ドイツ生活 徒然記

ドイツでの生活も6年目がスタート。日々体験したことや感じたことを書いていきます。

ドイツで働く 上司の勤続10周年に花束を贈った話

こんにちは。みなさんいかがお過ごしですか。ドレスデンは窓の外に雪がちらつく日もしばしばあり、寒い冬がつづいています。

さて、今日はドイツの周年お祝いの一コマ、上司の勤続10周年記念について書いておきたいと思います。

<目次>

ドイツの職場 勤続記念お祝いのタイミングは?

ドイツ語で勤続記念はDienstjubiläumと言います。私が以前に日本で勤めていた会社では10周年、25周年、定年退職時に永年勤続表彰を行っており、一般的には10周年から10年ごとにお祝いすることが多いようです。一方、ドイツでは会社によっては5年ごとにお祝いすることもあるようで、インターネットで調べてみたところ、勤務時間内に軽食のケータリングを頼んでシャンパンでお祝いをする企業が多い印象を受けました。個人的な見解ですが、お祝いの年数については、ヨーロッパではキャリアアップのために転職を行う人が多いため、従業員のモチベーションを保つために比較的短い期間でお祝いをするのではないかと思います。

 

日本xアメリカxドイツ 複合文化の会社では?

私が勤めている会社は背景として日本とアメリカの文化の影響が強く、ドイツの会社でありながらも様々な文化が入り混じっています。今回、上司が勤続10周年ということで、エンジニアの同僚(ドイツ人)からなにかお祝いしたほうがいいかな、と事務員の私に相談がきた際、本社の総務に問い合わせてみました。どうやら、25周年を会社としては祝うが、10周年は規定されていないということ。ということで、エンジニアの同僚たちとプライベートでお金を出し合って花束を贈ることになりました。みんなに提案したところ、イタリア人:OK!(即レス)、イギリス人:OK(2日後返信)、ドイツ人:もちろんOK!(もともとの提案者)、というリアクションだったのですが、10年以上勤めている日本人の同僚は、今までそんなことしたことない…とちょっと困惑した様子でした(最終的には協力してくれました!)。かくいう私も10周年のお祝いの場に立ち会ったことがなかったので、今回調べるまでは25周年を祝うのが普通だと思っていました。(以前の日本の職場では若手が東京へ異動したり、辞職することが多く、たまたま10周年の先輩がいなかっただけみたいです…。)

 

ドイツで花束を贈る

以前骨折で休んでいた同僚に会社としてお見舞いの花束を贈ったことがあるのですが、そのときに利用したのがBlume 2000というチェーン。オンラインから注文ができ、予算も15ユーロ(約1950円)〜70ユーロ(約9100円)と幅広く価格帯が設定されています。さらに、花束にオプションでカード(カスタムメッセージを入力)やチョコレート、ワイン、キャンドルなどを一緒につけることができるので、非常に便利。他にもいくつかオンラインのフラワーショップがあるのですが、サイトが見やすく、実店舗が近くにあるという点からこのお店を選びました。

サイトはこちら↓

Blume 2000 - Online Blumenversand für jeden Anlass

 

ということで、今回もこのお花屋さんから花束を贈ることにしました。数ある花束の中にはシャンパン付きのものもあったのですが、ちょっと予算(今回は50ユーロ程度)に合わなかったので、白基調の花束+キャンドルのセット(54.99ユーロ)にカードをつけることに。

選んだ花束はこちら↓

www.blume2000.de

ちなみに、カードが2.5ユーロ、送料が4.99ユーロでした。前回の利用でクーポンがもらえたので、それを利用して合計53.85ユーロ(約7000円)。ちょっと予算からはみ出ましたが、私が多めに出せば大丈夫(笑)、ということで先週発送。ちなみに、確実に記念日など特定の日に届けたい場合は確か配送料9.99ユーロ(約1300円)も選べます。

 

ドイツで花束を贈る 上司のリアクション

花束を注文した翌日に、出荷連絡が届き、その翌日には無事に配送されたというメール通知が。しかし、1日経っても上司からなんの連絡もありません。オンラインミーティングでマンツーマンで話している際も一切話しが出てきません…。生物なので、少し心配になり、荷物は届きましたか?という趣旨のメールを終業間際に送信。しかし、翌朝になってもそのメールに対する返信はなし。私の上司は強面のロシア人女性ですが、きちんとリアクションする人なので、ちょっと待ってみる必要があるなーと思っていたら、その日の午後、別件でオンライン通話した際に「花束ありがとうー!」とリアクションがありました。どうやらその2日間荷物を開封する時間もないほど忙しかったらしく、ようやく時間ができたときに気がついたみたいです。「自分自身笑顔になれたし、家族もみんな喜んでいる」ということで、サプライズは時間差で大成功!彼女は会社からの花束だと思っていたようだったので、そうではないと伝えると、その後ドレスデンのチームみんなにお礼のメールが届きました。ドイツで長く働いている彼女いわく、ヨーロッパでは10周年は割と会社でお祝いすることが多いそうで、本社から25周年からお祝いがあると話したときは驚いていました。

 

今回、同僚から「上司の10周年お祝い、なにかしたほうがいいかなー?」と連絡がきたときはドイツの風習がわからないこともあって無難に花束を提案したのですが、本社に問合せた際にも「これから10周年記念も規定しようか!なにがほしいかな?」と総務のマネージャーから逆に質問され、ちょっと困ってしまいました。10周年記念のよいアイデアがありましたら、ぜひコメントで教えてください。