ドイツ生活 徒然記

ドイツでの生活も6年目がスタート。日々体験したことや感じたことを書いていきます。

パリ オペラ座 ガルニエ宮

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パリ観光の今回の目玉はオペラ座の見学です。学生時代にパリを訪れた際は閉まっていて見学ができなかったので、今回は事前にホームページで開館日を調べてから向かいました。

 

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開館時刻の10時頃に到着したのですが、既にこの行列でした。20分ほど並んで建物の中に入ると、そこには金属探知のゲートがあって、そこを通らないと入れないようになっていました。ゲートを抜けるとすぐ右手にガイドツアーの受付があり、奥に行くと入館見学用の受付があるようでした。今回はガイドツアーに参加したかったので手前の受付に並び、英語のツアーに申し込みました。夫が障がい者手帳(日本語)を持っているので、割引があるかどうか尋ねると、ガイドツアーにそのような割引はないらしく、学生料金で対応してくれました。(大人1人17€ 学生12€)

なお、13:30のツアーで、13:00にチケットを引き取りに来るように言われ、その場でチケットはもらえませんでした。というのも、ガイドさんの声が聞こえるようにイヤホンを渡されるのですが、その保障として身分証明を預けなければならず、カウンターでは身分証明と引換でないとチケットを渡してくれないようです。

 

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ガイドツアー参加者の待機場所。

 

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13:30にはフランス語のガイドもあったようで、2人の男性のガイドさんが現れ、「グループB」が英語、「グループC」がフランス語のようでした。チケットに手書きで「13:30B」と書いてあったのですが、右に印字されている「C」に惑わされて少々混乱しました。イヤホンは片耳に掛けるタイプで、ガイドさんの声が聞こえるようになっています。

 

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場内にはガイドツアーのグループと一般の見学者とでごった返し、時にはセルカ棒がぶつかり合う様子を目にしました。

 

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 リハーサルなどが行われていると一般開放がされないこともあるという劇場ホールですが、ガイドツアーに参加すると見られるようです。ホールに進む際には、「Bグループのみ入ってください」とガイドさんのアナウンスが。

 

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ホール内部。舞台ではモダンダンス?のリハーサルが行われていました。写真を撮り忘れてしまいましたが、オペラ座の中では一番広い舞台ということでした。

 

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シャガールの天井画。客席に座り、上を見上げながらガイドさんが絵の説明をしてくれます。このシャガールの絵はとてもわかりやすいとのこと。というのもそれぞれの色ごとにテーマが右下に記されているんです。また、モチーフもエッフェル塔オペラ座の建物が描かれているので一目で見て取れます。ガイドさんはオペラ座の怪人の中に出てくるささやき声が聞こえる客席も教えてくれたのですが、英語が早すぎて聞き取れず。。また、このオペラ座を造るようにと命じたナポレオンは戦争に負け、一度もオペラを観ることができなかったそうです。

ツアーガイドの内容は一般的に5%ほどしか人は覚えていないと言われているらしく、その通りかなりの情報が頭から抜けてしまいました。。

客席は全てゴージャスな作りで座り心地もとてもよかったです。

 

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ここは皇帝がオペラ座のホールに入る際に使う入口(の天井)となるはずだったのですが、戦争で負け、予算がつかずに未完のまま現在に至っているということでした。絢爛豪華なオペラ座の中でここだけ未装飾のため、建設当時の状況が垣間見られる興味深い場所でした。

 

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ここは図書館で、歴代の楽譜が保管してあるそうです。ここを抜けると絵画や建物に描かれている天井画の習作などが展示されています。ガイドさん時間おしているらしく、早歩きで図書館を通り過ぎます。

 

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コンペでオペラ座の建築を任されたガルニエさん。誰かに似ているような。

 

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ホワイエにやってきました。ガルニエと妻が描かれている壁画があったり、絵の中の人物が別の絵を見ているように描かれていたりと、たくさんの情報がありましたがどれがどれやら処理しきれず。。

 

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この天井画には神話に出てくる女神が8人描かれているとのこと。ただ、1人だけ描かれていないのがウェヌス(ビーナス)なのですが、理由は彼女なら許してくれるから、というもの。。聞き違い?

 

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ここの天井画には着衣の女性と裸の男性がモザイクで描かれています。これは従来の裸体の女性+着衣の男性という描かれ方に対して抵抗するリアクションとして描かれたということでした。興味深いモザイク画でした。

 

ここでツアーは終了。ガイドさんから身分証明とイヤホンを交換してもらいます。イヤホンを無くすと100€くらい賠償しないといけないらしく、慎重に返却を行っていました。

 

全体として情報の内容が細かく、そして量が多いため理解するのに時間がかかる私にとってはなかなかハードなツアーでした。そして、あちこちで写真を撮る見学者にぶつからないように、かつガイドさんを見失わないように、さらに通行する見学者の邪魔にならないように…とかなり注意散漫な状況の中、聞き取れないことも多かったので、今度はオーディオガイドを借りてゆっくり見学したいと思いました。(ガイド内容については私の英語耳の問題により間違った情報を載せているかもしれませんのでご了承ください。。)なお、入口の身体検査についてはチケットを買う以前に並ぶ必要があるのでガイドツアーに参加する際は時間に余裕を持って到着することをおすすめします!