ドイツ生活 徒然記

ドイツでの生活も6年目がスタート。日々体験したことや感じたことを書いていきます。

バルセロナ観光 #4 フラメンコ コルドベス

バルセロナ観光初日、フラメンコのショーを予約していたので食事を済ませてタブラオへ向かいます。

 

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Tablao Flamenco Cordobes

 

 

 

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このタブラオがあるランブラス通りは2017年にテロが起きた場所でもあり、バルセロナのメインストリートとして知られています。私たちが訪れた際も多くの観光客で賑わっていました。

 

今回の鑑賞においては1ドリンク付き約1時間のショー 45€/人(約5400円)をWebで予約&決済し、控えを印刷して持って行きました。タブラオには19:10までに来るようにと書かれていたのですが、19:00過ぎに到着。入口には係員のスーツを着た女性が1人立っていて、彼女に名前を伝えると、時間がきたら呼ぶので、並んで待っていてください、とのこと。狭い道沿いに入場を待つ人たちでいっぱいになった店先で、しばらくして名前が呼ばれはじめました。ただ、予約順なのかわかりませんが、集合場所に早く着いてもあまり関係はないようでした。

 

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名前を呼ばれたので建物の中へ入ります。あんなに大勢の前でフルネームを呼ばれるのは恥ずかしいですね(汗)しかもスペイン語読みで若干違ってるし。。

ドレスコードは特になく、ドレスアップしている人もいれば普段の格好の人も。私もジーンズに運動靴で行きました。

 

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2階に上がるとレストランです。食事付きのプランを予約するとここで食事を摂ることになります。当日頂いたチラシによると、1970年頃にできたそうですが、もともと19世紀にもここに劇場があったそうです。

 

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レストランの横の部屋がタブラオと呼ばれる舞台ホールになっていました。マイクや音響はなく、ドーム天井がその役目を果たしています。私たちが席に案内されたときには既にここで食事を済ませた人たちが案内されていたようで、舞台に近い席は全て埋まっていました。私たちは1ドリンク付きのプランだったのですが、サービスの方が1人で席を周ってサングリアを配っていました。人が足りないのか、1人で配っているのでショーが始まってからもまだ行き渡らず、なかなか大変そうでした。

ショーの前にはスペイン語と英語で注意事項が手短に案内され、写真撮影が禁止ということと、ショーの最中は静かにするように、ということが大きなボードに描かれた禁止事項の絵を交えて説明されました。最後に写真撮影が可能なタイミングもあるということだったのですが、ショーの最後の一幕に踊り手たちが両手の指で「」の形を掲げたのが合図でした。

 

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私はフラメンコを観るのが初めてで、遠い昔に中学校の音楽の授業でビデオを観たような気がするなぁというような状態でした。しかし、ショーが始まると、精神を研ぎ澄ませ、舞台で120%表現することに集中した踊り手の気迫は私の想像を遥かに超えていました。踊りがバシッと決まった瞬間には思わず声が出てしまうほど素晴らしく、激しく刻まれるリズムは、全身を打ち鳴らして迫ってくるダンサーそのものと融合し、まるでリズムそのものを観ているかのような不思議な気持ちに。フラメンコはほとんど即興で歌・リズム・ギター・踊りが行われる緊張感と躍動感のある舞台で非常に感激しました。

今回のショーは歌&踊り→歌&ギター→歌&踊り→ギター3本→歌&踊り→歌&踊り→歌&踊りというように構成を少し変えて進んでいきました。始まりと終わりはそれぞれ出演者全員が出て、1人が踊っている間は他の踊り手も手拍子で参加するなどみんなで一体感を持って舞台を作り上げていました。1時間のショーの中では女性の衣装が途中で変わるなどの演出で飽きさせず、またその衣装もフリルがたっぷりあしらわれた非常に華やかでしかし重たそうなものでした。

 

まとめ

・スペインではフラメンコ必見!!!!!!

・コルドベスでは食事付きプランを予約して舞台近くで観るのがおすすめ

・ショーを観ている際、合図が出るまで写真撮影はNG

・服装は普段着でOK

 

今回はあまりよく調べず、行きたいレストランもあったのでドリンク付きプランを選択しましたが、近くで観るためには食事付きプランを予約する必要があることがわかりました。前列での迫力はまた別格だと思うので、次回はぜひ間近で観たい!と思わせる素晴らしいショーでした。前の方で何度か演技中に撮影しているおじいちゃまがおり、係員に注意されるのもそうですが顰蹙を買っていましたのでくれぐれも気をつけてください。

 私の興奮がうまく伝えられたかどうか不安ですが、スペインに行かれる際は興味がなかったとしても騙されたと思ってフラメンコをぜひ観てください。本当に感動します。

以上、フラメンコ鑑賞についてでした。