ドイツ生活 徒然記

ドイツでの生活も6年目がスタート。日々体験したことや感じたことを書いていきます。

ドイツのロックダウンに暮らす

先週は冷え込み、毎日のようにみぞれや雪が降りました。ドイツ人が毎年心待ちにしているイースター休暇はもう目前ですが、天気は冬に逆戻り、そしてコロナウイルス感染者数は増加傾向と、なかなかうまいこと運びませんね。今日はロックダウンの現状と近況について少し書いておきたいと思います。

<目次>

 

ロックダウンの間に趣味を増やす

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ブラザーミシン

旅行はもちろん、外食もウィンドウショッピングもできない今は、仕事と食材を買いに出かける以外は基本家におります。年末に少しここでも書いたのですが、せっかく時間がある今のうちにハンドメイドを楽しもうと思って、年明けにアマゾンで家庭用ミシンを購入しました!

 

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ブラザーミシン

中学生のときは夏休みの自由研究で浴衣を縫ったり、デニムのショートパンツに挑戦したりとソーイングを楽しんでいましたが、社会人になってからはまったく触る機会がありませんでした。ただ、せっかくミシンを買ったのに、1月はロックダウンで縫うための布が調達できず、宝の持ち腐れに…。それでも、待ちに待った3月、ついに予約をした上で来店&買い物ができるようになったため、先週記事を書いたクリック&ミートで今週の金曜日にイケアを予約しました。可愛い布があったらポーチを作ろうかなと思い、今からワクワクしています!

クリック&ミートについてはこちらをご参照ください↓

www.et-chandon.com

 

コロナアンペル(コロナ信号)の状況

先週ご紹介したドイツのロックダウン規制緩和の条件には、過去7日間の10万人あたりの感染者数が3日間連続で100を越えた場合に、3月8日以前の制限を再び適用するというものが含まれており、現在の状況は本日時点で92.7という数字。しかも、2月15日から再開されていた学校や幼稚園がザクセンの一部地域では明日3月22日よりまた閉じられることが先週金曜日に報道されており、ドレスデンにもその波が来ることは十分考えられます。アポイントメントを取って店舗を訪問することが可能になったはいいものの、制限が緩和されてすぐに感染者数が増加しているこの状況。その上、イースター休暇で普段一緒に暮らしていない家族が集まってしまったら…結果は目に見えています。

 

ドイツのロックダウンとワクチン

制限緩和について、ドイツ全体の方針が決められた後、各州で詳細が決められていますが、今回の状況を見ると、どのように制限を設定するかは手探り状態なんだなと感じます。政府の政策、コロナ対策に対して不満を持つドイツ人は少なからずいて、ドレスデンでも3月13日にロックダウンに反対するデモが強行されました。そうやって、人々のフラストレーションが高まっていることは徐々に形として顕れてきており、今後またすぐに制限緩和が撤回されたりすれば、さらなる暴動が起きてしまうことも考えられます。ドイツのワクチン接種に関しては、接種を2回終えた人が人口の3.9%(2021年3月19日時点)、ドレスデンの属するザクセン州のみだと4.2%になっており、まだまだ始まったばかり。集団免疫を獲得し、再び自由に外食に出かけたり、旅行したりできる日がいつ来るのかは見通しが立てられないのが現状だと思います。

 

さて、今週金曜日のイケア訪問は果たして叶うのか、それとも週内に再び制限が復活してしまうのか…。次回、皆さんによいご報告ができることを願いつつ、明日月曜日からお仕事に励みます。

 

<参考記事>

Im Landkreisen Meißen müssen Schulen und Kitas ab Montag schließen

Demonstrationen - Dresden - Trotz Demo-Verbots: Proteste gegen Corona-Politik in Dresden - Politik - SZ.de

Corona-Impfungen: Diese Länder liegen aktuell vorne - ZDFheute