ドイツ生活 徒然記

ドイツでの生活も6年目がスタート。日々体験したことや感じたことを書いていきます。

ハロウィンキンダー

10月最終日の昨日はハロウィンで学校がお休みでした。夫が子供たちがお菓子をもらいに来たり来なかったりすると言うので念のため準備しました。

 

f:id:minamoe0529:20181101231940j:plain

 

謎のチョコロリポップは中身がよくわかりませんがハロウィン柄だったのでそれらしいかと思い、10本入り1袋を購入。ドイツお馴染みのハリボーは小分けになった小さな袋がたくさん入っているものを買いました。あとはイケアで見つけた包装紙でそれらをまとめます。

 

f:id:minamoe0529:20181101232259j:plain

 

包装紙で紙袋を作り、ロリポップハリボーを1つずつ入れて準備完了です。しかし、午前中に来ると思っていた子供たちは姿を現さず。。

 

夜18時過ぎになってベルが鳴ったので開けてみると、なんと小さな3人の子供たちが綺麗にお化粧と仮装をした姿で立っていました。年齢は4歳~7歳くらいでしょうか。一番小さな子は頭から白いお化けの仮装で目だけ出していたので性別はわかりませんでしたが、後の2人は魔女っぽい衣装で1人はメキシコ風のカラフルな骸骨メイクをしていました。彼らは「Süßes oder es gibt saures!」(英語で言うTrick or treatです)と言っておとなしく立っていました。私が「何軒行ったの?」とドイツ語で聞くと「・・・。」無言でした(笑)外国人から話しかけられたことにあまりにびっくりしたのか、お菓子をあげると無言で走り去って行きました。一番お姉さんらしき女の子は最後ちょっと振り返ってはにかんだ笑顔を見せてくれましたが、日本人が珍しかったのかもしれません。

その後夕食の準備をしていると、1階に住んでいるのでキッチンの通りに面した窓を小さな魔女がノックしました。窓を開けるとたくさんの魔女たち。「何人?」と聞くと声を揃えて「6人!」 ちょっと待っててね、とお菓子を取りに行った私の後ろで「あれはなんだろう!いい匂い!」と火にかけていたフライパンの中身(豚丼です)に興味津々。お菓子をあげると先に来た3人より年上の魔女たちはお礼を言って「Schöne Abend!」と去って行きました。

 

そんなこんなで昨日は可愛らしい襲撃にほっこりとしました。みんなとても綺麗にお化粧をしていたので写真を撮りたかったです。(不審者として通報されるのは困るので我慢!)手に持っている小さなカゴにはキャンディらしきものがたくさん入っていたので、ドイツ人はそれほど凝ったものを配らないようです。私が小学生時代住んでいた地域では「お月見泥棒」という風習があり、その日になると玄関先に子どもたちが持っていけるように「うまい棒」や「クッピーラムネ」など小さな駄菓子が用意されました。日本の駄菓子をあげたらドイツの子供たちはどんな反応をするだろうなと思いながら自分が「お月見泥棒」だった時代を思い出したハロウィンでした。