ドイツ生活 徒然記

ドイツでの生活も6年目がスタート。日々体験したことや感じたことを書いていきます。

パリ6区のホテル Hotel d'Angleterre

こんにちは。今日は雲ひとつないお天気で庭でのんびりしています。非常に気持ちの良い季節がようやくドレスデンにも訪れました。さて、今日は前回に引き続き、先月のパリ滞在についてです。

<目次>

パリのホテル探し

みなさんはパリでホテルを探すとき、なにを一番重視しますか。私はbooking.comの口コミ及び評価とロケーション、バスタブがあるかどうか、そして金額を見るのですが5月末の滞在で中旬に予約したため、パリ市内のホテルはとんでもない金額でしか泊まれない状況となっていました。特に観光に便利な一桁代の区内においてはほとんどのホテルが1泊500ユーロ(1ユーロ=145円で72500円ですね)は下らないという目が飛び出るお値段。今回2泊しようということで、1泊あたりの予算をなるべく下げつつこの度の目的地のオルセー美術館に至近、そして評価が高いホテルを探しました。

 

オテル ダングラテール

Hotel d'Angleterre

住所: 44 Rue Jacob, 75006 Paris, Frankreich

オテルダングラテールは6区のホテルの中では1泊312ユーロ(1ユーロ145円とすると45240円)と比較的お値打ちで、評価も8.4(booking.comは10点満点)とまずまず。そしてなにより今回の最大の目的地、オルセー美術館に近く、徒歩でも15分くらいで行けるのが魅力的でした。

私はbooking.comで予約しましたが、ホームページは日本語表記もあります↓

Hotel d'Angleterre - 公式サイト - パリ中心のシックなホテル

 

オテルダングラテールの歴史

このホテルは歴史ある建物で、昔は英国大使館が置かれていたそうです。1783年にアメリカ独立のパリ条約が結ばれる際にアメリカ代表のベンジャミン・フランクリンが「英国領」に入ることを拒否し、それが現在のオテルダングラテールの名前の由来(Angleterre(仏):イングランド、イギリス)となっているんだとか。また、アーネスト・ヘミングウェイやチャールズ・リンドバーグといった歴史に残る著名人らが宿泊した趣あるホテルです。

 

オテルダングラテールの客室

私たちが今回泊まったコンフォートルームは2階の3号室のダブルルームでした。入り口の前に小さな階段が設けられている不思議な造りでした。扉を開けるとまた数段カーペット敷の階段があり、もう一つの扉を開けて中に入ります。前室にはソファとテレビ、扇風機とデスクが配置され、写真左手の奥には小さなトイレがありました。

ソファとデスクの置かれた小さな前室

ちなみに、部屋の鍵はとても重たく、外出の度にフロントに預けます。

トイレ

部屋の手前奥にあるトイレ。手洗い場が併設されていないので、浴室の手洗い場まで行く必要があります。

 

部屋の扉と窓

寝室から見た扉の様子です。部屋全体に緑を基調とした鮮やかな鳥と花をあしらった壁紙がぐるりと張られていてシックな雰囲気です。カーテンは金属のフックに掛けてまとめるように調えられていました。

寝室とクローゼット

ダブルベットには大きな掛け布団がかけてあり、どちらかが寒い思いをすることなく寝ることができました。クローゼットの中には毛布と予備のまくら、首がレールに固定されるタイプのハンガー(掛ける部分だけ取り外しするもの)、ミニ金庫が備わっています。続いて浴室を見てみましょう。

 

バスタブ

私たちの住むアパートにはバスタブがないため、滞在するホテルに浴槽があるかどうかは重要なポイントなんです。ここのホテルにはこのように比較的大きめなバスタブが設置されていました。

洗面は2つ

大きな鏡の前には洗面が2つ設置され、右手にある窓から陽光が差し込む気持ちの良いバスルームでした。お湯はそのままだと熱すぎるので、水を足して調節する必要がありました。

アメニティ類

浴室アメニティ

石鹸、綿棒、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ボディローション、シャワーキャップ、コットンが置いてありました。ドライヤーの写真を撮り忘れましたが、写真右手壁に固定されているタイプのものが設置されていました。

歯ブラシ、歯磨き粉、スリッパは置いてありませんので、持参する必要があります。

 

オテルダングラテールの朝食

このホテルは朝食がセットになった値段で設定されていました。他のホテルと比べるとお値打ち感があります。

朝食会場

朝食はフロントの向かいにあるお部屋、そして中庭でいただくことができます。

まるで貴族の家

 

お花やデコレーションが美しい

 

パンとケーキ

フランスと言えばバゲットですが、クロワッサンも捨てがたい…。パン・オ・ショコラもクロワッサンもすごく大きくて1個でお腹いっぱいになりそう。

ゆで卵、チーズ、バター、ハム、果物、シリアル、フルーツポンチ、ヨーグルト

スタッフの方に頼めばスクランブルエッグなども作ってもらえるみたいです。私はゆで卵をいただきましたが、すごくいい茹で加減でとても美味しかったです!

 

温かいミルクがあるのが嬉しい。お部屋には給湯設備がないので、紙コップに飲み物を入れてお部屋に持ち帰ることもできますね。

手前のベルに見えるものは砂糖入れでした

好きな席に座ったら、早速取りに行きましょう。

 

1日目は大きなクロワッサンをいただきました。

 

2日目は菓子パンを欲張ってみました。

 

朝は少し冷えたので2日間とも室内でいただきましたが、素敵な中庭でも食事をとることができます。

 

オテルダングラテールの中庭

宿泊して感じたことまとめ

ポジティブ
  • 6区に位置し、オルセー美術館に近い
  • 最寄りのバス停が近い
  • ホテルスタッフの感じが良い
  • 歴史があり、趣のあるインテリア
  • バスタブがある
  • 朝食が美味しい
  • 他のホテルと比べてコスパがよい
  • 静か
ネガティブ
  • エレベーターがない
  • 部屋に入る前に段差が数段ある
  • 部屋に給湯ポットや飲用水が置いていない
  • トイレに手洗い場がない

いかがだったでしょうか。パリの古いホテルは部屋に給湯設備がないことが多いですが、内装がその分クラシックで素敵なお部屋であることが多い気がします。個人的にはこのホテルは快適に過ごせたので良かったと思います。

以上、パリのホテル選びの参考になれば幸いです。