていらっしゃいました。

ジェロニモ修道院とサンタ・マリア・デ・ベレン教会、そしてベレンの塔ポルトガルでのみ見られるマヌエル様式というゴシック様式を発展させたスタイルが特徴。16世紀にこの修道院の建造を指示したマヌエル一世の名前が由来です。大航海によってもたらされた富は多くの芸術家を様々な地域からポルトガルに集結させ、彼らの多種多様なセンスがマヌエル一世の意向を反映してマヌエル様式を結実させました。

ベレンの塔

パステイス・デ・ベレンを再訪し休憩をかました私たちは、続いてリスボアカードでトラムに乗ってベレンの塔へ。こちらもリスボアカードで入場無料です。午後2時半くらいに並び始めて1時間強待ってようやく入れました。

ベレンの塔

 

ベレンの塔ジェロニモ修道院はセットで世界遺産に登録されています。

1階には大砲

要塞として作られたベレンの塔。6層の1番下の階には小窓に1つずつ大砲が配置されていました。

見張り台

2階へ上がると可愛らしい装飾があしらわれた展望台のようなフロア。

上の階へ

人数の制限を行っているので、さらに上の階へ登るためには列に並ぶ必要があります。

確かに狭い

テラスに出ることができました。

大航海時代はどう見えていたんでしょうか

晴れてるって素晴らしい

各フロアは税関のような役目を果たしていた部屋だったり、礼拝用の部屋だったりと、結構狭いのにいろいろなことに使われていたみたいでした。

中は割と地味なつくり

午前中ジェロニモ修道院と教会見学でヘロヘロになっていた私たち、上に登るのを断念し、見張り台の個室で休憩していた夫と合流してベレンの塔を退出。

ベレンの塔が見えるカフェ

ちょっとさすがに疲れたのでモヒート飲みます。夏季のリスボン観光は人も多いし、灼熱の太陽でかなり消耗。あともう一息!

発見のモニュメント

ベレンの塔から頑張って歩いて20分くらいで到着するのがこちら。

発見のモニュメント

 

この巨大なモニュメントは大航海時代を牽引したエンリケ航海王子の没後500年を記念して1960年に建てられたそうです。

横から見たらスリムな発見のモニュメント

どうやら中に記念館のような展示があるみたいです。疲労困憊の我々は入りませんでしたが、リスボアカードで入場できるようなので、興味がある方はぜひ。

ポルトガルー日本のフライトは乗り継ぎ入れて18時間~35時間だとか

航海の歴史が床石に地図で表現されていました。遠いところまで来たもんだなぁとしみじみ。

この発見のモニュメントとベレンの塔は飛行機からも見えるランドマークなので、リスボン到着時に窓からぜひ見てみてください。

どこにあるかな!?

まとめ

長い1日、お付き合いいただきありがとうございました。夏のリスボン観光(9月中旬でした)の過酷さがおわかりいただけたと思います。ただ、天気が本当にいいので写真はめちゃくちゃ綺麗に撮れます!個人的にはパステイス・デ・ベレンがとっても気に入ったのでぜひみなさんに行ってほしい。近所にあったら確実に太るお店です(笑)

次回はシントラ観光について書きたいと思いますので、またぜひ遊びにきてください♪

それではまた~!

 

ポルトガル観光!リスボンとシントラに行く前に知っておきたいこと(2024年9月)

前回の更新からまた時間が経ってしまいました。すっかり秋めいてきたドレスデンでは朝晩冷えるようになってきています。今年ももうあと3か月なんですね~!うかうかしているとあっという間に年が変わりそう…(汗)今日は先日ポルトガルリスボンに旅行にいったことを記録しておきたいと思います。計画を立てているときに最新情報がなかなかネットで思うように見つからず、私自身結構てこずったので、私の旅程をこれから行かれる方が旅行計画をする際の参考にしていただければ幸いです。

<目次>

今回のリスボン・シントラ旅程

今回4泊5日の小旅行です。結果的に帰る前日の半日を体調不良で寝て過ごし、全て計画通りとはいきませんでしたが、それでも楽しめました!リスボンから電車で40分のシントラに行きたかったので、電車が発着するロシオ駅近くのBessaHotel Liberdadeというホテルに滞在。結果的にロシオ駅周辺にはレストランやカフェ、薬局があり非常に便利で不自由なく過ごすことができたのでおすすめです。

空港のリスボアカード販売所
  • 1日目:夕方リスボン着。空港で3日目に使うリスボアカードを購入。バスでホテルの最寄り駅まで移動。徒歩でカフェ、ワインバー、予約したテラスレストランへ。
  • 2日目:朝8時台の電車でロシオ駅からシントラへ。朝食をシントラで食べ、バス1日チケット購入(1人13.5€)※。ペーナ宮殿へバスで移動。シントラへバスで戻り、シントラ駅周辺のレストランでランチ。レガレイラ宮殿へバスで移動、見学。シントラ駅から電車でロシオ駅まで戻り、駅周辺レストランで食事。
  • 3日目:リスボアカードを利用。ベレン駅近くのエッグタルトの老舗カフェPASTÉIS DE BELÉMで朝ごはん→修道院と教会見学→PASTÉIS DE BELÉM再訪、軽食→ベレンの塔→塔が見えるカフェで休憩→歩いて発見のモニュメントへ→ロシオ駅周辺の予約したレストランで食事
  • 4日目:(計画では)トラムでリスボン周遊&サンタ・ジュスタのリフト乗車→体調不良で断念
  • 5日目:午前中の飛行機搭乗にてドレスデンへの帰途へ

※この日はもともとペーナ宮殿だけの予定でしたが、誤ってバスの1日チケットをシントラで購入してしまった(往復チケットを買いたい、と言うと自動的に1日券を買わされる)ため、急遽レガレイラ宮殿にも足を伸ばしました。最初から1日でどちらも行く予定の方は、リスボンを出る際に電車とバス両方が乗り放題になる「Train&Bus」チケットを購入したほうが安いです(14€+おそらくカード代0.5€)。詳細は下記ウェブサイト参照ください。ちなみにロカ岬へのバスは現在別会社が運航しており、このチケットでは乗れないみたいなのでご注意を。

Discover Sintra Programme | CP - Comboios de Portugal

リスボンとシントラ観光でかかった費用と所要時間など

この旅行ではあまり無理して観光名所を回らない計画を立てました。シントラではムーアの城壁やロカ岬に行かずにペーナ宮殿とレガレイラ宮殿のみを回りましたが、それぞれの場所で結構歩くのと、バスを待つ時間が予測できない(時刻表はありませんでした)ので2つにしてちょうど良かったと思います。

リスボン・シントラ交通費 50€/人

空港の路線バス
  • 路線バス代:空港(Aeroporto)ー市内(ホテルの最寄:Restauradores)片道1人2.1€ (片道25分~45分くらいで道路の状況とバスの路線による)
  • リスボアカード1日分:1人27€
  • シントラ電車+カード代:1人5.3€
  • シントラバス1日券:1人13.5€

もし元気だったら4日目にトラム乗り放題券(6.8€/人)を買ってトラムとエレベーターに乗る予定でした(涙)ちなみにリスボアカードでもエレベーターに乗ることができます。空港からのバスは乗車時に運転手さんからチケットを購入しました。現金のみのようでした。私が宿泊したホテルBessaHotel Liberdadeは地下鉄利用だと乗換が必要でしたが、路線バスの744番もしくは722番の1本で行くことができたので便利でしたよ。

シントラ観光名所入場料 (オンライン決済) 32.74€/人
  • ペーナ宮殿+ミニバス:1人19.85€ オンライン決済で15%割引が適用されています。(見学1時間半くらい)
  • レガレイラ宮殿:1人12.89EUR(見学1時間半くらい)

どちらもオンラインでチケットを購入し、スムーズに入場できました。ペーナ宮殿は公園の入口から宮殿の麓までミニバスが運行されており、オンラインでこちらもチケットを買いました。乗車の際は行きにQRコードをスキャンされ、復路は見せるだけでした。

10時過ぎ頃シントラ駅を出てペーナ宮殿へ向かうバスに乗車したところ、大渋滞によって、宮殿にたどり着いたときには11時15分を回っていました。当初タクシーに乗ろうと思っていたのですが、運転手さんに「メーター制だから高くなるかもしれないよ」と忠告され、計画を変更してバスに。11時の予約だったのでめちゃくちゃ焦りましたが、チケットチェックで問題なく入場列に通してもらえました。オンラインで予約する場合は十分に時間に余裕をもって到着できるようにすると安心です。

レガレイラ宮殿はレストランでランチをしながらスマホで17時のチケットを予約。その後15時からバス停でバスを待ち、40分くらい待った末に乗車。乗車時間30分くらいでレガレイラ宮殿に到着しました。予約時間まで時間をつぶすところが近くになかったので、16時半の予約にすればよかったなというのが本音ですが、如何せんバスが何時にくるかわからないので、余裕をもっての到着でよかったと思うようにしました。私たちは着いてすぐにイニシエーションの井戸に向かって入場列に15分くらい並び、井戸と続く洞窟を見学した後、宮殿を見学してシントラに戻りました。かなり庭園が広いので、隅々まで見ようとすると1日必要かも。レガレイラ宮殿からシントラ駅までのバスは18時半頃に乗車し、帰路に就く観光客で非常に混雑していたためずっと立ちっぱなし。レガレイラ宮殿からシントラ駅まで30分くらい乗っていたと思いますが、座れなかったので1時間くらいに感じました。。。

 

ペーナ宮殿公式サイト↓

Park and National Palace of Pena - Sintra

レガレイラ宮殿公式サイト↓チケット購入はblueticketというサイトから可能です。

https://www.regaleira.pt/pt/

レガレイラ宮殿チケット購入用サイト

https://regaleira.byblueticket.pt/

リスボン観光名所入場料 0€
  • ジェロニモ修道院リスボアカードで入場無料、通常12€(待ち1時間、見学20分くらい)
  • サンタ・マリア教会:入場無料(待ち15分、見学10分くらい)
  • ベレンの塔リスボアカードで入場無料、通常たぶん9€(待ち1時間、見学30分くらい)

ジェロニモ修道院が朝9時半からオープンするということで、朝9時半過ぎに到着しましたが、既に長蛇の列で、1時間くらい並びました。9月中旬に差し掛かるというタイミングでまだまだ日差しが強く、1時間待ちは結構堪えました。また、午後に行ったベレンの塔は列の人数に対して待ち時間が非常に長く感じられました。水分補給と日除け対策必須です。発見のモニュメント※はへとへとだったので、中の見学はせずに外から眺めただけにとどめました。リスボン観光は個別にチケットを購入するよりもリスボアカードを買った方が手間が省けておすすめです。

※2024年4月のリスボアカードパンフレットによると 「Monumento a los Descubrimientos」リスボアカード提示で入場無料のようです。ご参考まで。

https://lisboa-card.com/wp-content/uploads/2024/04/Lisboa_Card_IncludedAttractions.pdf

まとめ

  • リスボン・シントラのチケットや交通情報は常に最新情報を得るべし
  • 夏季の待ち時間は炎天下になるので、日焼け対策・熱中症対策(日焼け止め・サングラス・帽子・日傘・こまめに水分補給)を万全に
  • ロシオ駅周辺はレストラン・カフェ・薬局があり、交通の便もよく観光の拠点としておすすめ
  • リスボアカードは最初に使った時間から使用期限のカウントダウンがスタート。初日に使わなくても空港到着時に購入しておくと安心
  • シントラの観光名所のオンライン予約をしたら、時間に十分余裕を持って出発するべし。特にペーナ宮殿への道は渋滞が激しい。バスの時刻表もなく、いつくるかわからない。
  • シントラでバスに乗る予定がある場合、リスボンのロシオ駅でTrain&Busチケットを購入するのが吉

リスボンとシントラに行ってから「これ知っておきたかった~」と思ったことを今回まとめてみました。それぞれの観光スポットについてはまた別の記事で書くかもしれません。今回書いていてまたすぐリスボンに行きたい気持ちが沸々と湧いてきました。エッグタルトが恋しい…。みなさんもよい旅を!

ドレスデンのミシュランガイド掲載店 Caroussel Nouvelle

ドレスデンにもようやく夏がやってきて昼間の暑さが本格的になってきました。かなり久しぶりの更新になってしまいましたが、今日は久々にドレスデンのレストランについて記録しておきたいと思います。

<目次>

ミシュランガイドとは

ミシュランはフランスのタイヤ製造企業ですが、1900年フランスのパリ万博の際に自動車運転者向けのお役立ちガイドとして発行した冊子を始まりとする、世界各国のレストランやホテルを覆面で調査し、星の数で評価を行うミシュランガイドを発行しています。魅力的な旅行先を提案することで、顧客のモビリティを促し、タイヤを使ってもらおうというのがねらいということですね。

ドレスデンミシュランガイド掲載店

ミシュランガイドドレスデンで検索すると、9店レストランが掲載されていました。そのうち星1つが2店舗、残りの7店舗は星はついていません。今回は星はついていませんが、掲載店の1つに潜入してきました!

Caroussel Nouvelle

Caroussel Nouvelle

Hotel Bülow Palais Dresden | Restaurant Caroussel Nouvelle

Relais & Châteaux Hotel Bülow Palais のホテルレストランで、ホテルのホームページから予約をすることが可能です。このホテルの以前のレストランCarousselは1990年代にザクセン州で初めてミシュランガイドの星を獲得した名店で、現在はもう1つのレストランBülows Bistroと一体化し、名前をCaroussel Nouvelleとして営業を行っています。

Caroussel Nouvelleの店内の様子

併設のバー。奥にピアノもあります

サプライズ演出のくまさん

私たちが来店した日はお客さんがほとんどいなかったのですが、大きなクマが鎮座していてとっても目を引きました。1時間くらい経って予約のご夫婦が現れてクマの横に着席していました。旦那様はスーツでビシッとキメていて、奥様の誕生日か結婚記念日かわかりませんがとても素敵なお二人でした。

Caroussel Nouvelle のお料理

それでは早速実食したお料理を紹介していきたいと思います。こちらは全員共通で提供されるバゲット。黒パンが思いのほかもちふわで驚きました。どちらも美味^^

おかわり自由のバゲット

飲み物は非常に分厚いワインリストが別冊で渡されますが、メインメニューからもグラスで頼めるワインやビールが選べました。私はザクセン州醸造家のロゼとリースリングをいただきました。給仕の方が料理に合うものをおすすめしてくれるので、安心して選べます。

なお、提供される食事は全てマイセン食器に盛り付けられて出てくるので器も楽しめます。

アラカルトから選択

決まったコースを選ぶ、もしくはアラカルトから組み合わせて自分でコースを作ることができるため、悩んだ末今回自分で気になるものを選びました。

前菜 タコのカルパッチョ サツマイモクリームとワカモレ

まずは前菜。このタコがびっくりするほど薄くスライスされていて、口にほおばり、噛めば噛むほどしっかりとした味わいを感じられ、まるで日本食を口に入れたような不思議な印象。ヨーロッパのサツマイモは日本のそれとは違い、非常にあっさりした甘さなのですが、それがタコの濃厚な味を引き立てます。アボカドも爽やかさを後押しするようで、とてもバランスの取れたスターターでした!

前菜 ブッラータ

ブッラータの下にはトマト、と思いきやスイカが敷いてあり、爽やかな甘みがチーズと非常に合う!上に乗ったラスクの香ばしさがいいアクセントになっていました。

口直しのマンゴーソルベ

このソルベはメニューに載っていませんが、おそらく全員に提供されるもののようです。口直しは柑橘系のソルベのイメージがあったので、マンゴーは珍しいなと感じました。給仕の方からはキッチンからのサービスです、と言われたのでおまけのような存在かと思いきや、とっても美味しくて楽しませてもらいました。

主菜 トラウトサーモン

いくらが散りばめられた美しい一皿ですよね。サーモンの下にはおそらくルバーブが敷いてあり、独特の酸味が感じられます。個人的にはルバーブの主張が強すぎて、もっとサーモンを味わいたかったなと思いました。

デザート レモンのクリームブリュレとミントアイス


レモンのクリームブリュレというものを初めて食べました!濃厚な甘さに酸っぱさが合わさって少量なのに食べ応えのある一品。ミントアイスがとても美味しくて、クランブルも上質な味わい。アーモンドは少し湿気を感じましたが全体的に非常に満足感の高いデザートでした。

デカフェ

食後に私たちはデカフェを頼みました。添えられたクッキーも美味しくてびっくり。


コース料理(5品)

ここからは夫が注文した5品のコースを紹介します。こちらからお料理を選ぶこともできるみたいですよ。メインの前には2人でマンゴーソルベを口直しでいただきました。

前菜 ハマチ

周りにきゅうりのソース、真ん中にきゅうりのシャーベットと見た目涼やかなスターター。シャーベットのひんやり感が夏にぴったりで、様々な食感が楽しめるにぎやかな一皿でした。

オイスターのスープ

給仕の方がスープを注いで目の前で完成させてくれました。オイスタークリーミーさとスープの濃厚な味が食欲を増進させてくれます。

魚料理 ロブスターとキムチ

可愛らしく葉で包まれているのはキムチです。味が濃いので、ロブスターから先にいただくことをおすすめします。このロブスター、口の中でとろけました!

主菜 アメリカンビーフ レバーソース?クスクス添え

こちらのお肉が本当に美味しくて、一口を夫からもらった際に思わず笑ってしまいました(笑)なかなかナイフで切りづらそうにしていたので、口の中では嚙み切れないのかと思いきや、柔らかくとろけるような食感。添えてあるクスクスの味付けも素晴らしくて、これはぜひともたくさんの人に味わっていただきたい!と思うほど感動しました。

ホワイトチョコレートといちごのデザート

最後にデザートです。可愛らしい見た目とは裏腹に食べ応えのあるスイーツでした。真ん中にイチゴソースが隠されているのですが、このソースと本体部分を合わせて食べるとなんとも贅沢な味に。総じて大満足のコースでした。

 

おまけ カクテル

ピアノの生演奏を聴きながら長居したくなった私たちはバーのメニューを見せてもらってカクテルを頼みました。

コスモポリタン14€(1€170円換算で2380円)とヒューゴ11€(1870円)

グラスがとっても可愛らしくてテンションが上がります。でもヒューゴは結構重たいので足なしのほうが正直飲みやすい(笑)どちらも甘さ控えめでした。ヒューゴはがっつり甘めが好きなのでちょっと物足りなかったかも。コスモポリタンは柑橘の爽やかさが全面に出て、アルコール強い割りには飲みやすい感じでした。ピアノ演奏が素敵でゆったりとお酒を楽しむことができ、心地よいひとときでした。


予算について

ミシュランガイドに掲載されているフレンチレストランということで、お値段が気になりますよね。今回実際にかかった費用についてアラカルトとコース、飲み物別でまとめてみました。

  • アラカルトから4品:合計97€(1€170円換算で16490円)
  • デギュスタシオンコース5品:132€(1€170円換算で22440円)
  • 飲み物…グラスワインを1人2杯ずつ、ボトルのお水、コーヒー1人1杯ずつ+カクテル1人1杯ずつ:合計72.5€(1€170円換算で12325円)

上記に加えてチップを10%くらい支払って、合計330€(1€170円換算で56100円)となりました。いかがでしょうか。個人的にはディナーでお酒も3杯ずついただいてこのお値段は思いのほかリーズナブルなのではという印象です。昨年プラハで食事をしたテラスレストランと比較するとこちらのほうが優しい値段設定だと感じました。

プラハのレストランはこちら↓

www.et-chandon.com

まとめ

今回はボーナス受給と昇給祝いで訪れたのですが、お祝いの場にふさわしい美味しい食事とお酒をいただくことができて大満足でした!ドレスデンにいると美味しいレストランがないことにフラストレーションが溜まります。店員さんも大抵感じが悪いので外食するより家で作った方がはるかに美味しく満足度が高いのが我々夫婦の共通認識。しかしながら、たまにこういったサービスの行き届いたおしゃれで美味しいレストランで息抜きするのも大切だなとしみじみ感じました。これからも仕事に精を出してさらなるレストラン探求をできればと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!また遊びにきてください~^^

ストックホルムおすすめレストラン&パン屋さん

4月も半ばとなり、時の経つ早さに驚かされるばかりですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。私は今までなかった花粉症に覚醒したらしく、ティッシュが手放せない鼻になってしまいました。。。

さて、今日は2月にストックホルムへ行った際に見つけた美味しいレストランとパン屋さんについて書いておこうと思います。

<目次>

ストックホルムおすすめレストラン

Stockholms Gästabud

Gaestabud

1軒目はStockholms Gästabudというお店です。ネットでたくさんの口コミが寄せられているのを見て行ってみました。本当はこのお店の近所にあるFem Sma Husというレストランが本命だった私たち。閉まっているようだったのでこちらに来ましたが、アットホームなGästabudさんに入ってよかったです!

 

Gästabudのメニュー

メニュー1

メニュー2

ドリンクメニュー1

ドリンクメニュー2

ドリンクメニュー3
Gästabudのお料理

ここからは私たちが実際に注文したものを写真で紹介したいと思います。まずは飲み物です。

briska 79スウェーデンクローナ(約1150円)、kiviks aepple 84スウェーデンクローナ(約1220円)

甘い桃のフレイバーのシードルと辛口すっきりめのシードルを選びました。

前菜 ムースのハーブマリネとサラダ177スウェーデンクローナ(約2580円)

前菜 ポテトグラタン155スウェーデンクローナ(約2260円)

ムースは予想に反してジャーキーのような感じでしたが、臭みがまったくなく前菜としてとても食べやすかったです。ポテトグラタンはしっかり濃い目の味付けで、アペタイザーとして申し分なし!

メインディッシュ:スモークサーモン273スウェーデンクローナ(約3980円)、ステーキ334スウェーデンクローナ(約4860円)

どちらもとてもボリューミーでした!スモークサーモンはしょっぱすぎずちょうどよい味付けで、ポテトとクリームソースがベストマッチ!ステーキはいわずもがな、お肉好きにはたまらないワイルドな味わい。お店の方のおすすめでミディアムでいただきました。

全体的な印象として、定番のメニューにソースに工夫を加えることでお店の独自の美味しさを追求している感じでした。素材の味を活かしながらさらにソースでより美味しさを引き出す、というイメージです。

2月のストックホルムだけど並ぶ!

予約ができないので、早めの17時くらいに行きましたが、10分くらい店内で待って案内してもらえました。食後19時頃には外に行列ができていましたよ。ちなみに、基本的には毎日営業でお昼は12時から、夜22時までが営業時間のようです。

Restaurang Nationalmuseum

Restaurang Nationalmuseum

2軒目は美術館の中にあるカフェ・レストランです。カウンターで注文と清算を済ませ、席に着いて注文した料理を待つスタイルです。

 

Restaurang Nationalmuseumの営業時間

美術館のオープン時間に準ずるため、木曜日は夜も20時まで営業しています!ホームページで日替わりメニューをチェックすることができるので、行く前に確認してみてください。

  • 月曜日:クローズ
  • 火・水・金:11時~17時(キッチンクローズ15時)
  • 木曜日:11時~20時(キッチンクローズ19時)
  • 土・日:11時~17時(キッチンクローズ16時)
Restaurang Nationalmuseumで注文したお料理

今回はランチで訪れました。ちなみに、このカフェレストランは美術館鑑賞に訪れた人以外も利用できるため、お昼の時間はかなり混み合います。席を探すのが大変なので、開館同時くらいに行くとゆったり過ごせるのではないかと思います。

養殖ニジマス235スウェーデンクローナ(約3430円)

クラシックプレート185スウェーデンクローナ(約2700円)

写真では見えにくいですが、1枚目のニジマスのお皿、付け合わせのお野菜の下に大量のイクラが隠れているんです!味付けも上品で、バランスがよく、非常に美味しかったです。2枚目のクラシックプレートは一見シンプルそうですが、それぞれのお料理がちゃんと一つ一つ美味しくて、特にエビマヨサラダなんかまさしく日本人好みのお味!美術館に興味がない人でもぜひこのカフェレストランは行ってみてほしいです。

Ardbeg Embassy

3軒目はお肉好きにはたまらないジビエが食べられるお店です。

Ardbeg Embassy

Restaurang i Gamla Stan i Stockholm - Ardbeg Embassy

鹿のはく製がインパクト大な店構えのこちらのお店はシングルモルト500種類、スウェーデン地ビール16種類を取りそろえており、Ardbegにおいては樽で置いてあります。

Ardbeg Embassyのランチメニュー

Ardbeg Embassyのランチメニュー

左がスウェーデン語、右が英語になっています。今回私たちはミートボールと鹿肉のプレートをそれぞれ注文しました。

Ardbeg Embassyのランチ

洋ナシのシードル

飲み物はスウェーデンのシードルを注文。この洋ナシのシードルが甘くてめちゃくちゃ私好みですっかり気に入ってしまい、他のお店でもシードルばかり飲んでいました。

 

ミートボール175スウェーデンクローナ(約2530円)

鹿肉サイコロステーキ255スウェーデンクローナ(約3700円)

ミートボールはスウェーデンのお料理として定番なので頼んだのですが、ソースとお肉の下味にこだわりを感じる一品でした。そしてこの鹿肉がめちゃくちゃ美味しかったんです!Ardbeg Tenを振りかけた鹿肉に、付け合わせのベビーオニオンとポテトはビールで調味され、さらにマスタードクリームにもArdbeg Tenが使われていて実はお酒たっぷり(笑)お肉自体はとっても柔らかくてまた食べたいと思わせる至高の一皿でした。ということでこのお店が気に入った私たちは翌日ディナーでも訪れました。

Ardbeg Embassyのディナー

翌日予約なしでダメ元でお店に行きましたが、早めの入店だったからか、テーブルにつくことができました!ちょっとお手洗いが近すぎて臭いが気になったので、できれば早めに予約されることをおすすめします。(ネットから予約もできます!)

まずは飲み物から紹介します。私は洋ナシのシードルを一つ覚えのように注文(苦笑)そして夫はお酒あまり飲めないのですが、日本の珍しいお酒、イチローモルトを見つけて最低量の20ミリリットルをオーダーしました。

イチローモルト

実は私はウィスキーが苦手だったのですが、イチローモルトはとっても美味しく感じました!お水をスポイトで垂らすと芳醇な香りがさらに鼻に広がって楽しい発見でした。この翌日にArdbeg Tenも別のお店でいただいたのですが、Ardbeg Tenはものすごくスモーキーでそれはそれで面白かったです。ただ、個人的にはイチローモルトの方が飲みやすくて好きでした。

突き出しのパンとパンのようなケーキのようななにか

ミートプレート2人前1095スウェーデンクローナ(約16000円)

 

スウェーデン産牛フィレ、鹿サーロイン、ヘラジカのフィレ肉を一度にいただけるお肉好きにはたまらないプレート。2人前から注文できます。付け合わせはポテトグラタン、芽キャベツの燻製、根菜の揚げ物(?)で全て美味しかったです~!お肉はヘラジカが一番クセが強いかと思い、牛→鹿→ヘラジカの順で食べたのですが、意外にもヘラジカが一番あっさりとした淡泊な味わいでとても興味深い体験でした。少々お値段張りますが、一食の価値ありなプレートです。

Lillebrors bageri

最後に紹介するのはストックホルムに来たらぜひとも行ってほしいパン屋さんです。

Lillebrors bageri

 

Lillebrors bageri

Lillebrors bageri店内の様子と買ったパンの紹介

土曜日の朝9時過ぎにお店に着きましたが、地元の人が並んでいて店内から3人くらいはみ出ていました。

Lillebrors bageri店内

ハードパンがたくさん並んでいて、ラスクも売っていましたよ。

可愛らしい店内

ムーミン谷のおうちのような可愛らしいひさしが造作されていて世界観に引き込まれます。

ショーケース

しっかり焼き色が付いたクロワッサンが美しいです。

お目当てのセムラも発見

レジで会計をしていると隣の常連さんらしき若者が、「君たちはストックホルムで一番美味しいパン屋を選んで来ているよ!」と教えてくれました。店員さんたちもみんなフレンドリーで、とっても気持ちよく買い物ができました。買ったパンはホテルの部屋でゆっくりいただきました。

クロワッサン37スウェーデンクローナ(約540円)、セムラ56スウェーデンクローナ(約815円)、カルダモンパン37スウェーデンクローナ(約540円)

セムラは春限定のお菓子なのでとっても楽しみにしていました。実はVete-Kattenというチェーンのカフェで既にセムラをいただいていたのですが、そのカフェのセムラとは全くといっていいほど別物!前者はパン生地の主張が結構あったのですが、こちらのセムラは全ての構成物がバランスよく、パン生地もまるで日本のアンパンのようなふんわりした生地。ナッツクリーム、ナッツ、生クリームのその全てが合わさって、こんなに美味しい菓子パンをスウェーデンで食べられるのかといい意味で裏切られた感じでした。クロワッサンも外パリパリ中ふわもちの絶品。カルダモンパンはもうイケアの冷凍シナモンロールが食べられなくなる美味しさ(笑)地元民も絶賛のこちらのパン屋さん、ストックホルムに来たら絶対行ってみてください!

まとめ&ノート

今回は3泊4日だったのでそんなにたくさん回れませんでしたが、紹介したお店の他にMatbaren Mathias Dahlgrenというグランドホテルの中にあるレストランにもディナーでお邪魔しました。値段は結構高め(1人15000円くらい)でしたが、カジュアルな雰囲気でお食事内容もおしゃれで美味しかったです。正直なところ、スウェーデンの食事にあまり期待していなかったのですが、美味しいものとたくさん出会えて嬉しい発見でした。ストックホルムを訪れる機会があったら是非参考にしてみてください♪

それではまた~!