ドイツ生活 徒然記

ドイツでの生活も6年目がスタート。日々体験したことや感じたことを書いていきます。

ドイツでコロナウイルステストを受ける

今月の19日から夫がフルタイムで語学学校へ行き始めたのですが、今週月曜日にいつもより早く学校から帰ってきました。ずっと休んでいたクラスメイトがコロナウイルス陽性だったことが判明し、急遽家に帰らされたとのこと。私はちょうど今週から休暇で家に居り、2人でどう動くかを話し合いました。ということで、今日はコロナウイルスを身近に感じた話を書きたいと思います。

<目次>

語学学校の感染対策は?

夫は在独11年目なのですが、語学レベルの証明ができれば永住権を申請できるということで、一念発起してドイツ統合コースに通い始めました。(それについてはまた機会があったら別記事を書こうと思います。)レベル分けテストの際は1教室6名で、1人用の机に1本ずつ消毒液が配られた他、3枚の透明なアクリル板が机に立てられ、感染対策がしっかり行われていたそうです。しかし、実際に授業が始まってみると、廊下や事務室ではマスク着用必須ですが、教室内ではマスクをするかどうかは個人の選択に任され、夫のクラスでは着けている人はほぼ皆無。しかも、私が驚いたのはそのクラス内の人数。なんと14名が一緒にマスクなしで授業を受けていたとのこと。しかも、多国籍のクラスメイトたちは衛生観念も様々なので、手洗いも徹底されていないような環境。というわけで、学校へ通ってまだ1週間しか経っていないのに、ひとまず今週いっぱい休校に。ちなみに私が9月に通っていた夜間のドイツ語コースは、夫が通っている公的機関が行うコースとは異なり、別の語学学校で少人数の5名+オンライン1名&先生1名で授業が行われていました。そのときは私ともう1人ギリシャ人の男性がマスクを着けたまま授業を受けていました。

コロナウイルス感染者を出した語学学校の対応

今週月曜日の授業中に事務担当者が夫が通うクラスに来て、クラスメイトが陽性だったという話をしたということなんですが、話を聞く限り、先生もプライベートな電話を教室で掛け始めるなど若干パニック状態。コロナウイルスのテストについてはハウスアーツト(かかりつけ医)に相談するように、と言われたそうなんですが、皆「そんな事言われても」という感じで「これから検査にこのまま連れて行ってください」と言うクラスメイトもいたそう。残念ながらそれは叶わず、全員もれなく家に帰されたのですが、メールで連絡すると言われた宿題は未だ夫のもとにきていません。かかりつけ医がいない場合の連絡先もメールで連絡があるという話だったのが、それもなし。待っていてもしょうがないのでインターネットでそれらしき情報を探すことに。

 

ドレスデンコロナウイルスについて問い合わせする場合

今回まずトライしてみたのはこちら↓

 Corona-Hotline Gesundheitsamt Dresden
Telefon: 0351-4885322 (Montag und Mittwoch, 9 Uhr bis 16 Uhr, Dienstag und Donnerstag von 9 Uhr bis 18 Uhr und Freitag 9 Uhr bis 14 Uhr)

 <引用元>

Coronavirus | Infektionsschutz | Landeshauptstadt Dresden

 

11時半〜13時くらいに渡って6回くらいダイヤルしたのですが、ホットラインということで掛ける人が多いのでしょう、自動音声が流れるだけで全くオペレーターにつながりませんでした。

 

他にもサイトを見ましたが、やはり保健当局に連絡してテストの必要性を判断してもらうか、かかりつけ医に相談するように、と書かれてあります。夫はこの10年間というものほんの数回ほどしか病院のお世話になったことがなく、私にいたっては(保険のための健康診断以外で)未だドイツで病院にかかったことがありません。ということで、緊急ということもあり、夫の職場の事務員さんにお願いしてハウスアーツト(かかりつけ医)の予約を取ってもらい、夫が1度血液検査をしてもらったことのある近所の診療所に2人で行ってきました。

 

ドイツのプラクシス(診療所)の様子

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問診票

私達が行った診療所は病院とは違って、小さな規模のところです。待合所も小さくて、コロナウイルス感染対策で隣同士の椅子には座れないようになっているため、より収容人数が少ない状態に。11時のアポで15分前に着いたら、ドアの前で待っているご夫婦がいたので、間隔を開けて待つことに。1人出てきてそのご夫婦が入ったので、ドアの前まで進んで待っていると「あなたたち、ベルを鳴らして入るのよ」と後ろに並んでいる女性に言われ、ベルを鳴らすとしばらくしてから遠隔で解錠する音が。夫の職場の事務さんが話をつけておいてくれたおかげですんなりと受付を済ませることができました。「症状はないのよね」ということで検温もなし。なお、私は初めてだったので、問診票を書いて提出しました。

コロナウイルステストについて

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コロナウイルステストキット

看護師さんがテストキットの準備をしてくれ、少し待つとドクターが来てくれました。お医者さんに(夫の)クラスメイトがコロナウイルスに感染したと話すと、ここに来るように(テストを受けるように)指示があったのかと聞かれ、誰の指示でもなく、自分たちが感染していないかどうか確かめるために来た、と答えると「あ、そうなのね」という感じ。個人的には感染者と一緒に勉強していたクラスメイト全員にその場でコロナウイルステストを義務付けるなにか一筆ほしいくらいでした。コロナウイルスは無症状でも感染している疑いのあるやっかいな病気のため、心配だからといって無闇に病院に押しかけるわけにいきません。それをかかりつけ医に相談してください、の一言で片付けられるのは納得がいかないですよね。。。

話を戻しますが、コロナウイルスのテストでは上を向いて「エィ」と発声し、喉が開いたところに綿棒の長いのを入れられます。むせそうになりますが、我慢!

 

コロナウイルス検査結果確認方法

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コロナウイルス検査結果確認方法

コロナウイルスの検査結果はオンライン上で確認することができます。「明日の夜には確認できます」と言われて渡されたのがこの紙。自分の名前と検体番号が書かれており、サイトでの確認方法が記載されています。

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検体番号と生年月日を入力し、「Auf Befund prüfen」をタップ。気になる結果は。。。

 

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陰性でした

よかった…結果はネガティブ!陽性だったら職場にも伝えなくてはならないし、今後の予定もすべてキャンセルしなくてはならなかったので結構ドキドキでした。夜に結果がわかります、と言われていましたが、14時半頃に試しに見てみたらもう確認できました。テストの確実性は100%ではないにしろ、とりあえずほっ。

 

(おまけ)コロナウイルステスト結果を待つ間は家で待機

本当は昨日は友人宅にお邪魔する予定だったのですが、残念ながらキャンセル。幸いにも買い物を先週末しておいたおかげで、外へ出られなくてもしのぐことができました。ドイツへ来てからというもの、のんびりしているときはたいていYoutubeを観ている私。しかし、今回はたまたま買っておいた布があったので、縫い物をして過ごしました。

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枕カバーマフラー

イケアでセールになっていた特大枕カバーの絵柄が好みだったので、袋状になっているところを解いてマフラーにしてみました。ファスナー及び縫い糸を全て外し、四方を三つ折りにして並縫いしただけなんですが、いかんせん手縫いなのでこんなタイミングでしかできない作業。ちょっと崩れたステッチも自分で着ける分には気になりません。ほんのり起毛している布地なのでつけ心地も柔らかく、暖かいです。大判なのでひざ掛けにも使えます。

 

コロナウイルスが流行りだしてこの方、周りで感染者が出たことがなかったのですが、夫の学校が始まってすぐにこの事態になり正直驚きました。幸い二人ともテストでは陰性だったのでひとまずよかったですが、夫はこれから3月まで学校に通うため、油断なりません。私はたまたま今週月曜日から11月半ばまで休暇を取っていたので、仕事へ行く必要がなくタイミングとしてはとてもラッキーでした。今後も一層気を引き締めてかからないといけないな、と思わされた一件となりました。。。みなさんもコロナウイルスを甘く見ないでどうか気をつけてください。