夜のプラハ市民会館。スメタナホールで15時、17時にコンサートが行われ、おしゃれした人たちが訪れていました。
2016年にプラハを旅行したのですが、そのときに寄れなかったのがプラハ市民会館でした。今回は1泊2日という短い時間ですが2日間でここを満喫するのが目的。12月25日に見学ツアーに参加してきました。朝10時開館時にカウンターでチケットを購入。11時のツアーに空きがありました。入館料は1人250チェコクローナで写真撮影許可が55チェコクローナ必要でした。英語のガイドツアーに参加しましたが、テキストの日本語翻訳版を貸してもらえるので心配いりません。
早速写真を紹介していきます。
スメタナホール出入り口から外を眺めた図。
スメタナホール。舞台上部にパイプオルガンがあり、スメタナの顔が施されています。
結婚式でも使われるサロン
こぢんまりとした椅子と机が並んでいて可愛らしいサロンでした。壁は大理石を模して作られていますが、置いてあった机には本物の大理石が使われているのだとか。
次の部屋に置いてあった水槽。今は使われていませんが、まだ使えるとのこと。
細かなタイル装飾が施された水場。非常に可愛らしい模様が配されていました。
アラビア風のお部屋。こんな感じにそれぞれの部屋は小さいながらテーマを持って装飾されています。
劇が上演される小さなホール。
壁画が見事でした。
天井にもふんだんに装飾が施されています。
この次の間がハイライトであり、見ればわかります、とガイドさん。
市長の間です。このホールに入ったときにはそれはもう鳥肌が立ちました。
この部屋にあるものはほぼ全てミュシャがデザインしたもの。右側に見えるカーテンのデザインも彼が行ったそうで、
このステンドグラスもミュシャの作品です。
頭上には平和のシンボルの鳩が描かれています。
2016年の東京でのミュシャ展でこの市長の間の展示もあったのですが、建物と一体化すると数十倍もの魅力でした。
この類まれなる色彩感覚と大胆な構図が神秘的な雰囲気を醸し出し、自分がどこに居るのかわからなくなるようなまるで魔法に掛けられたかのような気分に陥りました。
革張りの椅子の上部にあった装飾。窓辺にあるからか、少し色あせていました。
名残惜しいですが次の部屋に移動です。
チェコを代表する小説家、画家、作曲家など文化人の壁画と彫像です。
左側に見える調度品も細かい細工が施されていて見所たくさんでした。
これが最後の広間です。
演説などを行うホールで、話の内容に集中を促すため装飾が控えめになっているとのことでした。ツアーはこれにて終了です。終始ガイドさんが英語で説明をしてくれ、手元には日本語の翻訳(返却します)があるのですが、メモを取る暇がなく勉強になったことをたくさん忘れてしまいました。。
✩番外編✩
市民会館の地下にあるアメリカンバーです。とても古く歴史あるバーとのこと。
夫は運転してくれていたのでカプチーノ、私はハイソサイエティを頼みました。クリスマス当日だったからか、店員さんの感じは良くありませんでした。。
以上が市民会館のレポートです。いかがでしたでしょうか。私は市長の間のミュシャに半分以上心を持って行かれてその後の広間を見るよりももっと市長の間をじっくり見たいという気持ちでした。ですが、ガイドさんのお話がとても面白く、詳細は忘れても(!)、チェコの人々の民族意識の熱さが伝わってくる貴重な体験でガイドツアー全体として非常に興味深かったです。プラハを訪れる際にはぜひ見学ツアーに参加してみてください。