ドイツ生活 徒然記

ドイツでの生活も6年目がスタート。日々体験したことや感じたことを書いていきます。

ドイツ ドレスデンでのコロナウイルスの影響 2

今週はインフルエンザでほぼ2週間休んでいた同僚が戻ってきて、ほっとしたのも束の間、昨日の水曜日から保育園・幼稚園・学校が休園・休校となったために今度は働くママたちが出勤できなくなるという人手不足状態に。週始めに全員集められ、空いている部屋に人を移動させてなるべくお互いの距離を保ったまま仕事をするように、というお達しが出たのを受けて、今日ようやくオフィス内での引っ越しが始まりました。そうこうしている間にもドレスデンの感染者は49人となり、着実に患者が増えています。ただ、感染の疑いがあっても、症状がない場合は検査をしてもらえないらしく、未検査の感染者の数は未知数です。

 

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通勤で使っているバスも運転手の感染を防ぐため、チェーンがかけられるようになりました。

 

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ドラッグストアではハムスター買いをする顧客に向けて、ようやく1家族あたりの販売数を制限するようになりました。

 

感染拡大に伴いアジア人に対するヘイトクライムが各国で報道されていますが、ドレスデンではもともとアジア人に対して遠巻きにじっと見るような感じがあるので、視線を感じるのはいつも通りです。ただ、先日トラムを降りる際、すれ違う少年たちが後ろで「コロナ」と言っているのが聞こえて、ついにそういう段階に入り始めたか、と少し残念に思いました。アメリカでは物資の略奪に備えて銃の販売数が増えているというニュースも目にしましたし、恐怖や不安が高まると何が起きるかわかりません。

 

とにかく今できることはよく寝てよく食べて免疫力を高め、自分の身体を強くすることと、加湿、手洗い・うがいを励行して予防に努めること。そしてトラブルに巻き込まれないようにアンテナを常に張っておくことだと思っています。

 

全世界共通の対コロナウイルスという目標ができた今こそ、知恵を寄せ合い、互いに協力し、他人に思いやりを持って接することができる社会になったらいいなと思います。