11月28日から始まったクリスマスマーケットもあっという間にクリスマスを迎えて消えてしまいましたが、せっかくなので少し紹介したいと思います。クリスマスマーケットはドイツ語ではバイナハツマルクトと言います。ドレスデン近くのバウツェンで最初に行われたと言われています。この時期ドイツ人はバイナハツマルクトでグリューワイン(ホットワイン)を飲むことを非常に楽しんでいます。クリスマスに教会へ行く割合は3割と思いのほか少ないのですが、ドイツ人の8割はこのバイナハツマルクトに出かけるんだとか。
グリューワインやホットビールなどの飲み物の他、食べ物もいろいろと売られています。飲食関連のお店の前には大抵写真のようなスタンドがあって暖房器具が備えられているところもあります。
今年のアルトマルクト近辺のバイナハツマルクトマグカップ。毎年絵柄が変わるマグにグリューワインを注いでくれます。飲み物代に加えてマグ代をあらかじめ払い、返却するとお金が返ってきます。ドイツではマグ代のことを「パント」と言い、パントはカップによって異なりますが3€から5€です。
これはホットビールです。(雨の日だったので机が濡れています)
あたたかいビールなんですが、味はハーブが強い甘い薬のような感じでした。
巨大ハンバーガー6.5€ 非常に大きくて二人で食べきりました。
グラーシュというハンガリーのシチューにザワークラウト(キャベツの酢漬け)と蒸しパンをセットにしたもの。8.5€
蒸しパンは日本の肉まんの皮とほぼ同じ味でした。グラーシュとザワークラウトのコンビネーションがいい感じ。
豚肉の厚切りをサンドしたもの。5.5€ しょっぱすぎずちょうどよい味加減で美味しかったです。
白身魚のフライをサンドしたもの 6€
お魚は貴重なのでいいお値段がします。ものすごく塩気があるのでビールに合いそう。
ピントずれていますが。。チェコのお菓子でパン生地を棒に巻きつけて焼き上げ、空洞の中にヌテラなどを塗ってくれます。これはシンプルにシナモンシュガーのみ。4.5€でした。
アーモンドに砂糖コーティングしたお菓子。100グラムで3.5€ 食べ歩きにはぴったりのスナックです。
バイナハツマルクトにはファミリー向けの催しなどが写真の小屋で行われています。
ここは子どもたちがクッキー作りを体験できるバッケライ(パン屋)です。
ここはキーノ(映画館)です。子供向けの映画も上映されるようです。
クリスマスの伝統的な飾りもツリーと並んで建てられます。
夜にはライトアップされ、小さな遊園地のような雰囲気があります。
今年は暖冬でグリューワインのありがたみが多少薄いバイナハツマルクトでしたが、私にとってはドイツでの初めてのクリスマスシーズンで、かつ毎年変わるマグカップのデザインも素敵なものだったので非常に思い出に残りました。
ドレスデンはシュトーレンというクリスマスのお菓子が有名なのですが、来年は超巨大なシュトーレンが登場するというシュトーレン祭りに行きたいと思います。
最後まで見ていただきありがとうございます。クリスマスの雰囲気が少しでも伝われば幸いです。