ドイツ生活 徒然記

ドイツでの生活も6年目がスタート。日々体験したことや感じたことを書いていきます。

Nordseeでサーモンを食べる

渡独して以来、在住9年目の夫から外食は「まずい・コスパ・サービスが悪い」と刷り込まれており、レストランへ行ったのはインド料理屋さん、トルコ料理ケバブ)、ポルトガル料理、マクドナルドとわずかです。しかし、日頃からお肉食でたまには魚も食べたいなぁと言ってみたところ、私が未体験であったドイツの魚料理ファストフードチェーンのNordseeに行くことを許してくれました(笑)

 

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たいていのショッピングモールに入っているNordsee。チェコのモールでも見かけました。

 

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渡独してからサーモンを食べるのは2回目。正直非常に美味しかったです。ドイツのレストランは大抵塩加減が強すぎてしょっぱい印象しか残らないのですが、珍しく塩気が控えめでサーモンの本来の味を楽しむことができました。お値段はプレート2人分とペットボトルのジュース2本で33€強。日本円にしたら1人2000円くらいになるのでやっぱり魚は高いんだなと思いました。

思いのほか美味しかったのでよい発見になりました。たまには外食もよいですね(笑)

 

ドイツで水飴を探す

今週から約1ヶ月間私の語学学校の先生が休暇でいないのですが、代わりの先生が2日目で病欠し、本日休講となりました。休講になった今日の分は明日から30分ずつ授業を延長して埋め合わせするとのこと。自由だなぁと感じてしまう自分はやはり日本人だと実感(苦笑)今日は普段できない掃除をしたりマフィンを焼いたりして午後を迎えました。

 

さて、タイトルの「水飴」ですが、ドイツで普通に生活していたら多分食べないと思いますが、先週末に夫がムースケーキを作るのに必要となり、ネットで探しました。届いたのがこちらです。

 

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水飴は「Glukosesirup」というらしいです。これは夫が好きな日本人のyoutuberさんでベルギーでパティシエをしていらっしゃる方のレシピで登場しました。動画ではとても可愛らしい瓶に入ったGlukosesirupが使われていたのですが、ドイツのアマゾンではフランス菓子の材料がとても少なく、(フランスのアマゾンでは非常にたくさんの種類が出てくるのですが。。)全く同じものを見つけることができませんでした。金額は500gで4.39€+送料でした。500gて。。

 

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夫作のフランボワーズケーキ。工程も多いし大変そうでしたがとっても美味しいケーキでした! 

(レシピ動画はこちらです↓)

 

https://www.youtube.com/watch?v=K0KbXHyLXsg&t=135s

 

冬の休日の過ごし方 イケアカフェ

ドレスデンは先週末にどさっと雪が降り、今週もずっと溶けずに雪景色が続いていました。私たち夫婦はたいてい週末(夫の趣味の)お菓子作りをしていますが、気分転換と散歩をしにイケアカフェによく行きます。

 

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今日はなぜかケーキにマジパンのおまけがついてきました。

 

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ココア生地かと思ったらコーヒーでした。もう一つの方はお酒の風味のチョコレート味でした。

 

平日はすごく空いているのですが、週末は一転して駐車場が満杯になるイケア。おそらくみんな行くところがないのでイケアに殺到しているのだと。。(あくまで個人的見解ですが)ドレスデンは若い夫婦と子供が非常に多いので余計にイケアが膨れているのかもしれません。

 

✩おまけ✩

 

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イケアカフェの入口付近に数量限定のマグがあったので買ってしまいました。

(3.95€)

 

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「fika」とはスウェーデン語で「コーヒー休憩」という意味らしいです。スウェーデン語の「kaffi」を音節で区切り、ひっくり返したのが「fika」だと書いてあります。デザインがシンプルで気に入ったのですが、夫には全然かわいくないと不評でした(苦笑)

語学学校近くのマルクトで出張コーヒースタンドが毎週木曜日に来るのですが、そこでコーヒーを注文するときに使いたいと思います♪

 

ドイツでヘアカットしてみた

今までコミュニケーションに対する不安と美容師さんの経験に対する不安(アジア人の髪質とヨーロッパ人のそれが全く違う)とで美容室に行くのを先延ばしにしていました。渡独直前に切ったショートスタイルから髪の毛をゴムでまとめられるくらいまで伸びてしまい、さすがに切りたい欲求が限界に。聞くとベルリンに日本人の美容師さんがいらっしゃるそうで、日本人・韓国人の知人はベルリンまで行くそう。しかし、ベルリンに行く機会は今のところ作らないとないため、今回はドレスデンで切ることにしました。ドイツの美容室と日本の美容室の違いを紹介できたらと思います。

 

さて、夏場自転車通学をしていたときから通学路の美容室の様子を色々と観察していたのですが、朝からお客さんが多く来店しているお店がありました。人気のあるお店なら腕は確かに違いない!と思い、直接予約をするため訪問。アシスタントのおばちゃんがとても優しく丁寧に希望日と時間を聞いてくれ、とても安心しました。ちなみに顧客管理は紙ベースで、手書きで予約帳をつけていました。ホット〇ッパービューティーで常にネット予約をしていた私からするとかなりアナログな印象を受けました。

翌日学校の先生にそのお店に予約したことを話すと、「そこはスター美容室よ」と。???

どうやらお金持ちのマダムたちに人気のサロンだったようです。確かに、ネットにも店頭にも料金表がなかったので高いお店なんだろうなとは思っていたのですが、日本と同じくらいだろうという軽い気持ちでした。

 

予約日当日、入店してから担当の人と挨拶し、指を指された方向に椅子があるのかと思いきや、どうやらコートをクロークに入れてきて、と言われた模様。聞き取れなかったため、コートを脱いで誰かが来るのを待っていたらアシスタントの男性が英語で預かりましょうか?と聞いてくれて預けることができました。その後席に案内されて、8か月前の自分の写真を見せてオーダーを伝えました。美容師の男性は髪質や現状の様子を触って確かめたりすることはなく、その後すぐ洗髪に。(日本のように目の上にタオルをかけることはありませんでした。)

 

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飲み物を聞かれたのでカプチーノを頼みました。別料金なんだろうなと思いつつ。。

美容師さんは独学で英語を学んだらしく、入口での一件から私がドイツ語聞き取れないことを察し英語で話してくれました。ドレスデンは普段英語を話せる人に出会うことが少ないので少し驚きましたが、やはりこのサロンには彼しか英語を話せるスタイリストはいないとのこと。とはいえ私は頑張ってドイツ語を話し、彼は英語で返してくれるという感じで一風変わったコミュニケーションになりました。

「これぐらいでいい?」と長さについて聞かれるのですが、髪が濡れている状態なので正直判断に困りました。乾かすと多少短めになると思い、OKを出すとほっとした様子。聞くと、アジア人の髪の毛を扱った経験がある人だったので、少し安心して任せることができました。

ドイツの美容室は自分で乾かすか聞かれて頼むと料金がかかるとネットで読んだことがありますが、このお店はマダムが通うところだということで(?)頼むことが当然となっている感じでした。ワックスとかつける?と聞かれたのですが、家に持っていないし断りました。後で思いましたがおそらくお願いしていたら料金加算されたんだろうなと。。危なかった。。仕上がりにはとても満足しています。

気になるお値段ですが、予想以上に高かったです。洗髪、カット、前髪カット、ドライヤー、カプチーノ1杯、以上で59€でした。一般的に西側と比べて東側は物価もサービスも安いと言われていますが、それにしても高いです。日本円だと1€125円として7400円くらいなので日本よりも高い。。これくらい払わないと納得のいくヘアスタイルにならないと言われるならば、半年に1回しか行けないですね。

 

まとめ

・ドイツの美容室は上着をセルフでかけ、手荷物は足元に置いておいても何も言われない

・マッサージはサービスには含まれていない

・高いお店は料金表を公表していない

 

以上ドレスデンの美容室体験でした。次回はベルリンに小旅行がてら髪切りに行きたいと思います(笑)

 

 

ドレスデンの訛り ザクセッシュ

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B2-1も3週目となり来週はモジュールテストです。B1までの難易度は例えて言うなら中学英語のようなイメージなのですが、B2に入っていきなり大学受験英語の対策をするようなレベルになりました。。宿題をこなすのに精一杯で予習復習に時間が割けないせいか、自分の勉強不足がダイレクトに響きます。でも、クラスメイトが色々な事情を抱えながら頑張っているので、私も負けていられません。

 

今日は授業の中でアクセントの話題になりました。ほぼ標準ドイツ語が話されているところはハノーファーらしいのですが、私の住んでいるドレスデンは標準のドイツ語に比べてかなり訛っています。「ザクセッシュ」と呼ばれる方言が話されているんです。普段の生活においてそんなにドイツ語で現地の人と会話をする機会がないのですが、クラスメイトはWG(シェアハウス)に住んでいたり、婚約者がドイツ人だったりするのでよく耳にするようです。方言とは言っても言葉がまるきり異なるわけではなく、発音やアクセントが標準ドイツ語と違っています。

先生が例に出して教えてくれたので少し紹介したいと思います。

 

標準ドイツ語で「私はペーターです。」

Ich bin Peter. 「イッヒ ビン ペーター」と聞こえます。

 

これがザクセッシュだと「イッシュ ビン ベェーダー」と聞こえます。

(文字に起こすならば Isch bin Bäder. )

 

標準ドイツ語で「私はカスリンです。」

Ich bin Kathrin. 「イッヒ ビン カスリン」と聞こえます。

 

ザクセッシュでは「イッシュ ビン ガドゥリン」になります。

(文字で表わすならば Isch bin Gadrin. )

 

音のイメージとしてはアイリッシュイングリッシュのような感じでしょうか。

ザクセッシュはドイツ人の中で「頭が悪い」とか「劣っている」ようなイメージが沸くらしく、あまりよい印象を与えないそうです。

私は通常ドイツ語もザクセッシュも話せていませんが、果たしてどんな風に聞こえているのでしょうか。。正しい発音にはトレーニングが必要だとのことですが、まずははっきり喋ることを意識していこうと思いました。

 

 

ドイツのポイントカード「PAYBACK」登録

日本にいたときは財布の中に何枚もポイントカードがありましたが、ドイツではあまり見かけません。しかし、そんなドイツにもポイントカードが存在します。中でもドイツ国内利用者3000万人という規模のポイントカードが「PAYBACK」です。マルチチャンネルマーケティングプラットフォームとしてドイツの他にイタリア、ポーランドオーストリア、メキシコ、インドで利用されています。 

 

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このカード1枚持っていれば30を越えるお店で共通のポイントが使えるため、財布に何枚もカードを入れなくて済みます。提携会社には「REWE」「WMF」「dm」など規模が大きなお店、日常的に利用するお店が含まれています。ドイツに来てもう8ヶ月立ちましたがREWEやdmは月に何回か利用するのでポイントカードを持つことに決めました。(登録は無料ですが、もちろん顧客情報が企業に提供されますので注意が必要です。)

 

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REWEのレジ横にカードがたくさん置いてあるので登録前に持ち帰って確認しました。

 

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一番上のカードを使って登録しようと思います。下のカードの用途はよくわかりませんが、とりあえず1枚登録したいと思います。アプリに関してはiPhoneの設定をドイツにしているにも関わらずダウンロードができませんでした。

 

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カードにシールが貼ってあり、「店頭登録で50ポイント付与」と書いてありました。来た当初はドイツ語わからなかったのですが、こうしてお得情報がわかるようになってきて言葉を理解することの大切さを改めて実感しています(苦笑)

 

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REWEの店頭入口に登録やクーポン有効化などが自分でできる機械が置いてあるのでここで登録します。

 

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画面から登録メニューを選びます。

 

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カードを読み込ませます。カードにはバーコードがついているのでかざすだけでOKです。その後は指示に従って名前と住所を登録し、DMの配送希望やメール配信希望などを入力していきます。私はどうやら誤って「Herr.(英語でいうミスター)」を選択してしまったようで毎回メールで「Herr」と書かれています。。

 

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クーポンを有効化すると紙のクーポンを店頭で見せたりすることなく自動的にレジで適用されます。店頭の機械か、もしくはインターネットからログインしてクーポンを閲覧&有効化することができます。写真はパソコン画面ですが、青い矢印の「JETZT AKTIVIEREN」をクリックすることによって、隣(赤い枠)に入り、自分が有効化したクーポンがわかるようになっています。

 

実際にポイントがいくら付くのかREWEで買い物をしてみました。

 

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青い枠で示した部分が現在のポイント数と相当金額です。現在100ポイントたまっており、1ユーロ分に相当します。ちなみにポイントは200ポイントから金券や商品などと交換することができるようです。赤い枠が今回のポイント数です。5.58ユーロの買い物で2ポイントが付与されました。REWEでは2€で1ポイントのカウントですね。

 

1ポイント1¢でレシートには表示されていますが、提携会社のルフトハンザはなんと1ポイント=1マイルと交換してくれるらしいです。他にも交換できるものを色々と見ながら今後上手に付き合っていけたらと思います。

 

参照:

PAYBACK: Über PAYBACK®

 

 

 

 

ドレスデンで「万引き家族」(オリジナル)を観る

万引き家族』がアカデミー賞(外国語映画)にノミネートされましたね!新年始まってすぐに語学学校の先生が『Shoplifters』(万引き家族のことです)を観たよ!と話しかけてくれ、学校のすぐ近くで公開されていることを教えてくれました。

 

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日本では外国の映画を観る際に吹き替えと字幕のどちらかを選択できますが、ドイツでは通常吹き替えしかありません。ドイツ語のヒアリングがまだまだ十分にできない私は映画館に行くのを今までずっとためらっていました。しかし、今回行った映画館は外国語の映画をオリジナル言語+ドイツ語字幕で公開している珍しい映画館でした。写真はその映画館の上映予定表のパンフレットです。

 

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Thalia

住所:Görlitzer Strasse 6, 01099 Dresden

ホームページ↓

Thalia Kino Dresden

 

カフェバーが併設されており、シアターは小さいですがきれいで雰囲気もあります。上映時間はちょっと遅めでしたが(私が観た週、『Shoplifters』は20時もしくは22時の上演でした)ノイシュタットの夜の雰囲気も味わいつつ楽しむことができました。

ちなみに金額は1人7ユーロでした。日本で観る1人分で2人分賄えます。。

金曜日20時からの上映を観たのですが、席は見たところ8割方埋まっていました。日本人は多分私たちだけでした。

 

是枝監督作品は前から好きでこの作品もずっと気になっていたので今回オリジナルで観ることができ非常に嬉しかったです。映画の内容は日本が抱えるテーマをふんだんに盛り込んであって見応えがあり、「家族」の内包している問題が後半でぽろぽろとこぼれていく様が哀しくも現代日本がよく表されていると感じました。

ドレスデンの人たちは日本人のことを全くと言っていいほど知らないので、邦画を観て日本について興味を持ってもらういい機会になるのではないかと思いました。

今後もThaliaに注目していきたいと思います。

IKEA アドベントカレンダー 金券当選額

IKEAアドベントカレンダーを購入した際、最低5€の金券が2枚入っているということで、いくら当選したか確認すべく買い物に行ってきました。

 

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店頭で当選額が確認できるということでカードを持ってお店に。いくら入っているのでしょう!?冬休みの間ずっと何を買おうか思いを巡らせていました。まずはカーテンを買って、あと調理器具とカーペットと椅子もパイプ椅子じゃないものがもう一脚欲しいなぁ。。夢は膨らみますね!

 

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お店に着くと入口に設置されていました。この機械で自分のカードにいくらチャージされているか確認します。

 

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スライドさせて・・・ドキドキしますね!

 

 

 

 

 

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5,00!いえいえ、5€です。。残念ながら2枚とも最低金額の5€がチャージされていました。しかし、これで2019年のくじ運はまだ温存されたということになりますね!

 

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今日は夫が友人と会食だったので、IKEAカフェで勉強しがてら夕食を取ることにしました。金券カードを提示したところ、カフェでも使えました。IKEAファミリーカードでコーヒーは飲み放題なので、サーモン&ラビオリ7.95€とケーキ2.5€をトレイに取って、10.45€→5.45€になりました。

 

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欲しかったカーテンが割引券で69.99€→64.99€に。ただ、長さが窓の大きさに合わないので自分でちくちくと丈直しします。しかし、オーダーメイドするよりIKEAで出来合いのものを購入するほうが断然安いのでこれでよしとします。

膨らませた夢はまだこの先に取っておきます!みなさまお買いものにお付き合いくださりありがとうございました♪

 

 

プラハ市民会館見学ツアー

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夜のプラハ市民会館。スメタナホールで15時、17時にコンサートが行われ、おしゃれした人たちが訪れていました。

2016年にプラハを旅行したのですが、そのときに寄れなかったのがプラハ市民会館でした。今回は1泊2日という短い時間ですが2日間でここを満喫するのが目的。12月25日に見学ツアーに参加してきました。朝10時開館時にカウンターでチケットを購入。11時のツアーに空きがありました。入館料は1人250チェコクローナで写真撮影許可が55チェコクローナ必要でした。英語のガイドツアーに参加しましたが、テキストの日本語翻訳版を貸してもらえるので心配いりません。

早速写真を紹介していきます。

 

 

 

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スメタナホール出入り口から外を眺めた図。

 

 

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 スメタナホール。舞台上部にパイプオルガンがあり、スメタナの顔が施されています。

 

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結婚式でも使われるサロン

 

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こぢんまりとした椅子と机が並んでいて可愛らしいサロンでした。壁は大理石を模して作られていますが、置いてあった机には本物の大理石が使われているのだとか。

 

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次の部屋に置いてあった水槽。今は使われていませんが、まだ使えるとのこと。

 

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細かなタイル装飾が施された水場。非常に可愛らしい模様が配されていました。

 

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アラビア風のお部屋。こんな感じにそれぞれの部屋は小さいながらテーマを持って装飾されています。

 

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劇が上演される小さなホール。

 

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壁画が見事でした。

 

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天井にもふんだんに装飾が施されています。

この次の間がハイライトであり、見ればわかります、とガイドさん。

 

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市長の間です。このホールに入ったときにはそれはもう鳥肌が立ちました。

 

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この部屋にあるものはほぼ全てミュシャがデザインしたもの。右側に見えるカーテンのデザインも彼が行ったそうで、

 

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このステンドグラスもミュシャの作品です。

 

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頭上には平和のシンボルの鳩が描かれています。

 

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2016年の東京でのミュシャ展でこの市長の間の展示もあったのですが、建物と一体化すると数十倍もの魅力でした。

 

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この類まれなる色彩感覚と大胆な構図が神秘的な雰囲気を醸し出し、自分がどこに居るのかわからなくなるようなまるで魔法に掛けられたかのような気分に陥りました。

 

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革張りの椅子の上部にあった装飾。窓辺にあるからか、少し色あせていました。

名残惜しいですが次の部屋に移動です。

 

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チェコを代表する小説家、画家、作曲家など文化人の壁画と彫像です。

 

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左側に見える調度品も細かい細工が施されていて見所たくさんでした。

 

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これが最後の広間です。

 

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演説などを行うホールで、話の内容に集中を促すため装飾が控えめになっているとのことでした。ツアーはこれにて終了です。終始ガイドさんが英語で説明をしてくれ、手元には日本語の翻訳(返却します)があるのですが、メモを取る暇がなく勉強になったことをたくさん忘れてしまいました。。

 

✩番外編✩

 

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市民会館の地下にあるアメリカンバーです。とても古く歴史あるバーとのこと。

 

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夫は運転してくれていたのでカプチーノ、私はハイソサイエティを頼みました。クリスマス当日だったからか、店員さんの感じは良くありませんでした。。

 

以上が市民会館のレポートです。いかがでしたでしょうか。私は市長の間のミュシャに半分以上心を持って行かれてその後の広間を見るよりももっと市長の間をじっくり見たいという気持ちでした。ですが、ガイドさんのお話がとても面白く、詳細は忘れても(!)、チェコの人々の民族意識の熱さが伝わってくる貴重な体験でガイドツアー全体として非常に興味深かったです。プラハを訪れる際にはぜひ見学ツアーに参加してみてください。

ミュシャ スラブ叙事詩

先月末にプラハに1泊2日で滞在しました。目的はプラハ市民開館を訪れるため。2017年に東京の国立新美術館で行われた「ミュシャ展」は65万人を越える鑑賞者を動員する大ヒットとなったのですが、その展示の目玉であったアルフォンス・ミュシャのスラブ叙事詩が今プラハの市民開館に展示されています。ただ、絵画が非常に大きいため展示会場に収まりきらず会期途中で展示の入れ替えをするようです。

 

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プラハ市民開館です。チェコの作曲家、スメタナの名前を冠したホールがあります。ホールの見学については別の記事で書きたいと思います。

 

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入場料は1人250クローナでしたが、語学学校の学生証を提示すると100クローナで入場できました。

 

 

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ブルガリア皇帝シメオン1世』

額縁がなく、キャンバスの縁まで描かれた部分を見ることができます。(絵の前の床にビニールテープが貼ってありますが、おそらくこのライン以上は近づいてはいけないということかと思います。)

 

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絵の裏側まで丸見えです。

 

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『東ローマ皇帝として戴冠するセルビア皇帝ステファン・ドゥシャン』

 

 

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観賞用の椅子はなんとジムに置いてあるようなベンチ。

 

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『フス派の王、ポジェブラディとクンシュタートのイジー

 

国立新美術館では額縁に入れられて壁に飾られており、手の届かない崇高なものに見えましたが、ここではよりミュシャが直接訴えかけてくるようで東京での展示に比べると絵がとても身近に感じられました。閉館30分前に入場したのであまりじっくり鑑賞できませんでしたが、今回の訪問はとても満足いくものとなりました。展示の係員さんたちも親切でお土産の売り子のお兄さんも閉館のタイミングでも対応してくれて素敵でした。残念ながら1月13日までの会期となり、その後どこで展示されるかはわかりませんがまたプラハを訪れる際に機会があれば再鑑賞したいと思います。

 

✩絵画のタイトルは国立新美術館で行われたミュシャ展の図録を参照しております。