ドイツ生活 徒然記

ドイツでの生活も6年目がスタート。日々体験したことや感じたことを書いていきます。

マヨルカ島おすすめ5つ星ホテル Palacio Ca Sa Galesa

久しぶりにブログを開きました。最近アマゾンプライムビデオでアメリカのドラマ、ボーンズを観るのにはまり、暇さえあれば視聴していてシーズン5に突入したところ。そして気が付いたらもう10月も半ば。今年ももう残り僅かという事実に驚きを隠せません。

ドラマばかり見ていてはいられないということで、今日は8月に訪れたマヨルカ島のことを記録しておこうと思います。

<目次>

マヨルカ島とは

マヨルカ島は地中海に浮かぶバレアレス諸島のうち最も大きなスペインの島です。ドイツはもちろんイギリスやヨーロッパ諸国から多くの人々が訪れるバカンス地として知られています。1年を通して晴れる日が多く、年間300日とも言われ、療養地としても使われていました。どんよりとした天候が多く寒い国ドイツから見ればまさに楽園。ドレスデン空港からもEurowingsで直行便が発着しており、約2時間半ほどで行くことができるんです。そんなわけで、スペイン語ができなくても、マヨルカ島の大抵の場所で英語もしくはドイツ語が通じます。

マヨルカ島のほとんどの人口は島の首都であるパルマに集中しています。私たちはそのパルマに建築家のアントニ・ガウディが修繕に関わった大聖堂があると知って訪ねてみることにしました。

マヨルカ島で滞在した5つ星ホテル

パルママヨルカ空港に到着したら、片道5€のバスに乗ってダウンタウンを目指します。今回滞在したホテルはバスA1ラインに10分ほど乗って「450 Porta des Camp」というバス停で降り、歩いて15分ほどでした。空港が街に近いため、タクシーを拾ったら20€くらいでしょうか。不安だったのでiPhoneのマップでルートを見ながら目的のバス停で降りました。

ちなみにバスについてはこちらのウェブサイトから調べることができます。

Home - EMT Palma

Palacio Ca Sa Galesa

Palacio Ca Sa Galesa

 

住所:Miramar, 8, 07001 Palma de Mallorca, Spain

Hotel Palacio Ca Sa Galesa, Palma de Mallorca | Official website

このホテルにした理由はお目当ての大聖堂が目と鼻の先にあるという素晴らしいロケーション。バカンスシーズンだったので、1泊532€(2023年8月当時のレートだと日本円で8万3千円強)と結構なお値段でしたが、ほかにお金の使い道もないし(悲)、たまには5つ星ホテルに泊まってみようと思い、奮発しました!

ウェルカムドリンク

ウェルカムドリンク

8月のマヨルカ島はとてもあたたかくて湿度もあり、バス停から15分ほど歩いた私たちはホテルに着いたときに汗だくでした。ということで、チェックインの手続きで通されたテーブルでコーラをいただきながら休憩。へとへとだったので冷たいコーラは身体に染みわたりました。ウェルカムドリンクは無料で提供されます。

お部屋 Vivaldi

Vivaldi

到着が夜だったので、暗い写真で見えづらいかもしれませんが、こちらが宿泊したお部屋です。

Vivaldi2

床が美しいヘリンボーンの組木になっているのが特徴的なVivaldi。天井が高く、シックで落ち着いた雰囲気です。

Vivaldi3

部屋の入口には大きなランプ。きのこのような形で可愛らしい。奥に備えてあるバスケットバッグにはタオルが入っていて、スパへ行くときに持っていけます。

クローゼット

部屋の入口入って右手には大きなクローゼットがあります。今回3泊しましたが、1週間くらいの荷物を入れても十分余裕があるような大きさ。余談ですが、女性用のバスローブは丈がマイクロミニでスパに行くときちょっと焦りました(笑)

ミニバー

棚の中にはセーフティボックス、ミニバーと冷蔵庫が備わっています。

冷蔵庫

空港に到着したのが夜9時半頃だったため、なにも飲み物を持ってきていなかった私たちは炭酸水をここから1本利用しました。宿泊代はチェックイン時に支払い、飲み物代は観光税と一緒にチェックアウトの際に支払います。

スナック類

おつまみ類はテレビの下にある収納のグラスの横に備えられています。こちらも有料です。

茶器

お茶のセットもテレビの下に収納されています。おそろいの柄がとっても素敵でした。

コーヒーカプセル

写真がありませんが、コーヒーマシンはテレビの横に置いてありました。

ドレッサー

コンパクトなドレッサー兼文机。家具類はシンプルで機能性が高いのにおしゃれ!

半テラス

このお部屋にベランダはありませんが、この部分はテラスのようになっています。空調のきいた部屋の中でテラスにいる気分が味わえます。撮影したのが夜なのでカーテンを引いていますが、窓の外には小路の往来が見えます。

バスルーム 手洗い場

続いてはバスルームです。手洗い場が2つあるのですが、タオルかけが手前にしかないので、バスケットバッグが置いてあった台をこちらまで持ってきてタオルや脱衣置きとして使いました。

浴室のランプ

ランプのかさの模様がとってもきれいでした!調度品一つ一つにこだわりを感じます。

バスタブ

我が家がホテルに泊まるとき絶対外せないバスタブ。バスタブがある部屋ってヨーロッパだと結構限られてしまうので、予約するときは必ずあるかどうか十分にチェックします(笑)

シャワー

白いタイルと照明が美しいシャワールーム。こちらもシンプルでシックな雰囲気です。

 

アメニティ

コンディショナー、ボディソープ、シャンプー

Prijaは1995年にできたイタリアのGFLコスメティクスという会社が販売しているラインです。環境に配慮した製品がコンセプトで、ラグジュアリーな見た目と香りが魅力です。

Prijaコスメティクス

バスタブにはボディクリーム、マッサージクリーム、コンディショナー、シャンプー、ボディソープの小瓶が置いてありました。

手洗い場のアメニティ

アメニティ

エコでシンプルな包装に包まれたアメニティたち。

歯ブラシ、歯磨き粉

ヨーロッパのホテルでこんなにアメニティが置いてあることは珍しいのですが、さすがは5つ星ホテル。歯ブラシもちゃんと置いてありました。小さい箱はデンタルフロスです。歯磨き粉はイタリアのマルヴィス。可愛らしいサイズですね。日本でも人気のマルヴィスですが、気になる方はアマゾンで購入できるのでぜひチェックしてみてください。

マルヴィス 歯磨き粉

マルヴィス 歯磨き粉7種類セット

 

スパ体験

このホテルにはドライサウナ、スチームサウナ、そして水風呂(小さいプール)が備わっており、フロントで予約をしてその時間貸切って使うことができます。貸し切りということで写真を撮影してきました。

ここにもバスタオルとバスローブ

脱衣スペース?の棚

ヨーロッパのスパ(サウナ)を体験するのは初めてだったので、フロントスタッフにどういう格好でいけばよいか聞くと、貸し切りなので部屋からは裸にバスローブを羽織って移動しても問題ないとの返答。部屋にあったバスケットにタオルを持ってバスローブを羽織ってきましたが、ここにもたくさん替えのタオルなどが置いてありました。スタッフの方がお水が必要か聞いてくれたので2本頼みました(1本750ミリリットルで3€:約470円)

休憩スペース

プール

スチームサウナ

 

ドライサウナ

シャワー

シャワーは3種類あって、石鹸水のようなものが噴射されるものがあり、とにかくすべて水圧が強く、かつ浴びはじめが冷たく、落ち着いて浴びるようなタイプではありませんでした(笑)使い方が合っているのかよくわかりませんでしたが、初めてのスパ体験はとても楽しかったです。

ルーフトップ

朝の屋上テラス

ホテルには屋上テラスがあり、宿泊者は自由に出入りすることができます。写真は2日目の朝に撮影したものです。朝食が8時半からだったので、朝ごはんの前に屋上へ上り、朝日が昇るのを見上げました。

10分後の屋上テラス

周りを見渡しても私たち以外に外に出ている人の姿は見えず、とても静かな場所でした。

大聖堂も拝めます

そしてご近所の大聖堂も屋上から見ることができるんです!到着した翌日の朝しか屋上へ行く時間が取れませんでしたが、機会があったらもっと滞在したいと思わせる素敵な空間でした。

朝食会場

広間

私たちが宿泊した部屋は廊下ではなくこの広間に面しています。ほんの数歩で朝食会場へ行くことができたので非常に便利でした。写真の右手、灯りが漏れている部屋へ進みます。

朝食会場

きらびやかな美しい部屋です。もちろんここで朝食をとることもできますが、この部屋から奥に見えている中庭へ出てみます。

中庭

初日は中庭で朝食をいただくことにしました。右の入口はキッチンにつながっています。私たちが座った席はこちら。

テラス席

柄のタイルがエキゾチックな雰囲気。

2日目は別のお部屋で朝食をいただきました。

朝食会場その2

 

どこのお部屋も調度品が凝っていて、ただゴージャスというわけではないおしゃれな雰囲気がありました。

 

朝食メニュー

こちらのホテルは朝8時半から朝食をいただくことができます。ブッフェスタイルではなく、メニューから好きなものを注文します。

着席して注文します

共通のパンと果物

パンとクロワッサン

写真に写っているものは全て注文せずとも運ばれてくる共通のセットで、朝食に含まれています。

ここからは私たちが2日間で頼んだものを紹介します。

卵料理

スパニッシュオムレツ

オムレツ

エッグフロレンティー

生ハム目玉焼き
トースト

スモークサーモン

イベリコ豚

白身魚

注文して選んでから熱々のお皿をサーブしていただけるのはとても贅沢に感じました。全部美味しかったですが、特に白身魚のオープンサンドとトマトのジュレが絶品でした。

早朝フライト 朝食代わりの果物

最終日の朝は早朝出発だったので、前日の夜に観光税やお水代の清算を済ませたのですが、その際に朝食代わりにコーヒーと果物を朝持たせてくれるとオファーいただき、ありがたくお願いしました。

ホテルが持たせてくれた朝食

ケーキと果物でした

本当は最後までホテルの朝食を堪能したかったのが本音ですが、タクシーを前日にお願いして果物とコーヒーを受け取って5時過ぎにホテルを出発しました。

Palacio Ca Sa Galesaに滞在して

おすすめポイント
  • 観光がしやすく、なおかつ夜は静かなロケーション
  • 美味しい朝食
  • 貸し切りサウナ
  • フレンドリーなスタッフ
  • 美しいインテリア
  • 一番近いビーチまで自転車で10分ほど
  • 大聖堂は徒歩2分ほど

今まで私が宿泊したホテルの中では最高峰にお値段が張るお宿でしたが、夫は非常に喜んでくれ、私も大満足でした。16世紀の建物を利用して運営されているこのホテルは佇まいから内装までとても落ち着いていて非常にリラックスできる雰囲気を醸し出しています。ビーチに行きたいとフロントスタッフに伝えると、レンタサイクルの場所を教えてくれて、自転車ですぐにビーチまで行けたのも便利でした。実はチェックアウトの際に部屋の鍵を返しそびれてドレスデンに帰ってから郵送で返却するというハプニングがありました。Booking.com経由でホテルとメッセージのやり取りをした際、焦った私に対して心配いらないから家に着いてから送ってもらえればいいとメッセージをもらい、落ち着くことができました。

インターネット

1点だけ困ったのは宿泊した部屋Vivaldiではインターネットが2日目から使えなかったこと。広間や屋上、フロントなどでは問題なく使えたのですが、部屋では使えませんでした。建物の構造上の問題なのかもしれません。私たちは3泊のみだったので、それほど深刻な悩みではありませんでしたが、1週間くらい宿泊するとなるとちょっと不便かと。一度フロントに相談した際は、またつながらなくなったときは別の方法を考えると言ってくれたので、もしかしたら対処方法がまだ残されていたかもしれませんが、マヨルカ島にはバカンスに来たので、ドレスデンにいるときと同じことをしていてももったいない!ということで、私たちはネットを早々にあきらめてなるべく外で散歩したりビーチに行ったりして過ごしました。

まとめ

こちらのホテルは12部屋のみなので、Vivaldiに当たった場合はインターネットの不通がもしかしたらあるかもしれません。ただ、広間や朝食会場は問題なくWi-Fiが使えたので、部屋でお仕事をする必要がある人にはおすすめできませんが、バカンス滞在にはぴったりのホテルだと思います。

マヨルカ島は全体的にみんなのんびりしていて、ドイツ人の楽園と呼ばれているのもわかる気がしました。ぜひスペインに行く機会があれば、マヨルカ島にも足を伸ばしてみてください。

サッカー日本代表VSドイツ チケット販売サイトについて

こんにちは。最近のドレスデンはとっても涼しくてちょっとびっくりしています。日本は異常なほど温度が上がっているとニュースを耳にしましたが、どこもかしこも変な気候ですね。

さて、今日は私のブログでは珍しくサッカーのお話です。サッカーのチケットをどこで買えばよいのか全然知らなかったので、備忘録として残しておきたいと思います。

<目次>

日本代表が2023年9月に来独

5月頃に夫が職場の同僚から日本代表選手団がドイツ選手団に呼ばれて今年の9月に試合をするという情報を聞き、試合場所がドレスデンからそう遠くない場所だったので、ぜひ観戦しに行こうという話になりました。

日本代表来独についてのネット記事はこちら↓

ドイツ代表との対戦が決定 SAMURAI BLUE(日本代表) 国際親善試合(2023/9/9)|JFA|公益財団法人日本サッカー協会

 

フォルクスワーゲンアレーナの場所

 

試合場所はヴォルフスブルクフォルクスワーゲンアレーナというスタジアムで、ヴォルフスブルクドレスデンから車で3時間ほどです。スタジアムの名称からも伺い知ることができると思いますが、フォルクスワーゲンの本社所在地がある都市です。

なお、このスタジアムの収容人数はリーグ戦30000人、国際試合の場合26000人とそれほど大きいわけではなさそうです。ちなみにドレスデンにあるRudolf-Harbig-Stadionは最大収容人数が32249人ですが、座席数は21055席ということで若干ドレスデンのスタジアムの方が小さい感じがします。

フォルクスワーゲンアレーナのチケット販売サイト

6月にチケット情報を探したところ、正規のサイトではまだ販売が始まっていませんでした。そこで、フォルクスワーゲンアレーナの公式サイトにメールマガジン登録をして、チケットの販売が開始された際にメールでお知らせが来るのを待つことにしました。

待つこと数週間、7月19日にメールが届き、7月25日から販売ページがオープンすることが判明。7月25日当日にチケットを購入しました。

販売サイトのリンクはこちら↓

Ticketshop

フォルクスワーゲンアレーナチケットポータルサイト

2023年7月30日現在のチケット残り状況

対日本戦は2023年9月9日(土)ドイツ時間20:45開始です。

チケット販売金額

 

チケットの金額

日本戦は45€(1€150円換算で6750円)からチケットが買えます。

ちなみに、日本戦の3日後にドイツ対フランスの試合がドルトムントのシグナルイグナパークであるのですが、そちらの方は同サイトで25€(1€150円換算で3750円)からチケットが販売されています。このスタジアムはドイツで一番大きく、ヨーロッパで7番目に大きいことで知られています。

 

終わりに

ドイツに来てからサッカーの試合はドレスデンで1度、ライプツィヒで1度観に行きましたが、いずれも寒い時期だったので、9月に行われる試合がとても楽しみです。また、いずれも人に予約してもらったので、今回初めて自分でチケットを買ってみて「こんな風にサッカーのチケットは売ってるのね」と知るよい機会となりました。

サッカーは全く詳しくない私ですが、代表戦を見るチャンスはまたとないと思うので、予習して臨みたいと思います!

 

 

<参考にしたウェブサイト>

Stadioninformationen | VfL Wolfsburg | VfL Wolfsburg

Fakten & Geschichte - Rudolf-Harbig-Stadion

Signal Iduna Park in Innenstadt West, Dortmund, Deutschland | Sygic Travel

プラハのおすすめ絶景レストラン

こんにちは。こちらの更新がまた久しぶりになってしまいました。6月が期末だったので仕事が忙しく最近は残業続きでしたがようやく落ち着いてきたところです。

さて、今回はプラハに日帰り旅行へ行ったときに行ったテラスレストランを紹介したいと思います。

<目次>

Terasa U Zlate studne

Terasa U Zlate studne

住所:U Zlate studne 166/4, Prag 118 00 Tschechien

 

土曜日に急に思い立って日曜日の朝プラハへ出かけた私たちは駅舎内のカフェでレストランを急いで検索。日本語でおすすめのレストランを調べて見つけたのがこちらのホテル併設レストランでした。お店のウェブサイトで電話番号を調べて今日のお昼予約できますか、と聞くと幸運にも席が空いており、予約することができました。

お店のホームページはこちら↓

Terasa U Zlaté studně

閑静な中庭とレストラン入口

トラムを降りて坂を上った先にはまるで隠れ家のようなひっそりとしたホテルが建っていました。敷地内へ足を踏み入れるとホテルのフロント入口と写真のレストラン入口が中庭に面しています。

レストランへはエレベーターで

レストランと書かれた入口から中に入るとすぐ目の前にエレベーターが。なんだかわくわくしてきます。

お酒のディスプレイ

到着したフロアには人気がありません。こちらの写真の向いにはテーブル席があるのですが、ついたてが置いてあって中に入ることはできません。

さらに階段を上がります

どうやらもう少し上に上る必要があるみたいです。目的のテラスレストランはこの狭い階段を上がった先です。テラスへ通じるドアを開けると…

 

プラハの街が見渡せます

こちらは私たちが案内してもらった席からの眺め。この日は日曜日だったのでもっと混み合うかと思いきや、テラスの外側の席に座ることができました。

まずはお水をいただいてゆっくりメニューを眺めましょう!

 

Terasa U Zlate studneのメニュー

Terasa U Zlate studneメニュー デギュスタシオン

コースメニューを見てびっくり!大抵のお店はカジュアルでお手頃なランチで人を呼びこみ、リピーターに夜も来てもらうと思うのですが、コースメニュー+コーヒーとお水で3600チェココルナ、ユーロにして約150€(1€150円換算で約22500円)です。こちらの金額にサービス料10%が自動的にお会計時に加わります。ネットの日本語で見たページは確かに数年前に書かれたものでしたが、ランチ5000円くらいと書いてあったのに…と思って後でよくよくお店のホームページを見たところ、平日には40€(1€150円換算で約6000円)に10%サービス料+のビジネスランチというものもあるみたいです。

アラカルトメニュー

そしてこちらはアラカルトメニューです。思っていたよりだいぶ高級なお店だったのでだいぶ衝撃を受けましたが、せっかくなので素晴らしい眺めを見ながら美味しい食事を楽しもう!ということでアラカルトから好きなものを注文することにしました。

訪れたのは2023年6月でしたが、2023年7月現在は新しいメニューに変わっていますので、行く前にホームページを確認されることをおすすめします。

また、ワインリストやドリンクに関してもお店のホームページから見ることができます。

Terasa U Zlate studneのお食事

パンとオリーブオイル、バターとお塩

悩みに悩んで注文し、しばらくするとパンが運ばれてきました。オリーブオイルの瓶は面白い構造になっていて、左右にそれぞれ口がついているのですが、一方からはオリーブオイル、もう片方からはバルサミコ酢を注ぐことができます。

自家製リモナーデ(150チェココルナ:約950円)

こちらは夫が注文したレモネードです。爽やかな味わい。

 

チェコワイン(グラス1杯 280チェココルナ:約1770円)

私はメインのお魚に合うおすすめを聞いて1杯だけチェコの白ワインを頼みました。とても美味しかったのでラベルを撮影させてもらいました。

前菜その1

この可愛らしいカナッペのような前菜はメニューに載っていなかったので、もしかすると食事を注文した人に提供されるものかもしれません。お皿もぷっくりして素敵だし、なにより味が繊細かつ複雑でとっても美味しかったです。

ホタテのカルパッチョ(590チェココルナ:約3700円)

ドレスデンでは生のホタテを食せるところを知らないので、この前菜はメニューを見たとき即決でした。涼やかなお皿に上品な色合いの一品は見ていてうっとりするほど。ホタテの甘味を強すぎないブドウソースとパクチーの独特な香りが引き立てます。

子牛頬肉のアニョロッティ(590チェココルナ:約3700円)

アニョロッティはウィキペディアによるとイタリアのピエモンテ州のパスタで、ローストしたお肉や野菜を生地で包んで茹でたものです。バターとキノコのソースもいい仕事をして、非常に美味でした。

オヒョウのズッキーニフラワー巻 鰹節のブールブランソース チャイブ添え(1200チェココルナ:約7600円)

オヒョウというお魚を知らなかったのですが、大きなヒラメみたいなものらしいです。味は淡泊でブールブランソースとよく合います。鰹節はあまりよくわかりませんでした。それにしても色合いが非常に美しいです。

ホロホロ鳥のトリュフ風味ポテトソース ホワイトアスパラガスとほうれん草(1050チェココルナ:約6600円)

ホロホロ鳥ということは後から調べて分かったのですが、当時は普通にチキンだと思って食べていました。こちらもとっても趣向を凝らしてあって、大満足の一品でした。

 

非常にお腹がいっぱいになった私たちですが、お料理がこんなに美味しいのならデザートがどんな感じか気になる…ということで、2人分がセットになった、プラリネとプティフール、コーヒーを頼みました。

しばらくして、にこにこしたサービススタッフの方が持ってきてくれたのがこちら。

口直しのソルベ

始めはこれが注文したデザートかと思いましたが、コーヒーが出てこないのでどうやら口直し用みたいです。ほどよいサイズのカシスソルベが爽やかな気分にしてくれます。

そして今度こそ出てきたのがこちら。

プラリネとプティフール(2人分で390チェココルナ:約2450円)

この入れ物、相当こだわりを感じませんか?左の紫色のゼリーは、とても柔らかくてベリー系のお味。隣のトリュフも甘すぎず、まさに1粒の幸せと呼ぶべき美味しさ。右から2つ目の白いお菓子はおそらくギモーブだと思いますが、こちらも上品に整えられています。右端は小さなクッキーシューで、甘いクリームがたっぷり。

テラスレストラン Terasa U Zlate studne まとめ

  • テラスからの眺めが最高
  • 平日はビジネスランチで6000円くらいのメニューあり(飲み物、サービスチャージ含まず)
  • 週末はコースもしくはアラカルトから選択
  • 場所はプラハ城の近く
  • サービス料は総額の10%が追加される(チップを計算する必要なし)
  • 予約がおすすめ

今回4880チェココルナ(208.68€、日本円で3万円強!)を支払いましたが、こんなに高級なランチを経験したのは初めてです。ただ、それだけ高価な分、サービスは申し分ありませんし、料理のクオリティ(見た目、味、タイミング)は今までヨーロッパで入ったお店の中で一番秀でていると感じました。おすすめされたチェコの白ワインも非常に美味しかったので、ワインとのペアリング付きコースも期待できそうです。週末は非常にお値段が張りますが、もしかすると平日よりも眺めの良い席に座れるチャンスは大きいかもしれません。特別なお祝いごとやご褒美にまたぜひ利用したいと思える素晴らしいレストランでした。ホテルもいつか泊まってみたい…。

テラスレストランからの眺め2

始めはテラスからの眺めに驚き、そしてメニューを見て想定以上のお値段に驚き、さらにお料理とデザート、コーヒーの全てが美味しくてずっと興奮していました(笑)足繁く通うことはかないませんが、またこちらで食事をすることを目標に日々お仕事を頑張ろうと思います~!

プラハ観光の際にはぜひチェックしてみてください!

パリ最古のカフェ!?Le Procopeでのディナー

こんにちは〜!6月頭に今期一年間の評価をする、社長と上司との三者面談を終えました。もうすぐ入社して2年、ボーナスいくらもらえるか楽しみです♪

さて、今日は先月パリで滞在した際に出かけたレストランがとても素敵だったので、備忘録として書いておきたいと思います。

<目次>

Le Procope

Le Procope 外観

住所:13 Rue de l'Ancienne Comédie, 75006 Paris

 

お店のホームページは日本語表示もあります。

Le Procope / ブラッセリー / Paris

 

 

パリ滞在の2週間前くらいにグーグルで予約をしました。19時過ぎに入店したときにはまだ人はまばらでしたが、退店した22時半頃の様子がこちら。

 

Le Procope店内の様子

日曜日に行きましたが、とても混んでいたので予約をおすすめします!

Le Procopeの店内の様子

受付の後ろには来店した有名人たちの写真がありました

入店したら受付に名前と予約時間を伝えて案内してもらいます。

1階の受付と客席の様子

私たちの席は2階だったのでテーブルに着くまでこのクラシカルな建物と内装を歩きながら楽しむことができました。

落ち着いた色調の内装

このレストランは創業当時はカフェでした。パリで最も古いカフェの1つだと言われています。

創業1686年

この歴史あるお店には百科全書を編纂したディドロや同じく哲学者のルソー、そして時代は変わりますが、詩人のヴェルレーヌなどが訪れていたのだとか。

店内がもはや博物館

二階の廊下

廊下の奥のトイレにはこんな可愛らしいランプが釣り下がっていました。

気球のようなランプ

トリコロールがアクセントになって素敵なインテリア。

 

さて、結構厳かな雰囲気もある店内ですが、お客さんの服装はこんな感じ↓

二階席の様子

男性はポロシャツやワイシャツが大半と思いきや、Tシャツでラフな格好の人も結構いました。女性はワンピースの人が多かったと思います。夜が更けてくるとキラキラとドレスアップした人もちらほらいましたよ!

 

窓の外は隣室とつながった細長いテラスになっていて、外に出ることができます。

ヨーロッパらしさ満点のテラス

Le Procopeのメニュー

店内を堪能したところで、メニューを見てみましょう!

食事メニュー

私たちは前菜としてフレッシュクラブとアボカドシュリンプ、創業当時から続くメニューからテットドゥボーとフィレ肉のフォアグラ載せをそれぞれメインに選びました。

ワインメニュー

飲み物は前菜に合わせてロゼのシャンパン、ステーキに合わせて赤ワインをグラスで選択。私はお酒そんなに強くないので1杯ずつでちょうどよい量でした。

ペリエはアジア系に人気?

さらに炭酸水を頼んだのですが、ペリエサンペレグリノの2種類選択肢があったので、ペリエを頼みました(値段は両方とも7€)。ところが、ウェイターさんがサンペレグリノの瓶を持ってきて開けようとするので、開栓する直前に「ペリエペリエ!」と必死で止めるはめに。しばらくしてどうやら隣の中国人らしき家族にも同じことが起きたらしく、「ペリエペリエ」とやっているではないですか。注文を取ってくれたウェイターさんがサンペレグリノ推しなのか、ペリエを注文してもサンペレグリノが運ばれてくる可能性が高いので気を付けてください~。ま、どっちでもいいんですけどね(笑)

 

Le Procopeのお料理とデザート

前菜

アボカドシュリンプ カクテルソース 13.5€

ピンクグレープフルーツがアクセントになって可愛らしい一品。お味は皆さんご存じアボカドシュリンプで普通の美味しさ(笑)

 

フレッシュクラブ 16.5€

こちらはカニです。癖になる味わい。

 

 

前菜の前に先ほどのウェイターさんがワインを持ってきてくれたのですが、メインと楽しもうと思っていた赤ワインをドスドスと(足音がすごくてコミカル)やってきて注いでくれようとしたので、「ロゼを先にください」とまた必死で止めました(汗)どうやら注文を取ってくれた人が本当に適当に指示を出しているようで、運んできてくれた人は「僕は本当に把握していないんです。もう一度教えてください」と申し訳なさそうで、もう一度、前菜とロゼ、メインと赤ワインをいただきたいです、と伝えて持ってきてもらいました。

メイン

これがその赤ワイン(12€)

前菜のお皿が下げられて、赤ワインが登場。グラスで頼めるものはメニューを見る限り少なかったのですが、メニューを取ってくれた(適当な方の)ウェイターさんにステーキに合うものを注文時選んでもらいました。

フィレステーキのフォアグラ載せ(38.5€)

これはちょっと想像を超える美味しさでした!濃厚な赤ワインとこれまた濃厚なフォアグラ&お肉が非常にマッチして本当に美味しかったです。

 

フィレ肉の柔らかいこと

写真では伝わりづらいかもしれませんが、お肉がとても柔らかくて幸せでした。

 

そしてこちらがテットドゥボーです。子牛の頭の煮込みなんですが、いわゆる脳みそのしわみたいなものは全く見えません。ゼラチン質でとろける美味しさはみなさんにもぜひ一度味わっていただきたい。

テットドゥボー(28.5€)

テットドゥボーが入っていた鍋には”1830”という年号の刻印

メインが来る前に、ウェイターさんが「お料理もうすぐでお持ちいたします」と声を掛けてくれてちょっとビビりました。他のテーブルでも連絡していたので、そういうサービスなのかもしれません。

いよいよ料理が到着!ということでウェイターさん(足音ドスドス君)はステーキを私の前に置き、テットドゥボー用のあたためられたお皿を夫の前に配置。一度で運べないので、最後にテットドゥボーのお鍋をテーブルまで持ってくると、なぜか置いてあったサングラスをどかしてまで私の前に置いて去って行くウェイターさん(ドスドス!)。その後メニュー取りの適当な方のウェイターさんがいたので、声を掛けると、彼は鍋敷きを持ってきてその上に鍋を移動させ、お皿に取り分けてくれました。ドスドス君はとても一生懸命頑張ってお仕事をしていて好感度高いのですが、この行動はまじで謎でした(笑)

デザート

さんざん食べましたが、もう一度メニューを持ってきてもらいます。やっぱりデザートは欠かせません~><

ストロベリーメルバ (12€)とプロフィットロール(13€)

プロフィットロールはその場で濃厚なチョコレートをウェイターさんがかけてくれます。チョコレートの温かさとアイスの冷たさを感じられる魅惑的なデザート。

もうひとつはストロベリーメルバ。ヨーロッパのパフェは大抵巨大なのですが、ここのも相当なボリューム。生クリームとイチゴがふんだんに使われていて贅沢な一品でした。

そしてアメリカーノに付いてきたお菓子がモンブランで有名なパティスリー、アンジェリーナのもので地味にテンション上がりました!

 

予算について

今回夫はお水しか飲まなかったものの、2人でお腹がはちきれんばかりに食べました。パリではチップは払いたかったら払うくらいでいいかなという認識でいる私たち。ただ、このお店ではドスドス君が頑張ってお仕事してくれた(写真も撮ってくれた)ので9ユーロプラスして合計165ユーロ(1ユーロ145円とすると23925円)をお支払いしました。

一方で、紙のメニューにはリーズナブルなコースメニューも載っていました。(ホームページのメニューには掲載がなく、もしかするともう提供されていないかもしれませんのでご注意ください。)

メニューを拡大しています

終わりに

歴史あふれる老舗のブラッセリーでの食事は美味しいのはもちろん、店内が美しく装飾され、古くてもシックな内装にときめきました。そして1686年から受け継がれているメニューを2023年の今も提供しているところに浪漫を感じます。パリに行くときはまた行きたい、と思うお店でした!

パリでのお店選びに迷ったときの参考になれば幸いです。それではまた!

 

ギャラリーラファイエット 屋上テラスレストラン Créatures へ行ってきました

こんにちは〜!今日も青い空がきれいなドレスデンです。天気がいいと気持ちが昂揚するというのを身を持って体験したのはドイツに来てからでした。

今回は先月のパリ滞在中に訪れたレストランについて紹介したいと思います。

<目次>

ギャラリーラファイエットの屋上テラス

シャルル・ド・ゴール空港からオルリーバスでオペラ駅に到着したとき、上を見上げたらパリのデパート、ギャラリー ラファイエットの屋上にたくさん人がいるのを見かけた私たち。興味をそそられて今回屋上へ行ってきました!

 

ギャラリーラファイエット の場所

ギャラリーラファイエットシャンゼリゼ通りにもありますが、私たちが訪れたのはオペラ座のご近所の方です。

地上階は化粧品がずらり

 

住所:40, Boulevard Haussmann, 75009 PARIS

ホームページはこちら↓

https://haussmann.galerieslafayette.com/en/the-terrace-at-galeries-lafayette/

 

エレベーターで最上階へ

かわいいエレベーター

エレベーターで6階まで行き、テラスへはそこから階段で上がる必要がありました。

 

吹き抜けには歴代のポスター

テラスへはなんと無料で入場可能です。この日は全仏オープンパブリックビューイングが行われており、設置されたたくさんの椅子に人々が座ってくつろぎながら観戦を楽しんでいました。このイベントは2023年6月11日までのようです。

テラスからはエッフェル塔が見えます!

屋上のレストラン Créatures

お昼どきだったので、屋上にあったレストランに入ってみました。メニューを見ると、どうやらお野菜中心の料理が提供されているようでした。

ホームページはこちら↓

Créatures Paris - Restaurant végétarien sur le toit des Galeries Lafayette

ちなみに、お店のホームページにはOpening in Spring 2023とあり、ギャラリーラファイエットのレストランページにも5シーズン目であると記載されていたので、営業は期間限定のようです。

créatures

10分くらい並んで入店することができました。写真の屋根がある部分の席に案内されましたが、夫が高所恐怖症なので丁度よかったです!

サクレクール寺院

ちなみに一番端のテラス席からはモンマルトルのサクレクール寺院を眺めることができます。この眺めはこちらのレストランに入らないと見られません!

飲み物&お食事

100%ベジタリアンとお店のホームページにある通り、食事メニューにはお肉は使われていません。結構悩んで注文しましたが、結果全て美味しかったです。

ドリンク

オリジナルカクテルなどいろいろと豊富にメニューがあり、もちろんワインもありました。カクテルはほぼ全て16ユーロ(当時1ユーロ145円:2320円)でなかなかのお値段。そのとき喉が乾いていたのもあり、モヒートが飲みたい!という気分だった私。メニューには書いてありませんでしたが、定番カクテル作れます、という趣旨の一文を見て、モヒートを注文しました。

モヒート16€

一緒に行った夫はフランボワーズのモヒートを注文。

フランボワーズモヒート16€

グラスが思いの外小さくて、その分お酒の濃度が濃かった印象です。どちらも夏にぴったりの美味しいモヒートでした。

ベジタリアンディッシュ

カポナータ12€

このカポナータ、色んな味がしてとっても美味しかったです。ライスに見えるのはクスクスでした。

ホワイトアスパラガス16€

アスパラガスとさつまいも大好きなので、さつまいものメニューと最後まで迷いましたがこちらのアスパラガスの味噌ソースにしました。濃厚な味噌ソースが想像以上に美味しくてびっくり。

カポナータもアスパラガスも量は少なめなので、ランチにしてはちょっと足りないな…と思っていたら周りの人たちは大きなパンを一緒に頼んでいるようでした。味がしっかりしていたので、お酒と一緒に頼むおつまみ的なものだったのかも。いずれにせよ私たちはモヒートとベジディッシュに大満足でした。

 

まとめ

créatures

風が爽やかで暑くなる直前の5月末に行った私たちは非常に居心地が良かったです。おそらく夏季限定のお店だと思うので、パリに出かける際はぜひチェックしてみてください。

それではまた〜!

 

 

パリ6区のホテル Hotel d'Angleterre

こんにちは。今日は雲ひとつないお天気で庭でのんびりしています。非常に気持ちの良い季節がようやくドレスデンにも訪れました。さて、今日は前回に引き続き、先月のパリ滞在についてです。

<目次>

パリのホテル探し

みなさんはパリでホテルを探すとき、なにを一番重視しますか。私はbooking.comの口コミ及び評価とロケーション、バスタブがあるかどうか、そして金額を見るのですが5月末の滞在で中旬に予約したため、パリ市内のホテルはとんでもない金額でしか泊まれない状況となっていました。特に観光に便利な一桁代の区内においてはほとんどのホテルが1泊500ユーロ(1ユーロ=145円で72500円ですね)は下らないという目が飛び出るお値段。今回2泊しようということで、1泊あたりの予算をなるべく下げつつこの度の目的地のオルセー美術館に至近、そして評価が高いホテルを探しました。

 

オテル ダングラテール

Hotel d'Angleterre

住所: 44 Rue Jacob, 75006 Paris, Frankreich

オテルダングラテールは6区のホテルの中では1泊312ユーロ(1ユーロ145円とすると45240円)と比較的お値打ちで、評価も8.4(booking.comは10点満点)とまずまず。そしてなにより今回の最大の目的地、オルセー美術館に近く、徒歩でも15分くらいで行けるのが魅力的でした。

私はbooking.comで予約しましたが、ホームページは日本語表記もあります↓

Hotel d'Angleterre - 公式サイト - パリ中心のシックなホテル

 

オテルダングラテールの歴史

このホテルは歴史ある建物で、昔は英国大使館が置かれていたそうです。1783年にアメリカ独立のパリ条約が結ばれる際にアメリカ代表のベンジャミン・フランクリンが「英国領」に入ることを拒否し、それが現在のオテルダングラテールの名前の由来(Angleterre(仏):イングランド、イギリス)となっているんだとか。また、アーネスト・ヘミングウェイやチャールズ・リンドバーグといった歴史に残る著名人らが宿泊した趣あるホテルです。

 

オテルダングラテールの客室

私たちが今回泊まったコンフォートルームは2階の3号室のダブルルームでした。入り口の前に小さな階段が設けられている不思議な造りでした。扉を開けるとまた数段カーペット敷の階段があり、もう一つの扉を開けて中に入ります。前室にはソファとテレビ、扇風機とデスクが配置され、写真左手の奥には小さなトイレがありました。

ソファとデスクの置かれた小さな前室

ちなみに、部屋の鍵はとても重たく、外出の度にフロントに預けます。

トイレ

部屋の手前奥にあるトイレ。手洗い場が併設されていないので、浴室の手洗い場まで行く必要があります。

 

部屋の扉と窓

寝室から見た扉の様子です。部屋全体に緑を基調とした鮮やかな鳥と花をあしらった壁紙がぐるりと張られていてシックな雰囲気です。カーテンは金属のフックに掛けてまとめるように調えられていました。

寝室とクローゼット

ダブルベットには大きな掛け布団がかけてあり、どちらかが寒い思いをすることなく寝ることができました。クローゼットの中には毛布と予備のまくら、首がレールに固定されるタイプのハンガー(掛ける部分だけ取り外しするもの)、ミニ金庫が備わっています。続いて浴室を見てみましょう。

 

バスタブ

私たちの住むアパートにはバスタブがないため、滞在するホテルに浴槽があるかどうかは重要なポイントなんです。ここのホテルにはこのように比較的大きめなバスタブが設置されていました。

洗面は2つ

大きな鏡の前には洗面が2つ設置され、右手にある窓から陽光が差し込む気持ちの良いバスルームでした。お湯はそのままだと熱すぎるので、水を足して調節する必要がありました。

アメニティ類

浴室アメニティ

石鹸、綿棒、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ボディローション、シャワーキャップ、コットンが置いてありました。ドライヤーの写真を撮り忘れましたが、写真右手壁に固定されているタイプのものが設置されていました。

歯ブラシ、歯磨き粉、スリッパは置いてありませんので、持参する必要があります。

 

オテルダングラテールの朝食

このホテルは朝食がセットになった値段で設定されていました。他のホテルと比べるとお値打ち感があります。

朝食会場

朝食はフロントの向かいにあるお部屋、そして中庭でいただくことができます。

まるで貴族の家

 

お花やデコレーションが美しい

 

パンとケーキ

フランスと言えばバゲットですが、クロワッサンも捨てがたい…。パン・オ・ショコラもクロワッサンもすごく大きくて1個でお腹いっぱいになりそう。

ゆで卵、チーズ、バター、ハム、果物、シリアル、フルーツポンチ、ヨーグルト

スタッフの方に頼めばスクランブルエッグなども作ってもらえるみたいです。私はゆで卵をいただきましたが、すごくいい茹で加減でとても美味しかったです!

 

温かいミルクがあるのが嬉しい。お部屋には給湯設備がないので、紙コップに飲み物を入れてお部屋に持ち帰ることもできますね。

手前のベルに見えるものは砂糖入れでした

好きな席に座ったら、早速取りに行きましょう。

 

1日目は大きなクロワッサンをいただきました。

 

2日目は菓子パンを欲張ってみました。

 

朝は少し冷えたので2日間とも室内でいただきましたが、素敵な中庭でも食事をとることができます。

 

オテルダングラテールの中庭

宿泊して感じたことまとめ

ポジティブ
  • 6区に位置し、オルセー美術館に近い
  • 最寄りのバス停が近い
  • ホテルスタッフの感じが良い
  • 歴史があり、趣のあるインテリア
  • バスタブがある
  • 朝食が美味しい
  • 他のホテルと比べてコスパがよい
  • 静か
ネガティブ
  • エレベーターがない
  • 部屋に入る前に段差が数段ある
  • 部屋に給湯ポットや飲用水が置いていない
  • トイレに手洗い場がない

いかがだったでしょうか。パリの古いホテルは部屋に給湯設備がないことが多いですが、内装がその分クラシックで素敵なお部屋であることが多い気がします。個人的にはこのホテルは快適に過ごせたので良かったと思います。

以上、パリのホテル選びの参考になれば幸いです。

 

飛行機乗り継ぎトラブル!ドレスデンーチューリッヒーパリ

すっかり久しぶりの更新です!今年ももうまるっと5ヶ月が終わったなんて信じられない…。今回は先月パリに出かけたときの飛行機乗り継ぎトラブルについて書いておこうと思います。フライトが遅れて乗り継ぎ便に乗れなくなってしまった…そんなときどうしたらよいか、1つの参考になれば幸いです!

 

<目次>

結婚5周年を記念してパリ旅行

2023年5月で(私の)渡独5周年、結婚5周年という区切りということもあり、5月末の連休を利用してパリへ旅行へ行くことに。5月26日(金)の18時55分、スイスエアラインが運行するフライトでチューリッヒ経由でパリに飛ぶ計画を立てました。シャルル・ド・ゴール空港には22時30分に到着予定だったので、その日は空港直結のシェラトンホテルを予約。翌日以降のホテル、美術館のチケット、2晩分のレストランもネットで予約して、めちゃくちゃ楽しみにしていました。

金曜日は月末だったので仕事が立て込んでいましたが、なんとか定時に終わらせて18時前にはドレスデン空港へ到着。

ドレスデンからパリへ

がしかし、空港に到着するとすぐさまスイスエアラインから遅延の連絡が。

 

チューリッヒからの便は21時15分発だったので、まだ間に合うなとあまり気に留めませんでした。

しかし、その後2回遅延連絡が届き、結局出発したのは21時30分頃となりました。

ゲートでの対応

乗り継ぎ便に乗れなくなるとわかった時点でゲートに向かうとなにやら係員と相談している乗客とその列が見えました。5組くらい待って、ようやく自分の番になったときにパリに行きたい話をすると、ミュンヘン行きに変更して、翌日パリ21時到着の便にリブッキングするオプションを提案されました。せっかく金曜日の夜に出発したのに土曜日の夜21時に目的地に着くなんてもったいないので、チューリッヒからパリへの便をキャンセルできないか聞いたところ、ドレスデンからチューリッヒの1便目に乗った時点で旅がすでに始まっているため、キャンセルする場合は往復便すべてがキャンセルになるとのこと。最悪チューリッヒからパリまでの片道チケットを再度手配することも視野にいれ、チューリッヒに到着後に乗り換えデスクに相談する、ということに決めました。

機内での案内

21時30分頃飛行機に搭乗し、到着が近づいてくると機内で乗り換えのアナウンスがありました。そして、リブッキングの案内掲示が小さなディスプレイに!

これを見た瞬間はこのあと過酷な耐久時間が待っているとはつゆ知らず、「やったー!」と安堵しました。

チューリッヒ空港乗り換えデスク

チューリッヒ空港に到着したのが22時30分頃。「Transfer Desk」の標識案内に導かれて到着した場所には人が溢れていました。

22時30分頃のチューリッヒ空港乗り換えデスク

エコノミー用のカウンターは2つしか開いていないにも関わらず、あとから遅延で到着した便の乗客もどんどんデスクめがけてやってきます。さすがに多すぎると判断したのか、追加の係員が補充されて、最終的には全カウンターと3つの簡易カウンターがオープン。夜中に遅延で待たされ、この長蛇の列に並ぶことになった私達のためにお水とサンドウィッチが配られました。

並んでいた乗客とのコミュニケーション

私たちの前に一人旅の若い女性が並んでいたのですが、彼女がトイレに行く際に荷物を見ておいてほしいと頼まれ、快諾しました。サンドウィッチとお水を自分たちの分を取りに行ったあと、彼女にもほしいか聞いて再び取りに行ったときには写真のようにサンドウィッチが無くなったところでした。その後補充を期待して待機していましたが、待てど暮らせど一向にこないので、あきらめて戻ると夫も一人旅の女性も食べずにずっと待っていて、心苦しくも2つしか取ってこられなかったサンドウィッチは私と夫で食べることに。せめてと思い、私のお気に入りのピュアラルグミを「日本のスイーツだよ」と言って渡すと素直に美味しいと言って食べてくれました。出身地を聞きそびれましたが、応対の柔らかさと日本のグミを全く抵抗なく口に運んだことからカナダの人かなーと勝手に思いました!

順番待ち終盤ー深夜12時半ー

列の前後の人たちとささやかなコミュニケーションを交わしながら立ちっぱなしで待つこと2時間。ようやくあと1列で自分たちの順番が巡ってこようとしていました。後ろを見るとあふれかえるような人混みが消えており、どうやらあとからできた簡易カウンターでだいぶ人をさばいたようです。係員がやってきてまだデスクのカウンターに並んでいる人たち一人ひとりに、「もう空港を閉めるからリブッキングの手続きは行われない。デスクカウンターではなく簡易カウンターでも対応は同じなので、後者の方に並んでくれないか」という趣旨の話をしていきました。デスクのカウンターでは搭乗券をスキャンしたり、パソコンでなにやら作業が行われているのですが、即席簡易カウンターは人が立っていてタブレット端末を持って対応するというまさに即席な感じだったため、私たちは「もう2時間待ったし…」と意地になってそのままデスクに並び続けました。

自分たちの順番がきた!

たまたまファーストクラスの方のデスクが空いたため、そちらに呼ばれて向かうと、女性の係員から「シングルルームがいい?それともダブル?」と聞かれて、面食らって「一緒で」と伝えると、彼女は自分を自分で抱きしめるような仕草をして「一緒ね、うんうん」と言い、それから私の搭乗券をスキャンすると「明日9時にパリに着く便に振替してあるわ」と二人分の振替搭乗券とフライト内容を渡してくれました。「ホテル今手配してるから少し待っててね」と深夜にも関わらず笑顔で安心感のある対応にようやくほっとした私たち。ホテルの空きがなかなか無かったようで、少ししてから戻ってきた彼女は、「モーテルしか空いてなかったの。ごめんだけど、それしか無かったからそこを好きになるしかないわ」とユーモアを交えて説明されました。

彼女は最後までとても丁寧で、謝罪の言葉も述べながら、必要な情報をコンパクトにまとめて伝えてくれました。写真の緑の紙をホテルのフロントに提出すること、(写真には写っていませんが)別の黄色い紙をタクシーに渡してホテルまで行くこと、翌日はトラムチケットを乗る前に打刻して2駅乗って空港に来ること、彼女の説明はとてもわかりやすくて、深夜でへとへとの私でも理解できました。

ちなみに渡されたトラムチケットはこんな感じでした↓


Ibis budgetで仮眠

デスクにお礼を伝えて出口へ向かったのは深夜1時頃。空港の玄関にはタクシーが3台くらい止まっていたので、運転手さんにもらった紙をすべて見せてibis budgetに行きたいことを伝えると、タクシー券(黄色い紙)を回収されて乗車できました。

Ibis budgetは空港から3キロと近い場所にあるとデスクの係員に言われたとおり、すぐにホテルに到着。フロントに渡すとどうやら予約がシステム上で見られないらしく、マニュアルで受付されましたが問題なくお部屋へ。写真を撮影する余裕もなく、シャワーを浴びたらもう2時だったので、3時間ほど仮眠して身支度を済ませると荷物を持って朝ごはんをいただきに。

バイキングの朝食

ザ・ヨーロッパなバイキングスタイルの朝食でしたが、卵を自分でセットして茹でるコーナーがあり、それがユニークでした。

Ibis budget チューリッヒ空港

夜は真っ暗だったので、朝外観を撮りました。たしかにモーテル感ある(笑)数時間だったけれど、お世話になりました。

ホテル目の前のトラム停留所

迷うこともなくすぐ目の前にトラム乗り場がありました。

 

チューリッヒ空港

無事にチューリッヒ空港に到着!なんか建物のデザインに東ドイツ味があるのは気のせい…?

ということで、ドレスデン空港で3時間待ち、フライト1時間、チューリッヒ空港で立ちっぱなし2時間半待ち、モーテルで仮眠3時間という過酷な耐久フライトの幕は降りました。

フライトが遅れて乗継便に乗れなくなった場合まとめ

  • ひとまず1便目に乗って、機内アナウンスおよび乗換案内に注意する
  • 経由地の乗り換えデスクで問い合わせる

今まで3時間も搭乗予定の飛行機が遅延することはなく、初めてのトラブルで焦りましたが、リブッキングが行われていて安心しました。

今回シェラトンホテルの予約がおじゃんになってしまったので、スイスエアラインにその分の補償が行われるのか聞いてみようと思います。

長くなりましたが、参考になれば幸いです。

ドレスデンで働くロシア人

お久しぶりのブログです。最近アメリカの古いドラマ、『メンタリスト』にすっかりはまってしまって毎日のように視聴しており、気がついたらもう2月も終わりそうになっていました…。個人的にはRigsbyとChoのやり取りをいつも楽しみに観ています。日本のアマゾンプライムでも多分観られると思います。

さて、今日はロシア人の同僚からちょっとショックな話を聞いたので、記録に残しておきたいと思いブログを開きました。

<目次>

ロシア人の若手社員

私の勤める会社はヨーロッパでの業務規模拡大に伴って毎年エンジニアが数名ずつ入社し、多国籍な人材が集まっています。その中の一人にロシア人エンジニアがいるのですが、彼が得意先の施設に入場するためのアクセスカードを申請したときにそれは起こりました。

顧客施設の入場バッジ

通常、エンジニアはお客さんの施設へ納品した製品の保守点検、トラブルシュートが仕事なので、呼び出しがあればすぐに現地へ駆けつけなければなりません。ただ、その施設が厳重に管理されているため、毎回入場許可を取り付けるのではなく必要な書類を提出して無期限のアクセスカードを付与してもらうのが流れとなっています。彼も例にもれずパスポートのコピーとドイツの滞在許可証、申請書を先方に提出してアクセス権がおりるのを待っていました。

アクセス権保留とオンラインミーティング

私自身は事務員として申請用紙の記入の手伝いをしたのですが、彼がその得意先へ行った話を一向に聞かないので、本人に進捗を尋ねました。すると、ロシア国籍を理由に申請がおりなかったと言うではありませんか。しかも、得意先から招待が送られてくるオンラインミーティングにも入室を幾度か拒否されたということで、完全に国籍差別を受けていました。私の上司もロシア人ですが、長年勤める彼女からはそんな話を聞いたことがなかったので、今回のロシアとウクライナの戦争による影響であることは間違いありません。なお、別の得意先ではスムーズに許可がおり、個人のロッカーと靴まで貸与されて何も問題ありませんでした。

ロシア人とウクライナ

そのロシア人の若手エンジニアは父親がウクライナ人、母親がロシア人で彼の姓を見ればウクライナのものだとすぐわかるそうです。しかし、ロシア国籍を持っているという事実のみで今回アクセス権がおりなかったとのこと。ちなみに、見た目ではロシア人なのかウクライナ人かわからなくても、言葉を交わせばアクセントで判断できるそうです。

国籍差別について

業界としては様々な国から多様な人材が集まり、英語を共通語として稼働しているのですが、私達が住むドレスデンは旧東側の都市です。街中はドイツ語しか通じない場面がほとんどで、旧ソ連体制で育った世代は英語はもちろん話せません。保守的で外国人に慣れていない都市柄、差別が起きても不思議はありませんが、ここまであからさまな話を聞いたのは初めてでした。個人的には会社の名誉を傷つけられたとして、得意先に抗議を申し入れてもいいレベルだと思います。私は採用に関与していませんが、人を1人雇うプロセスにかかるコストは安くありませんし、社員は会社の顔です。大事な社員をスパイのように扱われたと思うと非常に気分が悪いです。

 

今回社員が差別を受ける原因を作った戦争についてですが、兄弟国がいがみ合う姿は見ていて非常に悲しいです。お互いに親戚が住む国なのに、なにを間違ってしまったのでしょうか。戦争の一刻も早い終結を祈ります。

 

 

マウリッツハイス美術館探訪 フェルメール 真珠の耳飾りの少女

いよいよ師走も残すところあと数日となりました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。私は先日思い切って、長年の想い人である青いターバンを巻いて大きなパールを耳に下げたあの人に会ってきました。今回は他に会えた作品たちを交えながら美術館を紹介したいと思います。

<目次>

なんとなく惹かれるフェルメールの絵画

私がなぜフェルメールを鑑賞するようになったのか、そのきっかけは実はもう覚えていません。それでも、学生時代フェルメールの絵画が見られる展覧会が開催された折には足を伸ばして見に行った覚えがあります。そして、フェルメール好きの人なら誰しも見たい『真珠の耳飾りの少女』が展示されているのがマウリッツハイス美術館。ウィズコロナとなった今やヨーロッパ圏の行き来はパンデミック以前に戻りつつあります。しかし、いつ何時また世界規模の疫病が爆誕するかわかりませんし、行けるときに行ってしまおうということで今回オランダ行きを決めました!勢い大事!

マウリッツハイス美術館の場所と施設

マウリッツハイス

オランダはデン・ハーグにあるマウリッツハイスは200年の歴史を持つ美術館です。2022年12月現在は感染予防対策で、混雑を制限するために予約制となっています。予約時間の10分前後は入場可能となっていますが、コインロッカーに荷物を預けたり、クロークにコートを預けたりする時間を考慮して早めに到着されることをおすすめします。私は5分過ぎに到着してしまい、めちゃくちゃ焦りましたが、展示入り口の係員の人にコートを預けたいと相談するとチケットが無効にならないように先にバーコードをスキャンしてくれて、預けておいでとクロークに行かせてくれました。

 

住所:Plein 29, 2511 CS Den Haag, Niederlande

ホームページ:マウリッツハイス | Mauritshuis

チケット:18歳以下無料、学生12.5ユーロ、大人17.5ユーロ

マウリッツハイスの入り口は地下にあります

誤って正面扉のドアノブに手をかけそうになりつつも、地下への階段があることに気が付きました。ここから下へ降りて、入り口左手にいる係員にチケットのバーコードをスキャンしてもらって入場します。ちなみにクロークは無料で、コインロッカーはリターン式のものがクロークの裏(トイレの前)にあるので、荷物はそこへ。マップも置いてあるので必要な方は持っていくといいと思います。

マウリッツハイス美術館 (左手)クローク(奥)出入り口

 

ミュージアムショップの上にはカフェレストランがあります。こちらは地上からも入店でき、美術館に入らずとも利用できます。

ミュージアムショップとカフェ

ホットチョコレートで休憩

ホットチョコレートホイップクリーム!店員さんが天使のように感じが良くてホットチョコレートもアツアツで美味。めちゃくちゃ癒やされました。

 

マウリッツハイス 珠玉のコレクション

マウリッツハイス

ここからは順不同で私の気になった作品などを紹介します。写真にてご覧ください。

ヘラルト・ハウクヘースト デルフトの新教会 ウィレム1世廟

まるで写真のように精緻に表現された教会内部。構図も思わずため息が出てしまうほどの美しさです!

アドリアーン・コールテ 苺のある静物

この静物画は比較的小さめで、控えめな印象を受けるのですが、ひと目見て「かわいい!」と言ってしまうほど可憐で素敵な絵でした。

ルーベンスブリューゲル 楽園のアダムとイブ

様々な動物たちが色鮮やかに描かれていて見ていてとても楽しくゴージャスな作品でした。

アルベルト・エックハウト 2匹のブラジルの亀

キャンバスに描かれた2匹の亀さんたち、実は実際にはない歯が細かく描かれているのですー!

パウルス・ポッテル 雄牛

ものすごくリアルな牛と羊が巨大なカンバスに描かれており、とても迫力がありました。とにかく子羊がかわいい。

華やかな絵画たち

花瓶の静物画をメインにカラフルな絵が掛けられた非常にきらびやかな印象の部屋。

バルタザール・ファン・デル・アスト 万里花器にある花、貝殻を添えて

こういう地味な絵が好きなんです…。画家って花を生けるセンスも良かったのでしょうか。花の絵は見ていて楽しいです。

ピーテル・クラース 盃のある静物

銀の燭台の重みや質感、酸っぱそうなレモン、そして水の透明感がすごく伝わってきます!

クララ・ペーテルス チーズ、アーモンド、プレッツェル静物

今にも香ってきそうなほどリアルなチーズ。

ホーファールト・フリンク 高椅子の側の少女

高貴な家で何不自由なく暮らす子どもの傍らに置かれた砂糖菓子がプランテーションでの過酷な労働をほのめかし、貧富というテーマがこの絵画には隠されているそうです。私の第一印象は「若干…山田花子似!?」でしたが…

ミカエリナ・ウォーティエ 聖母の教育

この作品は長いこと男性画家によるものだと長年考えられていたそう。確かにこのような宗教画は大抵男性画家のものが多く飾られていますよね。

バルテル・ブライン・ザ・エルダー ヤコブ・オンファリウスの肖像&エリザベス・ベリンハウエンの肖像

この女性の表情が冷たいんですが、実物の絵画はとても美しくて!ミュージアムショップにもポストカードが売っていたくらいです。

アンソニー・ヴァンダイク アンナ・ウェイクの肖像

私の大学時代の同期(日本人)にこの女性にすごく似てる子がいて彼女の美しさを思い出した私にとってのノスタルジックな一枚。

ピーテル・パウルルーベンス ろうそくを持つ老婆と少年

おばあさんの表情が写真のようでろうそくの灯りも熱を感じそうな見惚れる作品。(写真に後ろの照明が写り込んでしまってすみません)

レンブラントの部屋(筆者命名

マウリッツハイスはレンブラント作品がたくさんありました。個人的には黒が多いところと、荒々しいタッチがちょっと怖い感じがするんですが、一度レンブラントの扉を開けたらきっと深みにはまりそうな画家ですよね。

レンブラント テュルプ博士の解剖学講義(写真中央)

レンブラント25歳のときの作品。意外と大きな絵で存在感たっぷりでした。横たわる死体と目線が交わらない聴講者と博士の姿がすごくシュール。

レンブラント シメオンの讃歌

この絵はレンブラントの得意とされる光と闇の対比が効果的に使われていて非常に美しい作品でした。神聖な雰囲気と厳かな空気感が伝わってきます。

展示室15 フェルメール

実はマップの存在に気が付かなくて当てずっぽうに階段を駆け上がり、一番初めに入室したのがたまたま展示室15。心の準備ができぬまま飛び込んだ私はいきなり現れたフェルメール作品に息を呑むことになるのでした。

1660-1661 ヨハネス・フェルメール デルフトの眺望

デルフトの眺望は日本にまだ貸し出されたことがないそうで、私も初めてお目にかかりました。建物群は実際よりも整った形で描かれているそうです。

1653-1654年 フェルメール ディアナとニンフたち

フェルメールの作品の中で唯一ギリシャ神話を主題として描かれた『ディアナとニンフたち』。月の女神がお付きのニンフたちに足を洗ってもらっています。

1665 ヨハネス・フェルメール 真珠の耳飾りの少女

実物は思っていたとおり美しかったです。この絵は肖像画ではなく、トローニーと呼ばれる習作などでよく描かれるジャンルに入るそうです。若い頃はこんなに大きな真珠が存在するんだ!?と思っていましたが、誇張して描かれているのだそう。それにしても髪の毛を一切隠した状態って顔面偏差値高くないと耐えられませんよね〜。美しい。何度も何度もこの部屋に戻ってきては後悔のないように眺めました。展示室15は見回りをする監視員の他に警備員らしき人が常に目を光らせていて怪しいアジア人と思われたかも(苦笑)

フリック・コレクション

私がマウリッツハイスを訪れた際は運良くニューヨークのフリック・コレクション展が開催されており、こちらの作品を含めた10点が2023年1月15日までマウリッツハイスで見られます。

1657年 ヨハネス・フェルメール 士官と笑う娘

まさかもう1点フェルメールを見られるとは思っていなかったので、とてもラッキーな気分!柔らかい光と雰囲気に癒やされます〜。

レンブラント 自画像 フリック・コレクション

レンブラントの自画像は結構大きくて迫力満点!


真珠の耳飾りの少女とマウリッツハイスそしてフェルメール展2023

マウリッツハイス200年の歴史を振り返る壁展示より マウリッツハイスにて

ヨハネス・フェルメールが描いた『真珠の耳飾りの少女』は絵画コレクターでオランダの軍人だったA.A.デ トムという人物に1881年にハーグのオークションで2ギルダー30セント(ギルダーはユーロ以前のオランダ通貨で100セント=1ギルダー)で落札されています。その後彼が1902年に亡くなった後、マウリッツハイス美術館に遺贈されました。(幽霊が運んでます!)

マウリッツハイスでは2012年から約2年の間改修工事が行われ、その間に真珠の耳飾りの少女は一度日本に来ています。しかし、改修工事が終わってからはこの絵画が他の美術館に貸し出されることはほとんどなくなったそう。

しかし!同じ国内オランダのアムステルダム国立美術館では現在史上最大のフェルメール展が企画されています。なんとフェルメールの35作品のうち、28作品(著者調べ)がオランダに集結するまたとない機会なんです。但し、どうやら展示替えも予定されているらしいので全てが同時に見られるわけではなさそう。ということで、会期の2023年2月10日から6月4日は真珠の耳飾りの少女アムステルダムに行けば会えます。マウリッツハイスにはいないのでお気をつけください。

気になる方はぜひアムステルダム国立美術館のサイトをチェックしてみてください↓

Vermeer - Rijksmuseum

 

マウリッツハイスを訪れて

美術館の窓からの景色

ずっと憧れていた真珠の耳飾りの少女を間近で見ることができ、そして、久々に美術館を歩けたことがとても嬉しく、充足感のある訪問となりました。美術館自体も非常に美しく、マウリッツハイスはまさしくオランダの宝だと感じました。

 

ライトアップされたマウリッツハイス

今回15時に予約をして2時間ほど滞在しましたが、外へ出てみるともう真っ暗でした。昼のマウリッツハイスも美しいですが、夜のライトアップも趣があって素敵。

 

オランダを訪れる際にはマウリッツハイスに立ち寄ることをぜひともおすすめします!以上、マウリッツハイス美術館探訪でした。今日もご覧いただきありがとうございました〜!!

 

<参考>

 

IKEAアドベントカレンダー 2022

毎年記録に残していたイケアのアドベントカレンダー、いつもは販売が始まる9月頃早々に手に入れていたのですが、今年は忙しさにかまけてすっかり購入するのを忘れていました。気がついたらアドベントがもうスタートして12月も始まってしまいましたね(汗)

<目次>

IKEAアドベントカレンダー2022

IKEA2022アドベントカレンダー

というわけでこちらが昨日やっと買ってきたアドベントカレンダー。今年は真っ赤な背景に放射状にとんがり帽子の人形たちが配置されています。みんな目を閉じて腰に手を当てていますが、口をすぼめて歌でも歌っているのでしょうか。赤い色で華やかな印象は受けますが、賑やかというよりは落ち着いた雰囲気のデザインだと感じました。

IKEA2022アドベントカレンダー裏面

今年のアドベントカレンダーは使い終わった後に写真右下にあるようなボックスとして利用できる工夫がされています。毎年、年が明けるとゴミ捨て場にはツリーの残骸とともに大量のアドベントカレンダーの抜け殻が捨てられていて、環境問題に敏感なドイツ人が抱える矛盾を見せつけられるんですよね…。ただゴミとなるわけではなく二次利用ができるのは個人的にとても良いと思います!

このアドベントカレンダーの目玉である、最低10ユーロ分の値引きクーポンですが、今年は少し変化がつけられていました。最低5ユーロ分のイケアレストランで使える金券1枚、そして最低5ユーロ分のイケアでのお買い物で使える金券が1枚と、用途に指定が加わりました。勝手な想像ですが、コロナ禍でレストランの売上が減り、それを取り戻したい狙いがあるのかもしれませんね。

 

IKEAアドベントカレンダー金額

扉の中のチョコレート

こちらのカレンダー、最低10ユーロ以上の金券が入って、お値段12.99ユーロでした。日本円換算すると今1ユーロ140円くらいとして1800円くらい…。チョコレートだけで考えると2.99ユーロなので24個で420円弱とすると妥当というところでしょうか。あとは金券がいくら分当たるかどうかですね!

 

ということで、年末ジャンボは買えませんが、毎年IKEAアドベントカレンダーでささやかなクジを楽しんでいます(笑)

気がついたら今回の記事でもう5回目のアドベントカレンダーとなっていました。今までのデザインの中でみなさんはどれが好みですか?

 

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