ドレスデンのクリスマスマーケットはコロナウイルスの影響で今年は開催されないことが決定しましたが、通常シュトリーツェルマルクトというメイン会場に設置されるモニュメントが見られると聞き、今日散歩がてら行ってきました。
ちなみにクリスマスマーケット中止についての記事はこちらをご参照ください↓
通常のドレスデンクリスマスマーケット会場の様子
現在の様子を見る前に、いつものクリスマスマーケットはどのような感じだったかというと、こんな感じです。
毎年200万人が訪れるドレスデンのクリスマスマーケットは、写真のように多くの人でごった返します。そして、食べ物やお土産のスタンドの他、多くの催し物が行われます。
中止となったドレスデンクリスマスマーケット会場は現在どのような状況?
お昼間に散歩がてら行ってきたクリスマスマーケット会場はこちらです。
クリスマスツリーにシュベベボーゲンと呼ばれる窓辺に置く飾りを模したモニュメント、そしてピラミッドがぽつんぽつんと並んでいます。
いつもだったら救護所やスタッフの常駐室が併設されるメインの売店は今年も建っていました。観光客向けなのですが、今年はなんだか寂しい雰囲気。
クリスマスツリーの下にはキリスト生誕の場面が人形で表されています。まばらですが、写真を撮影している人も見られました。
ろうそくを灯すことにより、その熱でくるくると回るクリスマスピラミッド。毎年背の高いこのモニュメントはクリスマスマーケットの中で存在感を放っていますが、なにもお店がないこの状況ではやっぱり寂しそう。奥に見えるシュベベボーゲンは例年通り登れるように階段が設置されています。登っても寂しい広場が見渡せるだけですが。。。
クリスマスマーケットと言えばグリューワイン
出店は今年ありませんが、テイクアウト営業のみ許されている周辺のレストランやカフェがあたたかい飲み物を提供してくれていました。
窓ガラスに「GLÜH WEIN」(ホットワイン)と貼って営業していることをアピールしていますね。日曜日のお昼でしたが、人はまばらでした。
こちらのお店もレストランで、テイクアウトの食事メニューも書いてありました。ちなみに店内の様子は以前こちらで紹介したことがあるので、よかったら見てみてください↓
赤・白(いずれも3.5ユーロ:約420円)のホットワインを両方買ってみました。クリスマスマーケットではそのマーケット独自のマグカップで提供されますが、残念ながら今年は紙コップで我慢。風物詩のようなものなので、売っているだけでも感謝です!味は例年クリスマスマーケットで飲むものよりもちょっと薄い気がしますが、温かくて甘くてほっとします。個人的には赤のほうが飲みやすく、美味しかったです。
中止となったドレスデンのクリスマスマーケット会場はクリスマスマーケットが終わって撤収された後と同じくらい寂しさが漂っていました。大通り沿いの店舗も撤退したところがたくさん見受けられ、ドレスデンの中心地にコロナウイルスがもたらした影響は非常に大きいことを改めて確認した散歩となりました。