先日キッチンのシンクが詰まってしまった話を書いたのですが、今回もやっかいなトラブル、インキーです。日本の扉と違ってドイツのドアは鍵をかけなくとも「ガッチャン」と自分で閉まります。オートロックのホテルの扉などを想像してもらうとわかると思います。
今日は初めて家の中に鍵を忘れて出てしまったときの様子について(前編)です。長くなりそうなので、今回の経験で学んだことについては後編に譲ります。
<前編目次>
初めてのインキーそして初動
事の発端は寝起きに洗濯をしようと思ったことでした。我が家は洗濯機が壊れてから新調せずに地下室にある共同の洗濯機(1回1€)を使用しています。
9月も下旬、土曜日の朝9時、地下室にある洗濯室へ洗濯物・洗剤・洗濯代1€を持って家の外へ出ました。そして、後ろで「ガッチャン」という扉の音を聞いてから気がついたのです。
鍵忘れた。。。。。。。。。。
その日夫は出張で車で3時間ほど離れたポーランドへ前日入りしており、当日は15時頃に仕事が終わるだろうということでした。一緒に行った同僚を家に送ったりなんだりでおそらく帰宅は早くて19時過ぎる見込み。
もちろん携帯電話もないのでインキーの件を開錠してくれる業者に連絡することもできません。
そこで、ハウスマイスターに連絡しようと思ったのですが、掲示板にはちょうど緊急の用事で不在という旨の張り紙が。
八方塞がりですね。。。
当時の服装
見苦しいですが、当時の服装を再現してみました(携帯は撮影のために写りこんでいますが、当時は不携帯でした。)寝起き、そして洗濯をしたいだけだったので完全に寝巻き。そしてあいにく裸足でサンダルをつっかけて外に出ていました。所持金は50セント硬貨2枚のみ。幸運なことにユニクロのブロックテックパーカを着ていたので上半身は暖かい。
家の周りを探索
とりあえず庭の方に回って洗濯物と洗剤を自宅の領域に置き(もちろん庭からも施錠してあるので入れません)、身軽になってから付近を散策することにしました。
幸いなことに家の周りは住民が利用できる公園があったり、割と自然がたくさんあります。
食べられませんが、ローズヒップもたくさん生えています。
そして、実をつけたりんごの木を見つけたんです。
(この写真は後日撮影したものなので当時もいだものとは異なりますが同じ木です。)
少し青いものの、小さなりんごの実を見つけた私は万が一の食料としてそっとポケットにしまいました。
ショッピングモールで靴下をゲット
ひとしきり探索した後、私は近所のショッピングモールへ歩いて向かいました。ドイツは化粧室の利用が有料のところが多いのですが、そこのトイレは無料。そして、日は差していたものの、いつ寒くなるやもわかりません。屋内へ避難です。
ショッピングモールでまず最初に向かったのはH&M。靴のコーナーには大抵パンプスの試着用に簡易のストッキング靴下が設置してありますよね。裸足だと寒いのでその試し履き用のストッキングを拝借しました。(もちろん試着して、気に入ってしまったので後日写真のパンプスを購入しました!)これでほんの少し暖かくなりました。
この時点でまだ10時くらい。。。残り10時間です。
ちょっと長くなってしまったので続きは後編で!
後編はこちら↓