先週末にベルリンへ出かけた際、カフェ激戦区のベルリンで一際おしゃれで有名な日本×ニューヨークなカフェへ行ってきました!
<目次>
- House of small wonderの立地
- House of small wonderの世界
- House of small wonderの注文方法
- House of small wonderの朝食
- 日曜日の朝のHouse of small wonder
- House of small wonderの魅力(個人の見解です)
- 最後に感想
House of small wonderの立地
住所:Johannisstrasse 20,10117 Berlin
最寄りUバーン:Oranienburger Tor
お店のホームページ↓
House of Small Wonder Berlin: Japanese cafe serving brunch and dinner – HOUSE OF SMALL WONDER
日曜日の朝9時過ぎに到着した私たち。住所にたどり着くも、隣のオフィス(?)と右隣が工事中のため、一瞬「どこにカフェが?」と右往左往。カフェは実は二階にあるんです。建物の二階に観葉植物が見えたため、ほっと胸をなでおろしました。
House of small wonderの世界
もともとニューヨークにあったカフェHouse of small wonderの2号店がベルリンのお店です。1号店から提供されていたタコライスなど日本のメニューを引き継ぎつつ、おにぎりやたらこスパゲティ、角煮丼など日本の食事を楽しめることと、ニューヨーク、ブルックリンを感じられるカフェ、というコンセプトのもと2014年にオープンしました。さっそくお店に入っていきましょう!
お店入り口には喫煙できるスペースが。コーヒーかすがカフェっぽいですね。
建物の中へ入ると左手に系列の居酒屋Zenkichiがあります。ベルリン滞在中にここへも行こうか検討したのですが、コース1名75€ということで予算の都合上今回は断念しました。(残念!)
正面を向いて、いざカフェへ。もう既にオシャレ感がにじみ出ています。
アンティーク調の椅子がレトロな雰囲気。
うわぁおしゃれ…!観葉植物と自然光がナチュラルさを演出、さらに螺旋階段を主役にインテリアが美しく配置され、世界観に引き込まれてしまいます。
螺旋階段を上がって行くと天井にはミラーボールが。それにしても観葉植物の多いこと。
席に案内してもらいました。木をふんだんに取り入れ、緑をあしらった店内は、今にも鳥のさえずりが聞こえてきそうです!
窓際に置かれているインテリアも統一感があります。これは古いラジオ。
どの空間も光がうまく取り入れられていました。
House of small wonderの注文方法
コロナウイルス対策によるロックダウン後の制限緩和後、こういったお店が再開された際、万一感染者が出たときのために、来訪者は名前と住所と電話番号を店側に申告することになりました。House of small wonderでもその措置がとられていたのですが、このQRコードを読み取って飛んだ先でフォームにそれらの情報をスマホで入力するという現代的な方法で行われています。フォームを送信した後は、そのままメニューをネット上で確認し、店員さんに注文。ちなみに店内にフリーのWi-Fiはなさそうでした。
House of small wonderの朝食
カプチーノ(写真左)3.5€(約420円)、カフェラテ(写真右)4€(480円)です。どちらも美味しかったです。飲み物が提供されて間もなく、食事が運ばれてきました。驚くほどスピーディー!
ホームメイドビスキュイベネディクトというメニュー12.5€(約1500円)。サラダはほうれん草のサラダか、メディテラニアンサラダか選べたので後者にしました。ぱっと見、細かいネギ(?)のせいか、たこ焼きみたいに見えます。夫はクロワッサンのフレンチトースト10€(約1200円)を注文しました。
このパンのようなスコーンのような食べ物は、切ってみると中にベーコンがたっぷり。かなりボリュームがあります。クロワッサンの方はかなりかわいらしいサイズで、夫が全然足りなさそうだったので私のこのパンのようなものを1つあげました。
日曜日の朝のHouse of small wonder
私たちは日曜日に開店9時を15分ほど過ぎて入店したのですが、既に若いカップルが食事をしていました。食事の提供がとても速いので、観察していると朝食の滞在時間は大体3,40分ほど。お客さんが帰ると次のお客さんが入る、といった具合に回転率がよさそうに思えました。オペレーションの回し方に工夫がされていそうです。カップルの他には5人くらいの家族や子連れ3人などファミリーの姿も見られました。友人同士で待ち合わせしている女性たちも。日曜日は普段もっと混み合うらしいのですが、この日は35度を超える暑さだったために、お客さんの入りはいつもより落ち着いていたようです。ウェブサイトによるとブランチの予約は現在受け付けていない(夜は予約可能)ものの、この日のお昼前は待ちのお客さんもおらず、スムーズに入店ができました。
House of small wonderの魅力(個人の見解です)
とても有名なカフェなので、ベルリンに住んでいる人はおそらく誰しもその名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。今回行ってみて、感じたことは、お店の雰囲気作りがとても日本ぽくて(デザイナーは日本人ではありませんが)、自然に見せながらもかなり人工的に空間づくりをしているということ。ここまで作り込んでいるカフェを訪れたのはヨーロッパで初めてです。言うなれば、House of small wonderはテーマパークで、ゲストはその世界観に浸る、そんなイメージですね。どうして「日本ぽい」と感じたのか。日本ではテーマを絞ったカフェは猫カフェを始め、メイドカフェや内装をキャラクターで統一したテーマカフェなど非常にたくさん存在しますが、ヨーロッパではテーマというと食や地球環境(ビーガン、ベジ、ビオ、サステイナブル、フェアトレード…etc.)の方に寄っている気がします。カフェがエンタテイメントの一端を担っていると言っても過言ではない日本に対して、ヨーロッパではそのようなカフェは珍しい。今回House of small wonderを訪れて、接客スタッフさんの感じの良さも含めて日本の文化を感じられたことが私にとっての最大の魅力でした。
最後に感想
食事に関しては決して美味しくて安い、というわけではありませんでしたが、テーマパークだと思えば納得です。しかし、そうと知っていても日本食のタコライスやめんたいこスパゲティに惹かれてしまうのが在住者の常。次回ベルリンに来た際はランチもしくは夜に来てみたいなと思いました。