久しぶりにブログを開きました。最近アマゾンプライムビデオでアメリカのドラマ、ボーンズを観るのにはまり、暇さえあれば視聴していてシーズン5に突入したところ。そして気が付いたらもう10月も半ば。今年ももう残り僅かという事実に驚きを隠せません。
ドラマばかり見ていてはいられないということで、今日は8月に訪れたマヨルカ島のことを記録しておこうと思います。
<目次>
マヨルカ島とは
マヨルカ島は地中海に浮かぶバレアレス諸島のうち最も大きなスペインの島です。ドイツはもちろんイギリスやヨーロッパ諸国から多くの人々が訪れるバカンス地として知られています。1年を通して晴れる日が多く、年間300日とも言われ、療養地としても使われていました。どんよりとした天候が多く寒い国ドイツから見ればまさに楽園。ドレスデン空港からもEurowingsで直行便が発着しており、約2時間半ほどで行くことができるんです。そんなわけで、スペイン語ができなくても、マヨルカ島の大抵の場所で英語もしくはドイツ語が通じます。
マヨルカ島のほとんどの人口は島の首都であるパルマに集中しています。私たちはそのパルマに建築家のアントニ・ガウディが修繕に関わった大聖堂があると知って訪ねてみることにしました。
マヨルカ島で滞在した5つ星ホテル
パルマデマヨルカ空港に到着したら、片道5€のバスに乗ってダウンタウンを目指します。今回滞在したホテルはバスA1ラインに10分ほど乗って「450 Porta des Camp」というバス停で降り、歩いて15分ほどでした。空港が街に近いため、タクシーを拾ったら20€くらいでしょうか。不安だったのでiPhoneのマップでルートを見ながら目的のバス停で降りました。
ちなみにバスについてはこちらのウェブサイトから調べることができます。
Palacio Ca Sa Galesa
住所:Miramar, 8, 07001 Palma de Mallorca, Spain
Hotel Palacio Ca Sa Galesa, Palma de Mallorca | Official website
このホテルにした理由はお目当ての大聖堂が目と鼻の先にあるという素晴らしいロケーション。バカンスシーズンだったので、1泊532€(2023年8月当時のレートだと日本円で8万3千円強)と結構なお値段でしたが、ほかにお金の使い道もないし(悲)、たまには5つ星ホテルに泊まってみようと思い、奮発しました!
ウェルカムドリンク
8月のマヨルカ島はとてもあたたかくて湿度もあり、バス停から15分ほど歩いた私たちはホテルに着いたときに汗だくでした。ということで、チェックインの手続きで通されたテーブルでコーラをいただきながら休憩。へとへとだったので冷たいコーラは身体に染みわたりました。ウェルカムドリンクは無料で提供されます。
お部屋 Vivaldi
到着が夜だったので、暗い写真で見えづらいかもしれませんが、こちらが宿泊したお部屋です。
床が美しいヘリンボーンの組木になっているのが特徴的なVivaldi。天井が高く、シックで落ち着いた雰囲気です。
部屋の入口には大きなランプ。きのこのような形で可愛らしい。奥に備えてあるバスケットバッグにはタオルが入っていて、スパへ行くときに持っていけます。
部屋の入口入って右手には大きなクローゼットがあります。今回3泊しましたが、1週間くらいの荷物を入れても十分余裕があるような大きさ。余談ですが、女性用のバスローブは丈がマイクロミニでスパに行くときちょっと焦りました(笑)
棚の中にはセーフティボックス、ミニバーと冷蔵庫が備わっています。
空港に到着したのが夜9時半頃だったため、なにも飲み物を持ってきていなかった私たちは炭酸水をここから1本利用しました。宿泊代はチェックイン時に支払い、飲み物代は観光税と一緒にチェックアウトの際に支払います。
おつまみ類はテレビの下にある収納のグラスの横に備えられています。こちらも有料です。
お茶のセットもテレビの下に収納されています。おそろいの柄がとっても素敵でした。
写真がありませんが、コーヒーマシンはテレビの横に置いてありました。
コンパクトなドレッサー兼文机。家具類はシンプルで機能性が高いのにおしゃれ!
このお部屋にベランダはありませんが、この部分はテラスのようになっています。空調のきいた部屋の中でテラスにいる気分が味わえます。撮影したのが夜なのでカーテンを引いていますが、窓の外には小路の往来が見えます。
続いてはバスルームです。手洗い場が2つあるのですが、タオルかけが手前にしかないので、バスケットバッグが置いてあった台をこちらまで持ってきてタオルや脱衣置きとして使いました。
ランプのかさの模様がとってもきれいでした!調度品一つ一つにこだわりを感じます。
我が家がホテルに泊まるとき絶対外せないバスタブ。バスタブがある部屋ってヨーロッパだと結構限られてしまうので、予約するときは必ずあるかどうか十分にチェックします(笑)
白いタイルと照明が美しいシャワールーム。こちらもシンプルでシックな雰囲気です。
アメニティ
Prijaは1995年にできたイタリアのGFLコスメティクスという会社が販売しているラインです。環境に配慮した製品がコンセプトで、ラグジュアリーな見た目と香りが魅力です。
バスタブにはボディクリーム、マッサージクリーム、コンディショナー、シャンプー、ボディソープの小瓶が置いてありました。
エコでシンプルな包装に包まれたアメニティたち。
ヨーロッパのホテルでこんなにアメニティが置いてあることは珍しいのですが、さすがは5つ星ホテル。歯ブラシもちゃんと置いてありました。小さい箱はデンタルフロスです。歯磨き粉はイタリアのマルヴィス。可愛らしいサイズですね。日本でも人気のマルヴィスですが、気になる方はアマゾンで購入できるのでぜひチェックしてみてください。
スパ体験
このホテルにはドライサウナ、スチームサウナ、そして水風呂(小さいプール)が備わっており、フロントで予約をしてその時間貸切って使うことができます。貸し切りということで写真を撮影してきました。
ヨーロッパのスパ(サウナ)を体験するのは初めてだったので、フロントスタッフにどういう格好でいけばよいか聞くと、貸し切りなので部屋からは裸にバスローブを羽織って移動しても問題ないとの返答。部屋にあったバスケットにタオルを持ってバスローブを羽織ってきましたが、ここにもたくさん替えのタオルなどが置いてありました。スタッフの方がお水が必要か聞いてくれたので2本頼みました(1本750ミリリットルで3€:約470円)
シャワーは3種類あって、石鹸水のようなものが噴射されるものがあり、とにかくすべて水圧が強く、かつ浴びはじめが冷たく、落ち着いて浴びるようなタイプではありませんでした(笑)使い方が合っているのかよくわかりませんでしたが、初めてのスパ体験はとても楽しかったです。
ルーフトップ
ホテルには屋上テラスがあり、宿泊者は自由に出入りすることができます。写真は2日目の朝に撮影したものです。朝食が8時半からだったので、朝ごはんの前に屋上へ上り、朝日が昇るのを見上げました。
周りを見渡しても私たち以外に外に出ている人の姿は見えず、とても静かな場所でした。
そしてご近所の大聖堂も屋上から見ることができるんです!到着した翌日の朝しか屋上へ行く時間が取れませんでしたが、機会があったらもっと滞在したいと思わせる素敵な空間でした。
朝食会場
私たちが宿泊した部屋は廊下ではなくこの広間に面しています。ほんの数歩で朝食会場へ行くことができたので非常に便利でした。写真の右手、灯りが漏れている部屋へ進みます。
きらびやかな美しい部屋です。もちろんここで朝食をとることもできますが、この部屋から奥に見えている中庭へ出てみます。
初日は中庭で朝食をいただくことにしました。右の入口はキッチンにつながっています。私たちが座った席はこちら。
柄のタイルがエキゾチックな雰囲気。
2日目は別のお部屋で朝食をいただきました。
どこのお部屋も調度品が凝っていて、ただゴージャスというわけではないおしゃれな雰囲気がありました。
朝食メニュー
こちらのホテルは朝8時半から朝食をいただくことができます。ブッフェスタイルではなく、メニューから好きなものを注文します。
写真に写っているものは全て注文せずとも運ばれてくる共通のセットで、朝食に含まれています。
ここからは私たちが2日間で頼んだものを紹介します。
卵料理
トースト
注文して選んでから熱々のお皿をサーブしていただけるのはとても贅沢に感じました。全部美味しかったですが、特に白身魚のオープンサンドとトマトのジュレが絶品でした。
早朝フライト 朝食代わりの果物
最終日の朝は早朝出発だったので、前日の夜に観光税やお水代の清算を済ませたのですが、その際に朝食代わりにコーヒーと果物を朝持たせてくれるとオファーいただき、ありがたくお願いしました。
本当は最後までホテルの朝食を堪能したかったのが本音ですが、タクシーを前日にお願いして果物とコーヒーを受け取って5時過ぎにホテルを出発しました。
Palacio Ca Sa Galesaに滞在して
おすすめポイント
- 観光がしやすく、なおかつ夜は静かなロケーション
- 美味しい朝食
- 貸し切りサウナ
- フレンドリーなスタッフ
- 美しいインテリア
- 一番近いビーチまで自転車で10分ほど
- 大聖堂は徒歩2分ほど
今まで私が宿泊したホテルの中では最高峰にお値段が張るお宿でしたが、夫は非常に喜んでくれ、私も大満足でした。16世紀の建物を利用して運営されているこのホテルは佇まいから内装までとても落ち着いていて非常にリラックスできる雰囲気を醸し出しています。ビーチに行きたいとフロントスタッフに伝えると、レンタサイクルの場所を教えてくれて、自転車ですぐにビーチまで行けたのも便利でした。実はチェックアウトの際に部屋の鍵を返しそびれてドレスデンに帰ってから郵送で返却するというハプニングがありました。Booking.com経由でホテルとメッセージのやり取りをした際、焦った私に対して心配いらないから家に着いてから送ってもらえればいいとメッセージをもらい、落ち着くことができました。
インターネット
1点だけ困ったのは宿泊した部屋Vivaldiではインターネットが2日目から使えなかったこと。広間や屋上、フロントなどでは問題なく使えたのですが、部屋では使えませんでした。建物の構造上の問題なのかもしれません。私たちは3泊のみだったので、それほど深刻な悩みではありませんでしたが、1週間くらい宿泊するとなるとちょっと不便かと。一度フロントに相談した際は、またつながらなくなったときは別の方法を考えると言ってくれたので、もしかしたら対処方法がまだ残されていたかもしれませんが、マヨルカ島にはバカンスに来たので、ドレスデンにいるときと同じことをしていてももったいない!ということで、私たちはネットを早々にあきらめてなるべく外で散歩したりビーチに行ったりして過ごしました。
まとめ
こちらのホテルは12部屋のみなので、Vivaldiに当たった場合はインターネットの不通がもしかしたらあるかもしれません。ただ、広間や朝食会場は問題なくWi-Fiが使えたので、部屋でお仕事をする必要がある人にはおすすめできませんが、バカンス滞在にはぴったりのホテルだと思います。
マヨルカ島は全体的にみんなのんびりしていて、ドイツ人の楽園と呼ばれているのもわかる気がしました。ぜひスペインに行く機会があれば、マヨルカ島にも足を伸ばしてみてください。