ドイツ生活 徒然記

ドイツでの生活も6年目がスタート。日々体験したことや感じたことを書いていきます。

パリ最古のカフェ!?Le Procopeでのディナー

こんにちは〜!6月頭に今期一年間の評価をする、社長と上司との三者面談を終えました。もうすぐ入社して2年、ボーナスいくらもらえるか楽しみです♪

さて、今日は先月パリで滞在した際に出かけたレストランがとても素敵だったので、備忘録として書いておきたいと思います。

<目次>

Le Procope

Le Procope 外観

住所:13 Rue de l'Ancienne Comédie, 75006 Paris

 

お店のホームページは日本語表示もあります。

Le Procope / ブラッセリー / Paris

 

 

パリ滞在の2週間前くらいにグーグルで予約をしました。19時過ぎに入店したときにはまだ人はまばらでしたが、退店した22時半頃の様子がこちら。

 

Le Procope店内の様子

日曜日に行きましたが、とても混んでいたので予約をおすすめします!

Le Procopeの店内の様子

受付の後ろには来店した有名人たちの写真がありました

入店したら受付に名前と予約時間を伝えて案内してもらいます。

1階の受付と客席の様子

私たちの席は2階だったのでテーブルに着くまでこのクラシカルな建物と内装を歩きながら楽しむことができました。

落ち着いた色調の内装

このレストランは創業当時はカフェでした。パリで最も古いカフェの1つだと言われています。

創業1686年

この歴史あるお店には百科全書を編纂したディドロや同じく哲学者のルソー、そして時代は変わりますが、詩人のヴェルレーヌなどが訪れていたのだとか。

店内がもはや博物館

二階の廊下

廊下の奥のトイレにはこんな可愛らしいランプが釣り下がっていました。

気球のようなランプ

トリコロールがアクセントになって素敵なインテリア。

 

さて、結構厳かな雰囲気もある店内ですが、お客さんの服装はこんな感じ↓

二階席の様子

男性はポロシャツやワイシャツが大半と思いきや、Tシャツでラフな格好の人も結構いました。女性はワンピースの人が多かったと思います。夜が更けてくるとキラキラとドレスアップした人もちらほらいましたよ!

 

窓の外は隣室とつながった細長いテラスになっていて、外に出ることができます。

ヨーロッパらしさ満点のテラス

Le Procopeのメニュー

店内を堪能したところで、メニューを見てみましょう!

食事メニュー

私たちは前菜としてフレッシュクラブとアボカドシュリンプ、創業当時から続くメニューからテットドゥボーとフィレ肉のフォアグラ載せをそれぞれメインに選びました。

ワインメニュー

飲み物は前菜に合わせてロゼのシャンパン、ステーキに合わせて赤ワインをグラスで選択。私はお酒そんなに強くないので1杯ずつでちょうどよい量でした。

ペリエはアジア系に人気?

さらに炭酸水を頼んだのですが、ペリエサンペレグリノの2種類選択肢があったので、ペリエを頼みました(値段は両方とも7€)。ところが、ウェイターさんがサンペレグリノの瓶を持ってきて開けようとするので、開栓する直前に「ペリエペリエ!」と必死で止めるはめに。しばらくしてどうやら隣の中国人らしき家族にも同じことが起きたらしく、「ペリエペリエ」とやっているではないですか。注文を取ってくれたウェイターさんがサンペレグリノ推しなのか、ペリエを注文してもサンペレグリノが運ばれてくる可能性が高いので気を付けてください~。ま、どっちでもいいんですけどね(笑)

 

Le Procopeのお料理とデザート

前菜

アボカドシュリンプ カクテルソース 13.5€

ピンクグレープフルーツがアクセントになって可愛らしい一品。お味は皆さんご存じアボカドシュリンプで普通の美味しさ(笑)

 

フレッシュクラブ 16.5€

こちらはカニです。癖になる味わい。

 

 

前菜の前に先ほどのウェイターさんがワインを持ってきてくれたのですが、メインと楽しもうと思っていた赤ワインをドスドスと(足音がすごくてコミカル)やってきて注いでくれようとしたので、「ロゼを先にください」とまた必死で止めました(汗)どうやら注文を取ってくれた人が本当に適当に指示を出しているようで、運んできてくれた人は「僕は本当に把握していないんです。もう一度教えてください」と申し訳なさそうで、もう一度、前菜とロゼ、メインと赤ワインをいただきたいです、と伝えて持ってきてもらいました。

メイン

これがその赤ワイン(12€)

前菜のお皿が下げられて、赤ワインが登場。グラスで頼めるものはメニューを見る限り少なかったのですが、メニューを取ってくれた(適当な方の)ウェイターさんにステーキに合うものを注文時選んでもらいました。

フィレステーキのフォアグラ載せ(38.5€)

これはちょっと想像を超える美味しさでした!濃厚な赤ワインとこれまた濃厚なフォアグラ&お肉が非常にマッチして本当に美味しかったです。

 

フィレ肉の柔らかいこと

写真では伝わりづらいかもしれませんが、お肉がとても柔らかくて幸せでした。

 

そしてこちらがテットドゥボーです。子牛の頭の煮込みなんですが、いわゆる脳みそのしわみたいなものは全く見えません。ゼラチン質でとろける美味しさはみなさんにもぜひ一度味わっていただきたい。

テットドゥボー(28.5€)

テットドゥボーが入っていた鍋には”1830”という年号の刻印

メインが来る前に、ウェイターさんが「お料理もうすぐでお持ちいたします」と声を掛けてくれてちょっとビビりました。他のテーブルでも連絡していたので、そういうサービスなのかもしれません。

いよいよ料理が到着!ということでウェイターさん(足音ドスドス君)はステーキを私の前に置き、テットドゥボー用のあたためられたお皿を夫の前に配置。一度で運べないので、最後にテットドゥボーのお鍋をテーブルまで持ってくると、なぜか置いてあったサングラスをどかしてまで私の前に置いて去って行くウェイターさん(ドスドス!)。その後メニュー取りの適当な方のウェイターさんがいたので、声を掛けると、彼は鍋敷きを持ってきてその上に鍋を移動させ、お皿に取り分けてくれました。ドスドス君はとても一生懸命頑張ってお仕事をしていて好感度高いのですが、この行動はまじで謎でした(笑)

デザート

さんざん食べましたが、もう一度メニューを持ってきてもらいます。やっぱりデザートは欠かせません~><

ストロベリーメルバ (12€)とプロフィットロール(13€)

プロフィットロールはその場で濃厚なチョコレートをウェイターさんがかけてくれます。チョコレートの温かさとアイスの冷たさを感じられる魅惑的なデザート。

もうひとつはストロベリーメルバ。ヨーロッパのパフェは大抵巨大なのですが、ここのも相当なボリューム。生クリームとイチゴがふんだんに使われていて贅沢な一品でした。

そしてアメリカーノに付いてきたお菓子がモンブランで有名なパティスリー、アンジェリーナのもので地味にテンション上がりました!

 

予算について

今回夫はお水しか飲まなかったものの、2人でお腹がはちきれんばかりに食べました。パリではチップは払いたかったら払うくらいでいいかなという認識でいる私たち。ただ、このお店ではドスドス君が頑張ってお仕事してくれた(写真も撮ってくれた)ので9ユーロプラスして合計165ユーロ(1ユーロ145円とすると23925円)をお支払いしました。

一方で、紙のメニューにはリーズナブルなコースメニューも載っていました。(ホームページのメニューには掲載がなく、もしかするともう提供されていないかもしれませんのでご注意ください。)

メニューを拡大しています

終わりに

歴史あふれる老舗のブラッセリーでの食事は美味しいのはもちろん、店内が美しく装飾され、古くてもシックな内装にときめきました。そして1686年から受け継がれているメニューを2023年の今も提供しているところに浪漫を感じます。パリに行くときはまた行きたい、と思うお店でした!

パリでのお店選びに迷ったときの参考になれば幸いです。それではまた!