クラクフの国立美術館では2019年12月8日までダ ヴィンチの白貂を抱く貴婦人を鑑賞することができます。今回の見学では残念ながら写真撮影はできなかったのですが、今回は美術館でのカフェなども交えて書いておきたいと思います。
国立美術館のカフェ
オシフィエンチムからクラクフへ戻ってきた私たちはお腹ぺこぺこでした。ということでまずはカフェで遅めの昼食をとります。
太い柱が席とレジの間にどっしり立っていて不自然な写真ですがお許しを。カフェではパニーニなどの軽食の他、いくつかケーキも食べることができます。
アボカドとチキンのパニーニ。美味しかったですが、結構ボリュームがあったので一緒に行った義母と半分ずつしました。
カプチーノと(おそらく)ジンジャーケーキ。黒糖のようなシナモンのような不思議な味がしました。別の場所で食べたジンジャーケーキに味がよく似ていたので多分ジンジャーケーキだと思います。。見た目に反してふんわりしていなくて、どうやら柔らかめのビスケット生地がクリームと重ねてあるようでした。結構甘めでしたが、疲れた体にはちょうどいいかも。
企画展のチケット
美術館のチケットは入ってすぐ入口のところに窓口がありそこで買うことができます。通常のチケットは15ズロチ(約410円)ですが、今回のダ ヴィンチの作品を見るためには25ズロチ(約680円)のチケットを買う必要がありました。
便利な無料ロッカー
地下階にお手洗いとクローク、クロークの向かいには無料で使えるロッカーが設置されていました。私たちもここで荷物と上着を預けて見学に出かけました。
白貂を抱く貴婦人を鑑賞
ダ ヴィンチの作品は二階に展示がありました。「Leonardo is here」と書かれた案内に従って登っていきます。
白貂を抱く貴婦人はこの奥に!!!残念ながら強面の警備員が鑑賞する人を睨みつけていたので写真撮影はできず(本当に怖かった)。その絵は非常に暗い部屋の中にぼんやりと浮かび上がるように展示されていました。当時鑑賞者はまばらで3人くらいしかおらず、じっくりと眺めることができました。実際に見ると白貂の細かな毛や筋肉の盛り上がりなどが非常に緻密に描かれていてため息ものでした。モナ リザもそうですが、少女にも眉毛がなく、そのせいか、人間離れした雰囲気を醸し出していて少し怖いと感じてしまいます。私だけですかね。。
チェチリアというモデルの少女は貴族の愛人で貴婦人ではありませんでしたが、彼女の身につけている衣装が貴婦人の着るものだったため、そう呼ばれるようになったとか。今の価値で言うとその衣装はスポーツカーくらいの値段ほど高価だったようです。彼女が抱く白貂はギリシャ語でガッレというそうですが、ガッレというのはガッレラーニという姓の略称で、彼女がガッレラーニ家の娘であることが暗示されています。
ミュージアムショップ
美術館の1階にはミュージアムショップがあります。もちろん白貂を抱く貴婦人のグッズもいろいろとあったのですが、私が目をつけたのは写真の真ん中にあるTシャツ。チェチリアの顔の部分が印刷されておらず、着用した人が白貂を抱いているかのように見える!ここでしか手に入らないレアグッズではと思い、スタッフの方にサイズの在庫を聞くと、残念ながらXSとXLしか残っていないとのこと。展示されていたXSサイズは子ども用かと思うほど小さかったのであきらめました。99ズロチ(約2700円)ということで物価の安いポーランドにおいてはなかなかのお土産品。それにしても肖像画のモデルの顔をトリミングとは大胆なデザインですね。。。訪問される際にはTシャツをぜひチェックしてみてください。
ちなみに、白貂を抱く貴婦人の展示室の前には複製画と白貂の置物があって、一緒に自撮りできるコーナーもありました。こういうところは日本と同じですね。次回は常設展について紹介したいと思います。