ドイツ生活 徒然記

ドイツでの生活も6年目がスタート。日々体験したことや感じたことを書いていきます。

ドイツの職場でコロナウイルス感染者が出たときの対応は?

こんにちは。ドレスデンは寒さが戻ってきてしまい、もう4月というのに今週は吹雪く日も多かったです。実は、タイトルの通り、職場でコロナウイルス陽性者が出ました。今日はドイツの会社の対応について書いておきたいと思います。

 

<目次>

 

ドレスデンの現在の防疫措置

4月6日からは新たに小売店でのクリック&ミート(事前予約)に条件が加わり、24時間以内に簡易テストを行い、陰性だった場合のみ店舗への訪問が許されることになりました。さらに、マッサージ店など身体的接触を伴う仕事に従事する人たちに対して雇用主は、週に2回簡易テストをさせることが義務付けられました。ちなみに、同僚に「どうやって店頭でテストを受けた結果陰性だということを証明するの?」と聞いたところ、彼女いわく、フォーマットをダウンロードして署名をすればいいだけ、とのこと。

企業はホームオフィスを推進するよう強く求められていますが、依然として出社が続いている従業員は会社から週に1度簡易テストを支給されており、誰でも週1回無料で薬局やコロナテストセンターで受けられる簡易テストと合わせると週に2回無料で簡易テストを受けることができます。

 

ドイツの陽性者が出た職場の対応

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コロナウイルス簡易テスト(陰性反応)

以前にも何度かここで書いたのですが、私の部署は私が入社してから既に8人去っています。出入りが激しいとでも言いたいところですが、出ていくばかりで私の入社以降誰も入ってきていません。私は1人日本人の方が辞めるタイミングで入ったので、現状マイナス7人…マイナス7人!?(改めて数えてみて自分でびっくりです。)そして今いる人数が6人なのですが、今週は1人が休暇でおらず、1人がコロナウイルス陽性となり、現在4人。。。

感染した同僚は、今週火曜日の朝(月曜日は祝日でした)に自宅で簡易テストを行った際、陽性だったため、薬局で再度簡易テストを行い陰性でした。ただ、念の為その日にPCR検査を受け、水曜日の朝に陽性が判明したとのこと。その連絡があって数時間後、コロナ関連を対応している別の部署の人が私の部署にやってきて、その場で4名全員が簡易テストを再度実施することに。私達の部署の扉はいつも開放されているのですが、今週は閉ざされ、他部署との行き来もできなくなりました。ランチルーム(正確には多目的スペース)にもいけないので、電子レンジが使えないと訴えた同僚のおかげで、私達の給湯室に即座に一台レンジが設置されました。部署間の通路にはテーブルが設けられ、物の移動はそのテーブルを介して行われることに。

簡易テストの結果は4名全員陰性でした。陽性になった同僚とは、毎日彼女のデスクで隣りに座って仕事を教えてもらっていたのですが、イースターの4連休を挟んでいたことと、火曜日にも私自身簡易テストが陰性だったことから、個人的にはそんなに気にしていませんでした。ただ、周りからは、一緒に居た時間が長いから薬局で再度検査をしたほうがいいんじゃないか、と言われ、なんとなくしなくてはいけないような雰囲気に。ただ、4連休明け+人手不足ということで、仕事が多すぎて薬局にアポを入れたりする余裕もなく、あっという間に時間が経ってしまいました。コロナウイルスは潜伏期間が1日〜14日で発症まで平均で4、5日ほどだということから考えると、現状陰性2回という結果なので問題ないのではないかと。とはいっても念の為、他の3名がテストのアポを取ったりしているというのもあり、私も簡易検査を再度受けることにしました。ただ週に1度無料でできる検査は簡易テストであって、PCR検査ではない(PCRは有料)のでそんなに意味はない気がしますが。。。

 

日本の会社の対応について私は知らないのですが、私の会社の対応についてみなさんはどのような印象を受けますか。会社から簡易テストの支給が迅速に行われ、部署間の行き来が止められたことはよかったと思います。ただ、簡易テストはPCRに比べると当然正確性に劣るため、PCR検査が提供されてもよかったんじゃないかなと思います。ホームオフィスができないということで、感染のリスクにさらされているため、遅かれ早かれ、いつかはこのような状況に陥るのではないかと危惧していました。やっぱり人手不足の部署においては結構しんどい状況です。今回幸いにもクラスターは起きず、1人だけが陽性でしたが、ワクチン接種もまだまだなドイツでは、今後も細心の注意が必要なことには変わりありません。少し長くなってしまったので、テストセンターで簡易検査を受けた話はまた別記事にて書きたいと思います。