昨日の夜は初雪が降りました。本格的な冬の始まりです。B1-1も今日で3週目に入り、寒さと暗さに加えてドイツ語のレベルも難しくなっていきます。。ファイト!
そんなわけで今日習ったドイツ語のことわざを1つ紹介したいと思います。
"durch die Blumen sagen"
直訳すると、「花を通して伝える」という意味になります。これは言いづらいことを婉曲的に相手に言うことを表すことわざです。昔、相手に伝えづらいことを花を渡すことで気持ちを表すことがあったようで、それが源になっているそうです。
授業のテキストではいつも小さなお話が展開され、内容に入っていくのですが、今回は主人公のジャーナリストが趣味が合わない友人に食事に誘われ、理由をつけて断るも何度もしつこく誘われるというお話。彼女がこの出来事を自身が執筆しているコラムに取り上げた際に使った言葉が"durch die Blumen sagen"でした。
このことわざはクラスの誰も聞いたことがないようで、(もちろん私も初めて聞きました)「ドイツ人がこんな言葉をつかっているなんて驚きだ!」と言っているクラスメイトもいました。
というのも、授業で習ったのですが、メールを書く際、ドイツ人はスモールトークを入れずに割とすぐ用件を書きます。さらに実際会話で受ける印象は、必要以上にくだけようとはせず、距離を保ちながら気持ちをおおっぴらにしない、という感じです。社交辞令を挟む隙間もない印象です。コロンビア人のクラスメイトもドイツ人は感じは良いけれども距離を持ちたがると話していました。
一方、先生いわく、家族間ではかなりダイレクトに気持ちを伝えるが、家族以外にはそうでもない、つまり遠まわしに気持ちを伝えたりするらしいのです。
日本は婉曲表現が芸術にもなったりする文化だと思いますが、ドイツ語ではあまりそういった表現に遭遇したことがありません。(私の語学レベルの問題かもしれませんが。。)今後ドイツ社会に馴染んでいったらもっと深く理解できるんだろうなと思いながらさらに語学に励むべし、と決意を新たにした授業でした。