ドイツ生活 徒然記

ドイツでの生活も6年目がスタート。日々体験したことや感じたことを書いていきます。

リッツカールトン ヴォルフスブルク滞在記

2024年に入り早くも1週間が過ぎました。元旦に起きた地震の被害に遭われた方々の一刻も早い心と身体の回復を祈ります。

 

さて、今思い返せば2023年は瞬く間に過ぎて、その間全然ブログを更新していませんでした。個人的なメモとしての意味合いが濃いこのブログですが、家族や友人から「読んでるよー」と声を掛けてもらえたり、初めましての方からメッセージをもらえたりと、つながりやご縁を感じることができる大切な場でもあります。2024年はもう少し更新できたらなと思うので、今後もお付き合いいただけたら嬉しいです!ということで、2024年の書初めは昨年9月に行ったヴォルフスブルクのホテルについてを記録したいと思います。

<目次>

ヴォルフスブルクとは

フォルクスワーゲンアリーナ

ドレスデンから約300キロほど離れたニーダーザクセン州に位置するヴォルフスブルクフォルクスワーゲンの本社があり、観光名所としては同社の博物館、アウトレットモールがあります。私たちはフォルクスワーゲンアリーナというスタジアムでサッカーの試合を観戦するため、車で出かけました。サッカーチケットについて以前記事を書いたので、参考までに↓

 

www.et-chandon.com

リッツカールトン フォルクスワーゲンアリーナ最寄りのホテル

リッツカールトン ヴォルフスブルク

 

夜のサッカー観戦のため、1泊できるホテルを探したところ、一番近いホテルがリッツカールトンでした。フォルクスワーゲンアリーナには徒歩でアクセスできます。行ってみてわかりましたが、フォルクスワーゲンの敷地内にホテルがあるようなイメージで、宿泊者は無料で博物館に入れます。私たちもチェックアウト後に博物館へ見学に行き、博物館のレセプションでその旨を告げると問題なく入館できました。どうやらフォルクスワーゲンに車を取りに来た購入者がよく宿泊するホテルのようです。

 

リッツカールトン 宿泊した部屋

リッツカールトン ヴォルフスブルク エグゼクティブスイート

今回宿泊したお部屋はエグゼクティブスイートというタイプで、マリオット系列のポータル、ボンヴォイから1泊予約をしました。お部屋の広さは71平米、価格は480.20€(当時のレートで76000円弱)。ホームページの写真が今一つ広さを感じない絵だったのですが、現実のお部屋は足を踏み入れてすぐその広さに大興奮して写真を撮りまくるほど素敵でした。ということで、さっそく部屋を紹介したいと思います!

玄関

まずは玄関スペースから。

 

リッツカールトン ヴォルフスブルク エグゼクティブスイート 玄関

出し入れが可能なラゲッジスペースがあって、ベンチとしても使えます。アウトレットモールで買い物をした後だったので、荷物スペースが広くて助かりました。

玄関横チェスト

こちらの収納棚にはアイロン台、スリッパ、クリーニングの案内がありました。

トイレその1

化粧室その1

こちらは玄関入って左手にあるお手洗い。サブトイレとは思えないほど洗面台が広くて明るい!

ゆったりしたトイレ

サブトイレに腰掛

明るくて広くて清潔感のある化粧室でした。トイレに電話が引いてあるのって安心感があっていいですね。

リビング

リビングスペース

シックな色合いの家具とカーペットが落ち着いた雰囲気のリビング。窓が大きく、部屋をより大きく見せています。

お部屋から見える景色

大きな窓からは青空と芝の瑞々しい緑が目に入ってきます。静かな水面もリラックスを誘いますよね。

リビング

続いてはリビングの備品をチェック。まずは電話とペンの下の収納スペースを開けてみましょう。

収納スペース

うーん、何を入れるのかあまり思いつきませんね。。。右手のコーヒーマシン類を見てみましょう。

 

グラス類とコーヒーマシン お水は無料

2名で宿泊なのにボトルが4本もありました!(正直なところ、このお水はそんなに美味しくありませんでしたが。。。)全て炭酸なしのお水でした。フロントにもジムにもペットボトルのお水が大量に置いてあって、お水に困ることは滞在中ありませんでした。ただ、我が家は炭酸水派なので持参しました。

カプセル&ティーバッグ類

ティーバッグが変わった形

ロンネフェルトの緑茶とフルーツティーのバッグ。あまり見たことない形をしています。

冷蔵庫の中は空

「冷蔵庫は個人のものを入れてください。飲み物はルームサービスで注文できます。」

冷蔵庫にはなにも入っていませんでしたが、電話で注文できるみたいでした。

寝室

寝室

リビングの横には寝室があります。コーナールームで窓が広く大きいので開放的な雰囲気。

キングサイズベッド

ベッドルーム

テレビモニターが寝室だけで2つもありました!書棚には車やデザイン関連の書籍が置いてあって、知的で上品な印象。ベッドの掛布団が2枚あるのも何気に高ポイント。

コンセント

ベッドサイドには電源が十分に配置されていました。

バスルーム

縦長のバスルーム

洗面台2つの間にバスタブが配置されたバスルーム。モザイクタイルがさり気ないおしゃれを演出しています。

バスタブ

お風呂のお湯を張るときに最初茶色の水が出てきてびっくりしましたが、それに気を付けさえすれば快適です。

バスローブその1

1枚はバスルームに、もう1枚のバスローブは脱衣スペースにあるクローゼットにかかっていました。

シャワー

バスルーム奥側の扉はシャワー室。シャンプー類は全てフランスのディプティックのもの。

トイレ(2つ目)

バスルーム入って左手の扉はトイレです。

 

アメニティ

他の備え付けアメニティを見てみましょう。

洗面台その1

ハンド&ボディクリーム

洗面台にはディプティックのボディクリームが1ボトル配置されていて、自由に試すことができます。ただし、持って帰るのはNG!お部屋から家に持って帰ると後から59€チャージされてしまうので気をつけてください。

アメニティ

ディプティックの石鹸

アメニティ2

箱から出してみた図

バスルームにあったアメニティはヨーロッパのホテルの割に結構充実していました!

  • ハンド&ボディクリーム
  • マウスウォッシュ
  • コットン
  • 綿棒
  • シャワーキャップ&ヘアゴ
  • 歯磨き粉&歯ブラシ
  • 剃刀&フェイスクリーム
  • 爪やすり
脱衣スペース

写真がないですが、バスルームに入る手前には脱衣スペースがあって、姿見と腰掛が置いてありました。その横のクローゼットの写真も載せておきます。

クローゼット

もう1枚のバスローブはこちらに収納されています。

金庫

もう一つの棚には小さな金庫が設置されていました。

スパ&フィットネス

スパ&フィットネス

このホテルには屋外プール、フィットネスジム、サウナがあり、宿泊客は無料で利用できます。写真のウッドデッキの建物はジムとサウナで、奥に見えている川の手前にまるで川の一部であるかのように配置されたプールがあります。このウッドデッキに出る前にホテルの本館にスパの受付があり、そこでロッカーのカギを借りることができます。なお、プールとサウナはロッカーキーが違うので、受付ではプール利用なのかサウナ利用なのか伝えてあげてください。

ホテルからウッドデッキに出てプールへ

写真では1階に見えますが、スパの受付はホテル地下のフロアにあります。

 

サウナは写真撮影禁止のため残念ながら写真を投稿できませんが、ドライとスモークの2種類あり、シックかつゴージャスなタイル貼りが大人な雰囲気でした。私たちが利用したときは夏だったこともあり、誰もほかの利用者がおらず貸し切り状態で使うことができました。夏場のサウナはねらい目かもしれません。

ちなみにプール利用者を観察していたところ、部屋から水着にバスローブで着てロッカーも借りずに、すぐ日光浴を楽しんだりプールで泳いだりしている人が多かったです。日本人にはなかなかハードル高いですが、郷に入っては郷に従えということで、ぜひ機会があったらチャレンジしてみてください。

プール!

リッツカールトンの朝ごはん

素敵なテーブルセッティング

サッカーの試合の翌日、日本代表の勝利の余韻に浸りながら最高に気持ちの良い朝、リッツカールトンの朝食をいただきました(笑)

 

朝食会場

ロビーのフロアが朝食会場で、スタッフの人に席まで案内してもらいます。サッカー観戦で滞在している日本人の方と互いにお祝いの言葉を掛け合いながら着席。

飲み物と卵料理についてスタッフの方が聞いてくださるので、それをオーダーしてからいざブッフェへ!

 

ここからは写真でブッフェを紹介します!

朝食ビュッフェ1

数種類のスモークサーモン

チーズ

シリアルとドライフルーツ

パン1

パン2

スクランブルエッグ、クレープ、お豆のトマトソース

お惣菜

朝食

あまり記憶がはっきりしませんが、私はエッグベネディクトを頼んだような気がします。とにかくラタトゥイユのようなお料理とフムスが美味しくて、ベジタリアンの人でもきっと満足な朝食でした。

こちらは夫が頼んだオムレツ。

オムレツ

卵料理のオーダーを取りに来てくれた人がすごく感じがよくて、ドイツではあまりないサービスの質の高さを感じました。

 

アフタヌーンティー

試合の翌日は15時からホテルのアフタヌーンティーを予約していたので、チェックアウトした後はフロントで荷物を預けて博物館をゆっくり楽しみ、予約時間に合わせてまたホテルへ戻ってきました。

ロビー

アフタヌーンティーの会場は朝食をいただいたところと同じ、ロビーフロアです。

アフタヌーンティー お茶のメニュー

アフタヌーンティーは1人45€ お茶を2時間頼み放題です

追加料金かかりますが、スパークリングワインなども頼めます

眺めの良い窓際の席が用意されていて、優雅な気分でお茶の飲み放題が始まります。

お茶飲み放題

大きなティーポットにたっぷり用意されたお茶はどれも香り豊かで美味しい!ドイツ在住のあるあるでしょうか、たくさんの種類があっても希少な日本茶中国茶ばかり頼んでしまいます(苦笑)ちなみにポットは余裕で3杯くらい飲めるので、頑張って3種類くらいしか頼めませんでした。

朝食ブッフェでお腹いっぱいだったのでお昼ご飯はスキップした私たち。アフタヌーンティーで出てきた軽食とスイーツがこちら。

リッツカールトンのアフタヌーンティー

ふぉぉー!!ドイツらしからぬ繊細な見た目をしています!!

セイボリー:サーモンタルタルオレンジクリームのブリオッシュ載せ、キュウリとディルのオープンサンド、シーザーサンド

スコーン:トンカ豆とオレンジのスコーン、ホワイトチョコレートとオート麦のスコーン

スイーツ:レッドベルベットフランボワーズ、ブルーベリーとレモンのムース、ココナツとライムのムース

小さいながらも味は全部美味しくて、ぺろっと平らげてしまいました。スコーンはジャムとクロテッドクリームが添えてありましたが、そのまま食べて十分に味が付いています。結構甘めのスイーツ系スコーンでした。

ムースの断面図

何度も言うようですが、ドレスデンにはこんなに美しく繊細なお菓子は売っていないため、東ドイツでこのような見目麗しいスイーツが食べられたことにとても感動しました!

お茶飲み放題でさんざんお腹をたぽたぽにした割には食べ物が足りなかった食いしん坊の私たち。紅茶を追加せずに普通のメニューを見せてもらうことに。

飲み物メニュー

アルコールメニュー

食べ物メニュー

通常メニューでお茶はポットで頼むと9.5€(約1500円)するみたいです。アフタヌーンティーはそれが飲み放題なのでお得ではありますね。

そしてお腹が物足りなかった私たちが頼んだのがこちら。

サンドウィッチ24€

もちろん2人で半分こしましたが、かなりのボリュームでした!手作り感のある美味しいサンドウィッチでした。

 

リッツカールトン滞在記 まとめ

  • ヴォルフスブルクフォルクスワーゲンもしくはスタジアムに用事がある人は至近のリッツカールトン宿泊がおすすめ
  • マリオット系列のポータル、ボンヴォイにて会員価格&事前支払いだと公式価格より安く宿泊できる
  • 夏場はサウナが空いているのでねらい目
  • アフタヌーンティーは要予約
  • ホテル内にミシュラン3つ星レストラン Aquaがあり、ウェブサイトから予約可能
  • 宿泊者はフォルクスワーゲン博物館入場無料
  • ホテルのスパスタッフは英語苦手な人も

リッツカールトンは初めての宿泊でしたが、スタッフの感じが良いのと調度品の落ち着いたスタイリングが好印象でした。また、お部屋は1泊だけなのがもったいないほど過ごしやすい素敵な空間で大満足でした。窓が広くて借景が楽しめるのも気に入りました。自分へのご褒美や記念日など特別な日に宿泊するのもいいのではないでしょうか。

 

リッツカールトンでの滞在は私にとって思い出深い素敵な1日だったので、新年初回に書かせてもらいました。ヴォルフスブルクへ行く機会があればぜひ泊まってみてください。