ドイツ生活 徒然記

ドイツでの生活も6年目がスタート。日々体験したことや感じたことを書いていきます。

ドイツでオンライン転職面接を受ける 〜最終面接(日本語メイン)〜

先日転職面接を受けた話を書いたのですが、なんとびっくり、二次面接に進むことができました。一次面接についての記事はこちらをどうぞ↓

www.et-chandon.com

 今回は最終社長オンライン面接での話を書きたいと思います。

 

<目次>

今回選考を受けた会社について

私が選考を受けた会社は日本が本社ですが、アメリカの現地法人で、そのブランチオフィスをドレスデンに構えています。日本にある本社はグローバルニッチ戦略を掲げ、ぐんぐん伸びている会社と言えます。アメリ現地法人は本社の製品を輸入して、欧米の顧客へと販売し、メンテナンスや緊急対応などを主に行っている会社です。

 

最終面接で聞かれたこと

今回は社長が日本人の方だったので、日本語メインでした。以下が最終面接で聞かれた質問です。

  • 職歴を中心に自己紹介してください
  • 我が社に興味を持たれていますか
  • ドイツ語のレベルを自分でどのように評価していますか
  • 英語で自己紹介してください
  • 自分の弱みと強みについて評価してください
  • 保持しているビザで働けますか
  • ドレスデンをこれから移動する可能性はありますか
  • 入社できるタイミングについて
  • 質問はありますか

総務部門マネージャーの方と、社長との面談で、全体で40分ほどの面接時間でした。社長は勝手なイメージでどっしりと構えたおおらかそうな方を想像していたのですが、シュッとした顔立ちで、髪型も少しワックスで立てた短髪の鋭い目をしたクールな印象の方でした。

さて、今回は一次面接での反省点である、余裕を持って準備、緊張感を保つ、そして間を埋める勢いで話す、という3点を全てクリア。自分がやれることは出し切ったと思います。ただ、お話している中で、先方が求めている人材と私が提供できるもののギャップがクリアになりました。というのも、私が見て応募した求人情報には日本語と英語+ドイツ語できれば尚よし、という感じだったのですが、社長からは日本語は+αでしかないというお話があり、日本人が見る求人サイトになぜ広告を出したのか、ちょっと疑問に感じました。一次面接の際にも、本社からドレスデンに日本人の来訪者が来た際のアテンドなどの話があったので、日本語は必須要件であると思っていましたが、どうやら社長の中では違っていたようです…。また、最近掲示されたLinkedInで出ている求人の条件にも英語とドイツ語必須で日本語の知識はプラス、と記載があったので、途中社内で事情が変わったんだろうなと察することにしました。そして、社長からのフィードバックとしては、一次面接でチェックされたドイツ語がやはり足りないので、そこを改善できるように努めてください、と念を押されました。

最後に質問はありますか、と聞かれて、本社のIR資料に具体的な今後の人員増員の数字が掲載されていたので、それを引き合いに出した上で、アメリ現地法人及び、ドレスデンブランチオフィスにも人員が配備されるのかどうか、と質問。すると社長からは「その資料を私は見ていないし、誰の発言かもわからない」とのこと。私としては、今回の面接にあたって再度会社について調べ、社長についてもネットで調べられることは全てあたって臨んでいたので、それを出してしまったが故にそんな形で返答されるとは思いもよらず、ちょっとびっくり。非常に正直な方のようでした。ただ、その前置きの後で、お客様がどこに拠点を構えるか次第なので、全てはお客様次第である、と回答をいただきました。そして、他にも質問があれば良い機会なので聞いてください、とおっしゃってくださったのですが、用意していたのが先程の質問だけだったので、咄嗟に思いつかず、「ありません!大丈夫です!」と元気よく答えたところ、若干苦笑いされていました。(この面談の中で社長が笑われた数少ないポイントでした!)

 

今後の採否連絡について

面接の中で、すぐにでも働ける人が欲しいため、採用するとなれば来週にもオファーレターを用意できる、というお話がありました。ただ、2年前の選考時に、面接の後に2ヶ月ほど待機し、自分からエージェントにフォローアップした記憶があるので、現実はなかなかすぐに結論が出ないのだろうなと思っています。また、先方が求めている「業務経験者」ではない上に、ドイツ語も日常会話最低限レベルの私のポテンシャルをどれくらい認めてくれるか、というところが非常にネックであるため、採用の可能性は低いのではないかと思っています。ただ、個人的には最終面接では力を全て出し切ったので悔いはありません。落ちたとしても、ドイツ語のレベルを上げて、数年後に再度チャレンジできればいいなと思っている次第です。気持ちを切り替えて、早速語学学校を申し込みたいと思います!

 

日本で転職面接を受けたことはありませんでしたが、今回一次、そして二次面接と非常に貴重で有意義な経験をさせてもらえたと感じています。自分のキャリアや自己研鑽についても考えるよい機会となりました。採用、不採用に関わらず、これからもドイツで頑張って行きたいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。また結果についてはここで報告したいと思います。