今日はやらかしてしまったお話を一つ。私はトラム&バスを利用するため、定期券を毎月引き落としで購入しています。その定期券を忘れてしまったときのお話です。。
<目次>
- ドイツの公共交通機関に乗るときに打刻は必須
- チケットコントロールに遭った話 定期券を忘れた場合
- DVBカスタマーサービス
- カスタマーサービスでの対応
- ドイツあるある「人によって言うことが違う」
- まとめ
ドイツの公共交通機関に乗るときに打刻は必須
ドイツでは改札というものがなく、車内にある打刻機もしくはホームにある打刻機で時刻を印字する必要があります。その打刻を忘れてしまうと有効なチケットとしてみなされず、見つかるとドレスデンでは罰金60€を課されます。マンスリーチケット(モナーツカルテ)を自動券売機で購入した場合は最初に使用するときに打刻し、その日から1ヶ月利用することができます。当時、マンスリーチケットの打刻が必要なことを知らずに購入日から1ヶ月だと思っていた私は普通にチケットコントロールに捕まりました。そのときは、イエローカードに値する紙切れを渡され、次乗るときにちゃんと打刻するように、と注意されたものの、結果購入日から打刻する日までの分、若干得をしたことに。ラッキー!
ちなみに定期券の引き落とし購入の場合は紙のチケットではなく、プラスチックのカードが郵送で送られてくるので、もちろん打刻不要です。チケットコントロールではカードの裏面にあるQRコードを読み取ることで支払いの有無を確認します。
チケットコントロールに遭った話 定期券を忘れた場合
私の経験上、朝の通勤時にコントロールスタッフに遭遇することが多いです。DVBのユニフォームを着ている人もいれば、私服の人もたまに見かけます。彼らはクレジットカードのコードレス読み取り端末機のようなものを持って巡回しているのですが、一度近くに来ているのに気が付かず、目の前にずっと立っていてちょっとぎょっとしたことも。そして、今週月曜日の朝は降りる手前の停留所に差し掛かったときにチケットを提示するよう求められました。あいにく、週末使った鞄にトラムチケットを入れた財布を入れたままにしてしまっており、内心パニック状態。携帯していないことがわかると、紙に住所、氏名など個人情報を記載するように言われました。それを端末で確認したスタッフは、「定期券購入者なんですね」と私が毎月引き落としで購入していることを認識した様子。「この紙を持ってカスタマーサービスセンターにマンスリーチケットを提示しに来てください」とのこと。その紙がこちら。
端末からレシートのように出てきたこの紙には、14日以内に罰金を支払うようにと書かれています。有効なチケットを購入していたことを指定期限内にカスタマーサービスに提示できれば、罰金は7€になるとも。
DVBカスタマーサービス
翌日早速ポストプラッツにあるカスタマーサービスセンターへ。場所は停留所の目の前なのでとてもわかりやすいです。夜8時まで開いているということで、仕事終わりに無事に行くことができました。
カスタマーサービスでの対応
私が到着したころには既に10人くらいが列をなしていました。ちなみにドレスデンに住む人たちはせっかちな人が多く、列でソーシャルディスタンスをとっていると横入りされかねません。というかされます。実際今回もされましたし。。
窓口が開いても、呼ばれるまで先頭の位置で待ちます。私を対応してくれたのは50代〜60代くらいの女性職員でした。昨日渡された紙と長期滞在証明証(ビザ)、マンスリーチケットを提示すると、紙に印字されたQRコードを読み取り、ビザ(写真付きです)を見て本人であることを確認していました。誰か他の人に貸したりする人がいるので、常に持ち歩いて次からは忘れないように、と注意を受けましたが罰金は課されませんでした。ラッキー!!
ドイツあるある「人によって言うことが違う」
今からカスタマーサービスに行くんだわ、と帰りが一緒になった同僚に話していたら、どうやら彼女も同じような経験があった模様。「本来なら罰金60€だけど、優しい人だったから10€で済んだよ」と言っていたので、人によって対応が違うようです。それにしても、紙に書いてあった7€とも金額が違うし、なんだか怪しいですけど。。
まとめ
- ドイツの公共交通機関に乗車する際は打刻を忘れずに
- 有効なチケットを持っていない場合罰金60€(ドレスデン)
- 定期券を忘れた場合は期日内にその場で発行された紙と身分証明書及び定期券を持ってカスタマーサービスへ
- 定期券を忘れた際の罰金は定期券を持っていると証明すれば払わなくてよいこともある
今回は幸運にも罰金を払わなくて済んだのですが、チケットコントロールをされて鞄を車内で(もちろん自分で)引っ掻き回し、降車後もさらに用紙を記入したりするなど、公衆の面前でかなーり恥ずかしい思いをしました。証明のためにカスタマーサービスに行くのも面倒ですし、みなさんはぜひともお気をつけください。。